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レビュー

スイッチ入れたらお任せ!好みの固さのゆで卵やポーチドエッグが手軽に作れる

“ゆで卵専用家電”ってアリ?「ビタントニオ エッグボイラー」

ビタントニオ「VEB-7」

ゆで卵といえば、朝食やお弁当のおかずにはもちろん、サンドイッチの具に、サラダのトッピングに、タルタルソースの素材にと、実に使い勝手のよい食材である。「ほぼ毎朝のように卵をゆでている」という家庭も、けっこう多いのではないだろうか。だが、ゆで卵というのは簡単なようでいて、実はなかなか手間のかかるもの。黄身の固さも固ゆで、半熟、トロトロと人によって好みが分かれるし、最低でも10〜15分程度は火にかけるので、その間、コンロを一口占領することになる。朝の忙しい時間帯、もっと効率よくゆで卵を作れたらいいのに……と思ったことがある方にうってつけなのが、ビタントニオの「エッグボイラー VEB-7」(三栄コーポレーション)だ。スイッチ1つでゆで卵だけでなく、ポーチドエッグも作れるこの製品、さっそく使い勝手を検証してみることにしよう。

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銀色の卵形カバーが印象的なゆで卵製造機

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ビタントニオは、家具や家庭用品、副食雑貨などを取り扱う商社である三栄コーポレーションのオリジナル家電ブランドだ。ここのラインナップには、見た目もスタイリッシュで個性的な製品が多いのだが、中でもユニークなのがこの「エッグボイラー VEB-7」である。黒の本体に銀色の丸形カバーがかぶさった形状は、まさに「卵」のイメージそのもの。本体には銀色のプレート(受け皿)が取り付けられており、そこに少量の水を入れてクッキングラック(卵置き)を乗せ、卵をセットしたら銀色のカバーをかぶせて、電源スイッチを入れる。するとプレートが熱せられて中の水が蒸発し、その蒸気で卵が蒸し上げられる。水の量を卵の数とゆで加減に応じて調整すれば、好みの固さになったところで水がすべて蒸発し、ブザーが鳴ってスイッチが切れるという仕組みだ。
さらに、クッキングラックの上にポーチドエッグ専用トレイを乗せれば、「ゆで目玉焼き」のようなポーチドエッグも、これまた手軽に作ることができる。ゆで卵は7個まで、ポーチドエッグは3個まで、それぞれ同時に調理できるので、サンドイッチなどで大量のゆで卵が必要な時も作業は1回で済み、使い勝手は上々である。

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

本機にはゆで卵用のクッキングラックのほか、ポーチドエッグ用の専用トレイも用意されている。プレートに入れる水の量を量るための専用ビーカーも付属する

電源スイッチはシンプルに「ON/OFF」を切り替えるレバーのみ

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

電源コードは本体の底に巻き付けられるので、収納時はもちろん、コンセントに近いところに本機を置いた時にもジャマにならない

専用ビーカーには目盛りが刻まれており、卵の個数と好みの固さに適した水分量が一目でわかるようになっている。HARDは固ゆで、MEDIUMは半熟(黄身の中心部が少し生っぽい状態)、SOFTは黄身が固まらずトロトロな状態になる

ほったらかしで好みの固さに仕上がる

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では、さっそく卵をゆでてみよう……と思ったら、まずは卵を冷蔵庫から出しておかなくてはならない。卵が冷たいままだと、規定量の水では好みの固さに仕上がらない可能性があるからだ。卵を冷蔵庫から取り出して放置し、触ってみて冷たく感じないくらいになったら、いよいよ調理スタートである。

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

まず、ビーカーで水を量ってプレートに入れる。今回は「卵1個、固ゆで」を選択

続いて殻のひび割れを防ぐため、卵に小さな穴を開ける。ビーカーの底には穴開け用の針が付いているので、そこに卵のお尻(大きい側)を押しつけて、ぎりぎりとこじ開ければOKだ

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

穴の直径は1mm弱といったところ。針を刺した瞬間に殻が割れてぐっちゃり、なんてことはまずないので、あまり慎重にならなくても大丈夫

穴を開けたほうを下にしてクッキングラックにセット。あとはカバーをかぶせてスイッチを入れれば準備完了だ

卵をゆでるのにかかる時間は、個数にもよるがHARDで15〜19分、MEDIUMで9〜12分、SOFTで5〜8分といったところ。その間、黄身が偏らないように鍋の中をかき回したり、火加減を確認したりする必要はなく、ブザーで呼ばれるまでほったらかしておけばよい。忙しい朝などには、誠にありがたいことである。

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

プレート内の水がすべて蒸発するとブザーが鳴り、調理終了。スイッチをオフにしてカバーを開けたら、卵を取り出して水に浸し、冷ましてから殻をむく

左上から時計回りにHARD、MEDIUM、SOFTの仕上がり。SOFTは白身部分はきちんと固まっているのだが、HARDに比べると少々柔らかめなので、殻をむく時に上下の部分が殻と一緒にはがれ、少々不格好になってしまった次第(汗)

