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レビュー

“梅雨時期の湿気取り”だけじゃもったいない!

どうせなら、いろいろ役立つ「除湿機」を選ぼう!

ジメジメとした梅雨の時期から猛暑が続く夏場に大活躍してくれるのが「除湿機」。そんな“梅雨の主役”のような除湿機だが、ここ数年多機能化が著しく、洗濯物の部屋干しに役立つ衣類乾燥機能から、ちょっと涼める冷風機能、さらには除菌や脱臭、空気清浄ができるモデルが登場するなど、いまや“1年中使える”便利な家電として人気を集めている。今回は、そんな多機能化した除湿機の選び方を解説するとともに、“いろいろ使える”最新&注目モデルをタイプ別に紹介しよう。

コンプレッサー式? デシカント式? 「基本タイプ」で異なるメリット・デメリット

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いろいろ役立つ「除湿機」

左から「コンプレッサー式」、「デシカント(ゼオライト)式」、「ハイブリッド式」のモデル。基本的に、形状に大きな違いはないがサイズや、稼働時の温度の変化、消費電力などが異なる。サイズは、一般的には、ハイブリッド式>コンプレッサー式>デシカント(ゼオライト)式の順に大きい

現在、除湿機は、採用されている除湿方式別に大きく分けると4つのタイプがある。


1つは、エアコンの除湿方法と同じ、コンプレッサー(空気を圧縮する装置)により圧縮された冷媒を循環させ、空気を冷やすことで湿気を水滴に変えて取り除く「コンプレッサー式」。もう1つは冷媒を使わずに「デシカント」という水分の吸着性能にすぐれた乾燥剤(ゼオライト)で湿った空気を除湿した後、ヒーターであたためて乾燥した空気を吐き出す「デシカント(ゼオライト)式」だ。さらに、この2つの方式を融合させた「ハイブリッド式」、そして仕組みはデシカント式とほぼ同じだが、乾燥剤の素材にゼオライトではなく「塩化リチウム」を採用している「コンデンス式」などがある。


ここでは、各タイプ別にそれぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめたので、ご自身の使用目的にあった方式はどれなのか、ぜひチェックしていただきたい。

夏場に強い! パワフル! 「コンプレッサー式」

メリット ・高温時での除湿能力が高いので、梅雨〜夏場に向いている
・基本的に除湿量が多いので、湿気の多い季節もスピーディー&パワフルに除湿可能
・消費電力が少ない(デシカント式の約半分)
・室温上昇が少ない(1〜2℃程度)
デメリット ・コンプレッサーを使うため本体サイズが大きめで重い
・コンプレッサーの振動音が大きい

次ページで「コンプレッサー式」の最新除湿機をチェック!

冬の結露対策にもピッタリ! コンパクト! 「デシカント(ゼオライト)式」

メリット ・低温時での除湿能力が高いので、冬場でも安定して使える(1年を通して使える)
・コンプレッサーがないので本体サイズがコンパクトで軽量
・動作音が静か
デメリット ・ヒーターを使うため、発熱量が多く室温が上がりやすい(3〜8℃程度)
・ヒーターを使うため、消費電力が多い
 

次ページで「デシカント(ゼオライト)式」の最新除湿機をチェック!

大きいが、季節を問わず除湿力が安定! 「ハイブリッド式」

メリット ・コンプレッサー式とデシカント式を切り替えて動作するので、室温に関係なく安定した除湿が可能
・除湿能力が高く、3タイプの中でもっともパワフル
・動作音が静か
・デシカント式に比べ室温は上昇しにくい(1〜8℃程度)
デメリット ・2つの方式を併用しているため、本体サイズがかなり大きい
・価格が高め

次ページで「ハイブリッド式」の最新除湿機をチェック!

なお、除湿機の導入を検討するにあたり知っておいてほしいのが、「除湿機を使えば室温は上がる」ということ。除湿方式や製品によって違いはあるが、稼働時は室温が2〜3度上昇すると思ってよいだろう。除湿機は、吸い込んだ空気から水分を取り除く際に熱が発生する。その排気(温風)が、除湿した空気と同じ室内に吹き出される仕組みになっているのだ。最近のモデルでは、この排気を「除湿後の冷たい空気」と「除湿のために発生する温かい空気」に分けて排出する構造になっているものもあるが、結局、冷たい空気を前面から、温かい空気を背面から排出するということで、温かい空気が排出されることには変わりはない。
これだけ聞くと「ただでさえ蒸し暑い時期、さらに温度が上がるなんて余計に不快では?」思われるだろうが、実はこの時期の「不快感」は、湿度の高さに起因している。そのため、湿度を取り除くことで、結果的に“快適さ”は向上する。エアコンの「ドライモード」と同じ原理だ。温度は変わらなくても湿気を取り除くことで涼やかに感じるのである。
さらに、除湿機は、エアコンと違い移動が自由に行えるという利点がある。部屋を冷やしすぎずに涼を得られる除湿機は、体にやさしい空調機器として人気を集めているというわけである。

“いろいろ役立つ”を可能にする「付加機能」をチェック!

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除湿方式によって異なる特徴がわかったら、次に確認してほしいのが、“いろいろ役立つ”を見極める為の付加機能のチェックだ。最近では、衣類乾燥や冷風、除菌、イオン発生など、“除湿+α”の多機能化がトレンド。以下に、チェックすべき付加機能をまとめて紹介しておくので、自身のライフスタイルに必要な機能はどれか確認しておくとよいだろう。

・タンク容量/連続排水
除湿機は、タンクが満タンになるとそれ以上の除湿が行えなくなるので、容量のチェックは必須。タンクが小さいとたまった水を小まめに捨てに行かなければならないが、タンクが大きければそれだけ除湿機本体も大きくなるし、水捨ての際重くなる。なお、市販のホースをつなぎ本体のタンクではない容器に排水できる「連続排水」機能を備えたモデルもあるので、特に湿気が多い住環境であったり、常に除湿機を稼働しておきたいという人は要チェックだ。

・洗濯物の乾燥に特化した機能
単純な連続運転のほか、速乾モードやタイマー、自動停止といった運転モードも要チェック。また、ルーバーの角度も、洗濯物を効率よく乾かすには重要なポイントだ。稼動角はもちろん広いほうがよい。そのほか、衣類乾燥用のカバーなどのアタッチメント類も確認しておきたい。

・イオン発生機能
空気清浄機などの除菌・脱臭機能としてよく耳にする「イオン発生」機能が、除湿機にも搭載されてきている。室内のカビ臭や衣類、カーテンのニオイが気になるという人は要チェックだ。ちなみに、最新モデルでは、パナソニック、シャープ、東芝からイオン発生機能搭載モデルが発売されている。

・冷風機能
梅雨時のアイロンかけやお風呂あがりなど、湿度と気温が一時的に高くなる時などに利用すると快適に過ごせる。冷風の温度や、温風排気の位置なども調べておこう。

・キャスターの有無
リビングや寝室、クローゼットなど、家のいろいろな場所で使いたいならキャスターは必需装備!

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