大人にこそ行ってほしい。東京おもちゃショー2013に潜入!
(2013年6月18日掲載)

2012年8月3日掲載
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調理をサポートしてくれる家電として評価の高いスチームオーブンレンジは、時勢に合わせて多様な自動メニューや時短機能の搭載、スマートフォン連携と進化している。多くのメーカーが、それらの機能を強く打ち出す中、オーブンを一番の特性としているのが東芝の「石窯ドーム」だ。
湾曲した天井の庫内と、オーブン時350℃という業界最高温度がポイントで、石窯のように庫内全体をムラなく加熱できることから、パンやお菓子作りが好きな層に絶大な人気を誇っている。今回は、同シリーズの「石窯ドーム ER-JD510」を使って、いろいろ調理してみた。
本機の特長は、やはり庫内の湾曲した天井。庫内奥から放出される高温の熱風が、石窯ドーム構造により庫内で対流が作られ、底面やサイドから食材を包み込む。これにより、うまみや水分を逃がすことなく、焼きムラを抑えてふっくらと焼き上げてくれる。また、上火で焼き上げるグリル調理の場合も、上部のヒーターが湾曲しているので、大きな食材を焼く時でも焼きムラが軽減。レンジ加熱時もドーム形状が効果を発し、ムラなく温められるようになっている。
スチームオーブンレンジにはさまざまな加熱方式がある。自動メニューの場合、その加熱方式は各製品で決められていることが多いが、本機は、同じメニューであっても焼き上げ方を好みで選び分けが可能。強力な熱風で食品を包み込むように焼き上げる「オーブン」、100℃以上の水蒸気で加熱し、減塩・脱油効果も望める「過熱水蒸気」、過熱水蒸気と高火力のヒーターで焼き上げることで余分な油脂を落としつつおいしさを残す「ハイブリッド」という、3つの調理法が選べるようになっている。
そこで、ハンバーグのタネ4つを角皿に並べ、上段にセット。ハンバーグの自動メニューにあるそれぞれの焼き方で焼いてみた。
3つの焼き方で調理してみて、見た目が一番おいしそうだと思ったのは「オーブン」。食感や味わいも香ばしく、最もハンバーグらしい焼き上がりといえる。「過熱水蒸気」による調理は、焼き色が甘く、白っぽくなるのが特長なので、今回も焼き色はつかなかった。焼いたというよりも蒸したようだが、中はふんわりとした仕上がりに。減塩・脱脂の効果は、食感だけではわからなかった。「ハイブリッド」では、少し焼き色がついたものの、見た目は「過熱水蒸気」による調理と似ている。しかし、フワフワ感は低減しており、今ひとつ「ハイブリッド」を選ぶメリットが見い出せなかった。
調理後、ふと思ったのが「裏は焼けないのか?」ということ。そこで、裏返さずに両面ともに焼ける「こんがりプレート」を使ってみることにした。
オーブンレンジはサイズが大きいので、トースターを併用していない家庭も多いだろう。だが、スチームオーブンレンジは、トースト機能が弱い。「時間がかかる」「途中で裏返す必要がある」など、苦手分野とされている。はたして本機のトースト機能はどうだろうか?
自宅で揚げて残ってしまった天ぷらを冷蔵庫に入れておくと、しんなりとしてしまう。レンジで温め直してもベチャッとしてしまうため、トースターで焼くという人も多いだろう。だが、焦げてしまったり、逆に中が十分温められていなかったりと、天ぷらの再加熱はなかなか難しいもの。そこで、試してみたいのがスチームオーブンレンジによる天ぷらの温めだ。
余ったご飯は冷凍し、帰宅が遅い時などに活用するというケースが増えている。レンジで温めればホカホカご飯になるが、ご飯を温めたあとにおかずを温めるというのも面倒。本機では、冷凍ごはんとおかずを一度に温めることができる「二品あたため」機能を搭載!
「石窯ドーム」といえば、やはりピザを焼いてみたくなる。付属のレシピ集では直径23cmのピザ生地を利用しているが、筆者の近所のスーパーには同じサイズがなかったため、小さめの生地を使って焼いてみた。
クッキーを焼いて、庫内の「上段」と「下段」で焼きムラが出ないのかを試してみた。
特徴的なドーム形状が気になりつつも、今まで使ったことのなかった本機。他社のように、「8分で一品作れる」「餃子が焼ける」といったようなキャッチーさには欠けるが、実直な性能への姿勢を評価したい。中でも、オーブン機能の秀逸さが光る。業界最高温度350℃とあるが、実際はこの温度で調理する機会はほぼない。だが、最高温度が高いことで素早い立ち上がりを実現しており、これによって食材の水分が失われることなく、外はこんがり、中はしっとり&ジューシーという仕上がりになるのが魅力。これは、ハンバーグやピザ、クッキーを作った時に実感できた。料理好きの人の多くが、東芝「石窯ドーム」シリーズを選択するのがうなずける。
先にキャッチーさに欠けると言ったが、前面に打ち出されていないだけで、本機でも3分、5分でできる自動メニューやオーブンの上下2段で別々の調理ができるメニューも搭載されている。また、火加減の難しい95℃〜35℃の低温スチームも得意とするため、プリンや茶碗蒸しなどもすが立つことなくできてしまう。
オーブン調理は加熱時間がかかってしまうので筆者は敬遠しがちであったが、本機を使ってみてオーブンの魅力にはまりつつある。9月中旬には同シリーズの最新モデル「ER-KD520」が発売予定となっており、今回紹介したモデルがプライスダウンしてきている。コスパ的にも、まさに今が買い時かもしれない。料理好きなら、選んで後悔はしない1台といえそうだ。
ライター/仲村なつ