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レビュー

「iPhone」でmoワンセグを再生できるようにする外付チューナー

iPhoneでもワンセグ! 新「ちょいテレi」はどこが変わった?

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

スマートフォンの圧倒的王者として高い人気を誇るアップル「iPhone」シリーズ。人気の理由は「洗練されたシンプルさ」にあるとされているが、それゆえにばっさりとカットされてしまっている機能も少なくない。国産ケータイ独自の機能である「ワンセグ」もその1つだ。

そんな中、人気を博していたのが、バッファローの「iPhone」用の外付けワンセグチューナー「ちょいテレi」(2010年12月発売)。本体下部のDock端子に装着することで「iPhone」や「iPad」でもワンセグを見られるようにしてくれる周辺機器だ。

その「ちょいテレi」が、この春に第2世代モデル(「DH-MONE/IP」)となった。ここではその進化を検証する。

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内蔵バッテリーを廃止することで劇的に小型化したボディ

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新「ちょいテレi」最大の進化点はずばり小型化したこと。従来モデルでは「iPhone」周辺機器としてかなり大きめのサイズだったのだが、新「ちょいテレi」では、体積、重量ともに半分以下になっている。ただし、小型化したことによって従来モデルで内蔵されていたバッテリーが省略されたことには注意しておきたい。

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

サイズ比較
目に見えて小さくなった本体(上が新モデル)。アンテナ部分はソフト素材になっているため、携帯時は丸めて小さくしてしまえる

重量実測
カタログスペックで8g。実際に計測してみたところ7gだった。従来モデル(カタログスペック:20g)と比べて半分以下になっている

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

ループアンテナ
ソフト素材を採用したループアンテナ。ストラップのようにも見えるが、そういった用途は推奨されていない(ちぎれる可能性が高い)

スルー充電端子
底面にmicroUSB端子を用意。ここから付属ケーブルを使って「iPhone」の充電が行えるようになっている

バッテリー非内蔵となったことで長時間の視聴が難しくなった点は気になるものの、そもそも従来モデルの内蔵バッテリーは350mAh程度のサイズ(「iPhone」内蔵バッテリーは1420mAh)しかなかった。長時間利用するのであれば、どちらにせよ外付けバッテリーなどを導入するべきだろう。

なお、それ以外の点では従来「ちょいテレi」(販売終了)と同仕様。すでに従来モデルを持っているという人には悩ましいところだろう。

iPhoneらしくシンプルに洗練されたインターフェイス

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「ちょいテレi」を利用するためには、あらかじめ「iPhone」側に専用アプリをダウンロードしておく必要がある。専用アプリ「ちょいテレi」は、PC向け「iTunes」の「App Store」か、iPhoneの「App Store」アプリから入手可能だ。もちろん無料。

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

DL画面
「ちょいテレi」は「iPhone」「iPad」共通アプリで提供されている。1つダウンロードしておけば、どちらのハードでも利用可能だ。OSは4.0以降が必要

アプリさえダウンロードしてしまえば後は簡単。「ちょいテレi」を本体下部のDock端子に接続し、「ちょいテレi」アプリを起動するだけだ。最初の起動のみアンテナ設定が必要となるが(このあたりはガラケーのワンセグ機能と同様)、それさえ済ませてしまえば、後は起動するだけでワンセグを見られるようになる。

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

起動直後画面
画面は上半分に映像が、下半分にチャンネルリストが表示される2ペイン方式。受信感度は画面右下に表示される

字幕
画面下部の「字幕」ボタンをタップすると字幕表示が可能に。音声が聞き取りにくい場所、あるいは音を鳴らせない場所などで重宝する。ガラケー時代のワンセグケータイと比べ、簡単に切り替えられるのが◎だ

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

音量調整
音量調整をタップ操作で行なうことも可能。ただし、側面ボリュームスイッチから行なったほうが速いので、いまいち必要性を感じにくかった

番組解説
チャンネルリスト右端の「>」ボタンをタップすると放送中番組の解説を確認できる。表示を下にスクロールさせていけば、以降に放送される番組の内容も表示可能

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

録画
画面左下の赤いボタンをタップすると録画開始。録画した番組はチャンネルリストを「ビデオ」に切り替えることで視聴できる

横向き
画面を横に傾けると表示も横向きに。映像表示は小さくなってしまうが、チャンネルリスト、番組解説を同時に表示できる3ペイン表示が便利だ

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

全画面表
横表示時に映像部分をタップすると映像が画面一杯に伸長される。なるべく大きな画面で見たいという場合はこのモードがよいだろう

と、このように、基本的な機能にはなんら不足なし。スマートフォンならではの操作感で全体的にガラケーよりも使いやすくなっている点が好印象だった。

なお「iPad」での利用時は、大画面を生かしたより情報量の多いユーザーインターフェイスを利用可能。中でもWebブラウザを利用しながらワンセグを楽しめる機能がユニークだ。

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

iPad
縦表示時でも、映像、チャンネルリスト、番組解説を表示。ただし、ワンセグをここまで大画面で表示すると画面のアラがかなり目立つ

Webブラウザ
「iPad」版最大の特徴がこのWebブラウザ同時利用。 画面の上部に映像とチャンネルボタンが、下部にWebブラウザが配置される。テレビを見ながらの情報収集や、SNS利用時など、さまざまな活用法ができそう

そして、そのうえでスマートフォンならではの機能も用意。7月中旬に行われた「ちょいテレi」アプリアップデートで追加された「タイムシフト」機能について解説したい。

これは、現在視聴中の番組を背面で自動的に録画しておき、視聴者が好きな時にこれを巻き戻して再生できるようにするというもの。録画テレビなどではおなじみの機能だが、iPhoneでもこれを利用可能になった。目を離したすきに流れてしまった決定的瞬間や、もう一度見たいシーンなどを再確認できる。

バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」 バッファロー「ちょいテレi DH-MONE/IP」

タイムシフト
画面左下の時計マークをタップするとタイムシフトのバーが表示される。 あとはこれをスライドさせるだけで最大3時間まで(ただし表示させていたことが前提)シーンをさかのぼることができる

全画面時
全画面表示時は画面をダブルタップすることでタイムシフトのバーが表示される

ほかの機能同様、簡単な操作で利用できる点がうれしい。全体的にアプリの完成度が非常に高いと感じさせられた。現在、多くの機器でワンセグ視聴が可能だが、こと「使い勝手」という点ではトップレベルの内容だろう。

まとめ

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昨年の震災以降、ワンセグの実用性が大きく見直されつつある。 そんな中、今後も公式対応が期待できそうにない「iPhone」でワンセグを見られる意義は大きい。国内A&Vメーカー製ワンセグスマホのような高画質化機能などは用意されていないものの、 そもそもワンセグの画質でそんな機能は不要だろう。それよりもシンプルで分かりやすい使い勝手のよさを評価したい。

ただし、ループアンテナの受信性能はやや残念なレベル。屋外や窓際などでは問題なく利用できたものの、奥まった場所ではやや受信感度が低下してしまった。このあたりは他社製ワンセグスマホなどよりも劣っている点だ。

その点を許容できるのであれば、本製品はよい選択肢となるはず。10gを切る小型ボディなので、カバンの中に入れておいても邪魔にならない。手軽に「iPhone」でワンセグを楽しみたいという人に試してみてほしい。

ライター/山下達也(ジアスワークス)

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