写真を見ていただければわかるとおり、それぞれのゆで卵は見事に「指定通り」の仕上がりとなっている。鍋でゆでる場合は、しっかりと時間を計らないとなかなか思い通りの固さにはならないので、ほったらかしでジャストな仕上がりになるのは、さすが専用機ならではである。
ちなみに、卵を室温に戻さず、冷蔵庫から出したての状態で調理したらどうなるか?と思ってテストしてみたところ、「指定した固さよりも少しゆるめ」に仕上がるらしいことが確認できた。固さの調節はしにくくなるものの、「冷たい卵だと爆発する」とかではないようなので(笑)、卵を室温に戻しているヒマはない!という時は、指定量よりも少し多めの水を入れるなどして、適宜調整してもよいだろう。

ビタントニオ「VEB-7」

冷蔵庫から出したての卵を、MEDIUMの水量でゆでてみたところ、室温に戻した物に比べて黄身の固まり具合がゆるく、中心部はトロトロのままで仕上がった。希望通りの固さに仕上げるには、やはり室温に戻してからのほうが確実なようだ

なお、一度に8個以上の卵をゆでたい時や、固さを変えて何度かゆでたい時など、本機を連続使用することもあるだろう。その場合は、いったん電源を落としてプレートが冷えるのを待ってから、改めて調理するほうがよさそうだ。今回、プレートが熱いうちに水を入れて調理する、という作業を2回ほど繰り返したところ、3回目には卵の底に開けた穴から白身が飛び出してしまっていた(汗)。また、プレートが熱いと中に入れた水が熱せられ、蒸発しきるまでの時間が短くなって、仕上がりの固さに影響を与える可能性もある。連続使用の際は、この点には要注意である。

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プレートが熱いまま次の卵をゆでたところ、底に開けた穴から白身が飛び出してしまった。こうなるとこびりついた白身を落とすのも一手間なので、気をつけたい

面倒なポーチドエッグもカンタン!

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では続いて、ポーチドエッグである。
普通、鍋でポーチドエッグを作る時は、沸かした湯の中に割り入れた卵をそっと落とし、箸などでまとめていく、という作業になるのだが、これが実は案外というか、かなり難しいものなのだ。私の場合、たいがい白身が周囲に散乱しまくり、どうしてもきれいにはまとまってくれない(泣)。電子レンジでも作れないことはないのだが(皿に少量の水を入れた中に卵を割り落とし、ラップをかけてチンする)、これはこれで取り出すタイミングが難しく、一瞬でも遅れるとポフッと爆発して、外見が汚くなってしまう。個人的には、ポーチドエッグは「面倒なので作らない、作りたくない」メニューの1つであった。
ところがそんなポーチドエッグも、本機を使えばカンタンに作れてしまう。ビーカーのMEDIUMの目盛りに合わせてプレートに水を入れ、クッキングラックをかぶせたら、その上に卵を割り入れたトレイをセットするだけでOKだ。あとはゆで卵と同様、カバーをかぶせてスイッチを入れれば、水が蒸発しきった頃に適度な固さのポーチドエッグが完成、という次第である。

ビタントニオ「VEB-7」 ビタントニオ「VEB-7」

ポーチドエッグ用トレイでは、一度に3個までのポーチドエッグを作ることができる。トレイの内側には、あとで卵を取り出しやすいよう、あらかじめ油かバターを塗っておく

水を入れてスイッチオンして10分弱。ブザーが鳴ってフタを開けると、見事にポーチドエッグができあがっていた

ビタントニオ「VEB-7」

ポーチドエッグは、白身・黄身ともにゆるめに固まった状態で、いわば「ゆでた目玉焼き」のような感じ。サラダのトッピングなどにもおあつらえ向きだ

なお、本機の場合、クッキングラックやポーチドエッグ用トレイ、カバーなどのパーツ部分は水洗い可能だが、プレートは電源部分と一緒になっているので、丸洗いができない。汚れた場合は布巾などでふき取ることになるが、使っているうちに卵の殻や水から溶け出したカルシウムがプレートに付着し、白い斑点状の汚れが目立つこともある。こうなった時は、市販のクエン酸や、クエン酸入りポット洗浄剤をお湯で溶かし、プレートに注げばよい。しばらく置いた後で水を捨ててふき取れば、元通りきれいな状態になる。

ビタントニオ「VEB-7」

プレートについた汚れは、湿らせた布巾でよく拭いて落とそう。それでも取れない斑点状の汚れが目立つようになった場合は、クエン酸の水溶液を使えばきれいになる

まとめ「ゆで卵をよく作るならとても便利な1台」

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好みの固さのゆで卵を、スイッチ1つで手軽に作れる「エッグボイラー VEB-7」。使い勝手のよさもさることながら、スタイリッシュかつユニークな見た目で、食卓や台所でもキュートな存在感を発揮してくれそうだ。実売最低価格は3,500円程度からと、決して安いとはいえない価格ではあるが、ゆで卵をしょっちゅう作る家庭であれば、調理中もコンロを独占せず、ほったらかしで好みの固さに仕上げてくれるエッグボイラーは、持っていて損はない家電といえるだろう。また、シーザーサラダの上にポーチドエッグをポンと落とすだけでも食卓が華やかになるので、毎日のメニューのマンネリ化を脱するにもよいかもしれない。一人暮らしでも、本機を使って卵をまとめてゆでておけば、毎朝手軽にバランスのよい朝食を取る手助けになるはずだ。ゆで卵が好きな方なら、間違いなく「買い!」の1台といってよいだろう。

ライター/高橋久未子

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