新登場“次世代グラインダージューサー”「ベジビート」とは?
(2013年5月21日掲載)

2012年5月15日掲載
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一昔前は、ちょっと高めの価格設定から“あったらいいな”的位置づけの家電だったホームベーカリーも、最近は1万円前後の低価格機が次々と登場し、手の届きやすい存在になってきている。そんな中、注目を集めているのが、パンはもとより餅やうどん、ケーキ、ジャム、ヨーグルトなど、合計18種類のメニューが作れる多機能な1台、オークセール「siroca SHB-315」(以下、SHB-315)だ。実売価格は2012年5月現在で8,000円程度と、驚くほどの格安ぶりだが、果たしてどれほどのコストパフォーマンスを実現しているのか。実際に本機でさまざまなメニューを作りながらチェックしてみた。
オークセールの「SHB-315」は、同社のホームベーカリーシリーズでは3代目、昨年末に発売された最新機種だ。最大の特徴は、従来の機種で実現していた食パン類やグルテン入り米粉パン、もち、ジャム等に加えて、グルテンなし米粉パン、うどん・パスタ生地、ケーキ、ヨーグルトなど、全部で18種類ものメニューに対応していること。“こね”から“一次発酵”まで行う「パン生地コース」や、“こね”や“発酵”、“焼き”のみを行う「独立コース」も含まれており、使う人の好みやニーズに合わせてパン作りが楽しめるようになっている。各コースごとの分量や製作手順は取説に掲載されているので、特にレシピを用意せずとも、すぐに作り始められるのもうれしいところだ。さらに食パンコースでは、炊いて冷ましたご飯を混ぜ込んだ「ご飯パン」も作成できる。具体的な18種類のコース内容は以下の通りである。
機能面では、最大13時間までのタイマーが付いており、“寝る前に仕込んで、朝起きたら焼きたてパン”が実現できるほか、焼き色も「薄い・普通・濃い」の3段階で調節できる。サイズ的には、先行2機種が最大2斤だったのに対し、SHB-315は最大1.5斤と少し小さめだが、「家庭用なら1.5斤で十分」という人も多いだろう。また、他メーカーのホームベーカリーで人気のある「イースト・具材の自動後入れ機能」や「天然酵母対応コース」は搭載されていないが、これは本機の実売価格から考えれば無理もない話だ。むしろ8,000円程度の実売価格で、ここまでの機能が盛り込まれていることを高く評価すべきであろう。
では、いよいよパン作りにチャレンジだ。まずは取説の手順に従って、基本の食パンを焼いてみた。
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食パンの材料は、小麦粉、砂糖、スキムミルク、塩、バター、水、ドライイースト。材料と分量は取説に記載されており、砂糖・スキムミルク・塩・イーストは附属の計量スプーンで、水は附属の計量カップで量ることができる(だが、安定した仕上がりのためには、なるべく0.1g単位で計れるスケールを用意して、きっちり計っておきたい) |
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約4時間半後、見事に焼き上がった。個人的にミミが色濃くないほうが好みなので、これは焼き色「薄め」での仕上がり |
パンケースを取り出し、ひっくり返して軽く振るとパンが取り出せる。ミトンは片手分しか付いていないが、パンケースを振るときは片手では難しいので、できれば両手分のミトンをつけてほしいところだ |
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というわけで、一丁上がり! ちなみに、パン側面の一部が筋状に凹んでいるのは、パンを取り出すとき、金網に勢いよく当たってしまったため(笑) |
パン羽根がパンの中に埋まったままだったら、附属の羽根取り棒で引っ張り出す。パン生地を無用にほじくり返すことなく、ささっと取り出せて便利 |
なお、焼き上がり後のパンケースは保温状態となり、そのまま放っておくと焼き色がどんどん濃くなってしまう。また、パンケースを取り出しても自動的に電源が切れるわけではなく、スタート/ストップボタンを2秒以上長押ししない限り、1時間は保温状態が続く。パンが焼き上がったらなるべく早くスイッチを切り、パンケースから取り出すようにしたい。ちなみに、途中でコンセントが抜けたり停電になったりした場合、6分以内に再通電すれば、ストップした時点から運転を再開してくれる。6分以上経った場合は再運転はできないので、あきらめて最初からやり直そう。
さて、肝心の食パンの味だが、食感も味わいも特に不満な点はなく、そのまま食べても、軽くトーストしても、おいしくいただけた。他社のホームベーカリーと比較してどうなのかまではわからないのだが、“安かろう悪かろう”ということは決してなく、十分に満足のいくレベルであると感じた。
ただ、作ったパン何種類かを、手ごね派の友人にお裾分けして感想を聞いたところ、「ちょっとキメが粗いような気がする。過発酵かも」との意見を頂戴した。そもそもパン作りは、気温や水の温度にもけっこう左右されるものだ。このあたりは、材料の温度にも気を配りながら何度か作ってみて、どうしてもお任せコースでは納得できない場合は、「こねる」「発酵」「焼く」の各作業のみをそれぞれ単独で行える独立コースを組み合わせ、時間を自分なりに調整していくとよいだろう。