大人気の高級扇風機「Green fan」に、ミニモデルが出た!
(2012年5月15日掲載)

2011年11月2日掲載
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Webブラウジングやメールの送受信など、ライトな作業をタッチ操作で手軽に行えるようにしてくれるタブレット端末が人気だ。特にスマートフォンでおなじみのAndroidを採用した「Androidタブレット」は、ブームの仕掛け人である「iPad」シリーズと並ぶ人気を博している。
その中でも、特に話題性でリードしているのがソニー「Sony Tablet」。ホームAVに特化したSシリーズと、リアルモバイルなPシリーズの2モデル構成となっており、用途によって選べるようになっている。今回は、それら2モデルを比較しつつ、その実力を検証したい。
ハードウェアに関しては、まず「形状」から確認していこう。Sシリーズは一見すると、一般的な一枚板形状に見えるが、横方向から見てみると、奥から手前に向かってすぼんでいく「くさび型」形状になっていることがわかる。
ソニーがSシリーズをこのような形状にしたのにはもちろん意味がある。こうすることによって、持ちやすくなるからだ。画面を横向きにして持つ際は、ずり落ちようとする力と後ろに倒れようとする力が指の上で均衡するため、小さな力で本体を固定できる。
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そもそも598g(Wi-Fiモデルの場合)と、同クラス製品と比べて軽いのだが、それ以上に軽く感じる。長時間利用時の快適さが際立つ |
縦持ち時は重心が手元に来るため、やはり持ちやすい。握る部分に厚みがあることも◎。最近流行りのスリムモデルと比べて格段に疲れにくかった |
対するPシリーズは、Androidタブレットとしては初となる折りたたみ形状を採用。5.5型のディスプレイ(1024×480ドット)を2枚合わせることで、実質7型クラスの大画面表示を実現している(ちなみにSシリーズは1280×800ドットの9.4型ディスプレイ)。重さも372gとSシリーズよりもさらに軽い。
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一部のソニー製アプリは2画面に最適化されている。たとえば「ギャラリー」では、上画面で中身を、下画面でそのほかの写真リストや、GPSで取得した撮影地地図を表示するようになっている。情報が分割されて、むしろ見やすくなった |
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そのほか、ディスプレイ以外の基本スペックに関しては、多くの点で同等。プロセッサには他社製タブレットでも採用事例の多い高速チップセット「Tegra 2(1GHz)」を、メインメモリも1GBと十分な量を搭載している。リアカメラはソニー製の有効500万画素CMOSカメラを、フロントカメラは有効30万画素のCMOSカメラとなっている。
ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/n方式のWi-Fi(無線LAN)に対応するほか、Bluetooth 2.1+EDRにも対応。GPS機能も搭載している。OSは、タブレット用に最適化されたAndroid 3.2だ(Wi-Fiモデルは購入後のアップデートで対応)。ちなみにSシリーズはWi-Fiモデル(内蔵ストレージ=16GB、または32GB)と3G+Wi-Fiモデル(内蔵ストレージ=16GB)を用意、Pシリーズは3G+Wi-Fiモデル(内蔵ストレージ=4GB)のみとなっている。
その上で、ホームAV指向のSシリーズは、スピーカーがステレオになっているほか、各種AV機器を操作するための赤外線ポートなどといったPシリーズにない美点を備える。側面USBポートもSシリーズのみが「ホスト」対応(接続した機器をSony Tablet側から操作できる)となっている。
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対してPシリーズの美点として挙げられるのがバッテリー交換に対応していること。 なお、2012年3月31日までにPシリーズを購入し「製品登録」をした上で応募すると、もれなく予備バッテリーがもらえるキャンペーンを実施中。詳細は公式サイト(外部)を参照のこと |
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前段では「Sony Tablet」のハードウェアについて解説したが、実は「Sony Tablet」の神髄はソフトウェアにこそ存在する。「Sony Tablet」では、OSに他社製品と同じく、タブレットに最適化されたAndroid 3.xを採用しているのだが、これをソニー流に大きくアレンジし、より一層使いやすくしているのだ。
まず、利用頻度が最も高くなると目されるWebブラウザー機能「ブラウザー」が超高速化されていることに注目。ソニー独自の「クイックビュー」技術を付与することで、同クラスのタブレットと比べて明らかに高速な表示を実現している。
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「ブラウザー」は、表示再現性も極めて高い。複数ページを切り替えて利用できる、タブブラウジングにも対応している |
もちろん、Flashコンテンツの表示にも対応。「ニコニコ動画」などといったFlashを駆使したサイトもそのまま利用できる |
「メール」アプリも、Android標準メーラーでは非対応の並び替えに対応するなど高機能。「ブラウザー」と合わせて、PC顔負けのインターネット活用を実現させてくれる。
