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レビュー

「スマートハウス調査団が行く!」第1弾は、パナホームのスマートハウス

“光熱費&CO2ゼロ”の街「スマートシティ堺・初芝」を調査

最近、いろいろなメディアで目にすることが多くなった「スマートハウス」。先の大震災以降、エネルギー問題をより身近に感じるようになった今、住宅の電力を自給自足できるスマートハウスが大きな注目を集めているのだ。とはいえ、このスマートハウス、いったいどうやって電力を自給するのか? 具体的なメリットは? 電気はどの程度貯められるの? など、よくわからない点も多い。そこで「価格.comマガジン forウーマン」のスタッフが全国各地のスマートハウスに潜入し、「スマートハウスに住むと生活がどう変わるのか」をレポートする!

「スマートハウス調査団」メンバー

名前 価格.comマガジン編集部/
YZF-MIYU1
趣味 写真・バイク・家電レビュー
住居 数年前にマンション購入

最新住宅事情にくわしいスマイティ(カカクコム)編集部/S氏を助っ人に、スマートハウスの現状を徹底調査。わかりやすくレポートします!

名前 スマイティ編集部/
S氏
趣味 ドライブ・映画鑑賞・カフェ探し
住居 新築物件購入検討中

自分の目で見て体感して、スマートハウスの実態をユーザー目線でお届けします! 各ハウスメーカーの特色があるので、楽しみです!

街まるごと“電気代ゼロ”“CO2ゼロ”!
パナホームが展開するスマートハウスの街「スマートシティ」を調査!

価格.comマガジンforウーマン

今回、我々「スマートハウス調査団」が潜入調査するのは、パナホームが開発を進める一戸建ての大型分譲団地「スマートシティ堺・初芝」(堺市東区)だ。 “街全体でネットゼロエネルギーとCO2のプラスマイナスゼロを実現”を掲げる「スマートシティ堺・初芝」は、全戸に太陽光発電システムと家庭用燃料電池「エネファーム」を採用する“スマートハウスの街”なのである(現在、第3期分の入居を開始。住宅58戸を建設予定)。“ネットゼロエネルギー”とは、年間を通して消費するエネルギーと創るエネルギーが差し引きゼロになる状態のこと。また、“CO2プラスマイナスゼロ”は、年間のCO2排出量とCO2削減量が同じになることを言う。

「スマートシティ堺・初芝」は、“スマートハウス”“街並み設計”“タウンマネジメント”の3つをコンセプトにした街。大阪府堺市の南海電鉄高野線「初芝駅」から徒歩9分。潜入日はかなり日差しの強い日だったが、坂道もなく快適アクセス!

潜入の前に、ちょっとお勉強! そもそも「スマートハウス」って何?

「そもそも、スマートハウスって、それを名乗るための定義はあるのですか? オール電化住宅と何が違うんですか? 私の家も光熱費ゼロでCO2を出さなければスマートハウスってことですか? 頑張って省エネしてれば私もスマートですか?」

「え……。それはちょっと違うな……。」

と、いうわけで、潜入の前に、肝心の「スマートハウス」についてもう少し解説しておこう。電力を自給自足できる住宅がスマートハウスだというのも正解ではあるが、単純にそれだけではない。スマートハウスの“スマート”は、スマートフォンのスマートと同じ「賢い」という意味。スマートハウスとは、家庭でエネルギーを作る「創エネ」や、エネルギーを貯める「蓄エネ」、エネルギーの消費を抑える「省エネ」を、「HEMS(Home Energy Management System/ヘムス)」というシステムで統合管理し、それにより、効率よくエネルギーを活用する“賢い住宅”のことを言うのである。

となると、次に気になるのがその「HEMS」とやら。実は、これがなくてはスマートハウスとは言えない、というより、むしろ、HEMSあってのスマートハウスといったほうがいいだろう。HEMSはひと言で言うと、センサーやITの技術を活用して住宅のエネルギー管理を行うシステムということになるのだが、それが“見える化”されているのが大きなポイントなのだ。

「スマートシティ堺・初芝」では、エネルギーを“見える化”するHEMSの「ECOマネシステム」(パナソニック)を全戸に設置。わかりにくいエネルギーの需給の様子をアニメーションやグラフでわかりやすく表してくれる。テレビの画面やスマートフォンなどに表示することも可能だ

住宅には、電気やガス、水道というライフラインが入り、これにより生活するためのさまざまな設備や家電が稼働する。HEMSによってこういった家庭内のエネルギーの需給の様子が目に見えてわかれば、より具体的な省エネ対策のポイントが見えるようになる。また、発電・蓄電の様子も数値でわかるので、停電や災害といった“万が一”の際にも慌てず対応できる。スマートハウスなら、エネルギーに対しての安心感も得ることができるというわけだ。

“W発電”と“蓄電”で地球にもおサイフにやさしい!

スマートハウスの特徴がわかったら、いよいよ「スマートシティ堺・初芝」をレポート。「スマートシティ堺・初芝」では、全戸でスマートハウス「スマート・パナホーム」(パナソニック)を展開。心地よく暮らしながらも無理なく節電でき、エネルギー自立もできる、安全・安心なスマートハウスと、その街・スマートシティの“スマートなポイント”を紹介していこう。

・「太陽光発電」と「エネファーム」の“W発電”

まず目に付くのが全住宅に設置されている「太陽光発電システム」(写真左)と、都市ガスから取り出した水素と、空気中の酸素を反応させて発電する「エネファーム」(写真右)。この太陽光発電とエネファームのW発電により、CO2排出を約63%削減し、さらに、建物の省エネ性能を高めていることで(後述)、新省エネ基準レベルの住宅(1990年代)に比べ、エネルギー消費を約56%削減できるという

・発電&蓄電&使用したエネルギーが見られる!

W発電の様子やエネルギー消費の“見える化”を実現するモニター「ECOマネシステム」(パナソニック)を全戸に装備。家庭で発電・使用するエネルギー量や水道水の使用量を細かくモニタリングできることで、省エネにもつながる。ちなみに、室内すべての照明は、消費電力が少なく長寿命な「LED照明」を採用

・こんなトコロからあんなトコロまで! 標準装備の“省エネ”&“エコ”

それぞれの部屋へ電気を分けている分電盤。細かく分かれているので、家庭内の各所で使われている電気をチェックできて便利

廊下や階段の灯りは人感センサーに対応しているものが多く、ありがちな“誰もいないのにつけっぱなし”を防ぐことができる。中でも、階段の壁に設置されている照明は秀逸。人感センサーを搭載し、自動的に照明をオン/オフしてくれるのはもちろん、充電・着脱式になっているので、非常時に懐中電灯として使うこともできる。ナイスアイデア!

電気自動車充電用の屋外コンセントや、雨水を溜めるタンクも備える。雨水は、住宅に取り付けられた雨どいをつたって集められたもの。庭や植木などの毎日の水やりに使えるほか、緊急時にも役立つ

スマイティS氏の「ココが◎!」

分譲住宅に、はじめから「太陽光発電システム」と「エネファーム」が標準で搭載されているのはポイントが高いですね。災害時に対する備えや省エネでエコで快適な暮らしを追及することは、住宅選びの1つの指標にもなっています。太陽光から電気を生み出し、電力が余ったら、自動的に電力会社に売電されるという仕組みがあるということがはじめからあることがうれしいですね。「創エネと省エネ」で光熱費を大幅に節約できる暮らしがスマートハウスの魅力の1つでもあります。

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