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Pシリーズでは、3ペイン表示にも対応。ほかのタブレットやスマートフォンなどのモバイル機器で3ペイン表示に対応するものは、ほかに例がない |
オリジナルアプリ「Favorites」は、コンテンツ(動画、静止画、音楽など)を軸にしたランチャー。画面に表示されたお気に入りコンテンツや、おすすめ関連コンテンツをタップすることで、アプリを起動できる |
アプリを選択する「アプリランチャー」機能も気が利いている。Android標準のアプリランチャーでは、自動的にアプリがA to Z順に並び替えられるのだが、「Sony Tablet」では、これをインストールした順に並び替えたり、自由な配置にカスタマイズしたりできるのだ。これが、いかに便利かは、Android端末利用経験者なら分かってもらえるはず。
もちろん、ここまでで挙げたものは、あくまで一例。ソニー曰く、ほぼすべてのアプリに何らかの手が入っているとのこと。これまでAndroidを使ったことのある人なら、細かなイライラが片っ端から解消されていることに気がつくだろう。
なお、そうなると心配になるのが、将来的なOSアップデートへの追随性だ。かつてソニーは、グループ企業であるソニー・エリクソンが初代「Xperia」でOSを徹底的に独自拡張し、後のアップデートに苦戦したという苦い記憶がある。
しかし、「Sony Tablet」では、すべての改善を、OSの表層部分に相当するアプリやライブラリの機能追加、または差し替えで行ない、OS深層部分にはほとんど手を入れていない。従って、既に足音の聞こえてきている次世代OS「Android 4.0」にも、さほど時間をかけずに対応できるはずだ。この点も、「Sony Tablet」の美点と言えるだろう。
そして、その上で、先進的なコンテンツ配信サービスも大充実。ソニー製品向けに提供されている映画配信サービス「Video Unlimited」のほか、電子書店「Reader Store」が対応済み。映画や本を、「Sony Tablet」で買って、読める。なお、日本での開始時期は未定だが、海外では音楽配信サービス「Music Unlimited」もスタートしている。
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「Video Unlimited」では、邦画/洋画のほか、海外ドラマやアニメ作品なども配信中。見たいコンテンツをレンタルして楽しめる |
「Reader Store」は、電子書籍リーダー「Sony Reader」向けに提供されているものと同じ。書籍からコミック、雑誌、絵本などまで、約3万点の蔵書を誇る |
また、タブレットとして初めて「PlayStation Certified」にも準拠(Androidケータイを含めても、国内2番目の対応)。「PlayStation Store」にアクセスして、PlayStation時代の名作ゲームをダウンロード購入して楽しむことができる。
記事執筆時点ではまだサービスが開始されていなかったため(10月28日にサービス開始)、ストアの使い勝手を確認することはできなかったのだが、「Sony Tablet」には、ゴルフゲームの大傑作「みんなのGOLF2」がプリインストールされており、そちらをプレイすることができた。
正直なところ、これでアクションゲームはかなり厳しいという印象。操作の遅延(ボタンを押してから反応するまでのタイムラグ)もわかるほど大きいので、シビアなボタンタイミングが求められる作品は避けた方が無難だろう。ただし、非アクション系のパズルゲームやRPGなどなら、何ら問題なさそう。従来のタブレット向けゲームとは段違いのクオリティを誇るゲームを満喫できるメリットはとても大きい。なお、配信されているPlayStationゲームは開始時点で18本。すべて600円で購入できる。
ハードからソフト、サービスに至るまで、徹底的に作り込まれた「Sony Tablet」。ハードウェアスペック面では、既にこれを上回る製品も登場しているが、この類の製品をスペックで選ぶのはもはやナンセンス。トータルな利用感で選ぶようにすべきだろう。そして、その点で「Sony Tablet」はほかのAndroidタブレットを大きくリードしているように感じた。特にWebブラウザーの体感速度は、タブレット史上最速の水準。キビキビとした動作でWebブラウジングを楽しめる。
何より、ソニーらしい細かな使い勝手の改善が◎。一度、これに慣れてしまうと、ほかのAndroidタブレットは使えなくなってしまうのではないだろうか。買ってからでないとわからない点をしっかりと作り込んできたソニーの姿勢は高く評価したい。
ただしひとつだけ、とても気になったのがバッテリーの持ち。本来はスリープ状態で2週間程度持つ(Sシリーズの場合)はずなのだが、実際には約1日の放置でバッテリーが切れてしまう。調べたところ、一部のアプリがスリープ移行を阻害し、バッテリーを消費し続けてしまうということらしい。11月1日現在、この問題は解決されていない。これについては早急な解決を望みたいところだ。
その点さえ解消されれば(過去のソニーの実績からすれば、そう遠くないうちに改善されるはず)、これほど使い勝手の良いAndroidタブレットは存在しない。PCの置かれたデスクから離れ、リビングやベッドルーム、そして屋外などでインターネットを“快適に”楽しみたいという人にいち押しだ。家庭内で楽しむならSシリーズが、積極的に屋外へ持ち出すのならPシリーズがよいだろう。
ライター/山下達也(ジアスワークス)
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※価格.com最安価格は2011年11月2日現在のものです