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レビュー

ズボラな人から本格料理人まで満足できちゃう!?

ボタン1つで焼きから蒸しまでできる高機能オーブンレンジ「新・石窯ドーム」を使いたおしてみた!

東芝「石窯ドーム ER-MD500」
東芝「石窯ドーム ER-MD500」

オーブン料理というと「面倒そう」と思う人も多いはず。しかし、オーブン料理は調理中に放置できるので、実は、コンロでの調理よりも“ズボラ向き”と言ってよいだろう。特に夏、エアコンのない台所は暑いもの。でも、オーブンを活用すれば、そんな台所に立つ時間を大幅に減らすこともできる。

今回使うのは、東芝の「過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-MD500」(以下、ER-MD500)。これは、電子レンジとオーブンはもちろん、流行りの「ノンオイルフライ」、スチームによる蒸し物、そして肉の脂を落としながら焼くヘルシーな「過熱水蒸気調理」までできる高機能オーブンレンジだ。実は食べるのも大好きな筆者は、ダイエットのために「蒸し器」の導入を考えてるのだが、狭い我が家の台所には蒸し器を置くスペースがなく困っていた。なので今回試す「蒸し料理もできるオーブンレンジ」は非常に魅力的なのだ。かなり期待をして使ってみた!

「あたためる」「焼く」「蒸す」「ノンオイルフライ」まで!

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「ER-MD500」は、庫内容量31Lの家庭用オーブンレンジ。ちなみに、一般的にオーブンはだいたい3〜4人家族で25L前後。料理好きならば30L前後の容量がおススメされる。31Lならば大家族はもちろん、ケーキや肉料理などをオーブンで作る料理好きにも十分対応できる大き目タイプ。ちなみに、付属の天板は使用可能サイズが約37×25cmで、2枚同時に使用することも可能だ。


ちなみに、本体サイズは500(幅)×465(奥行き)×412(高さ)mmと大きく感じるが、左右と背面は壁にピッタリ付けて設置することが可能。そのため、意外に設置できる場所は多く感じる。ただし、本体上面だけは、10cm以上の空間が必要なので注意が必要だ。

東芝「石窯ドーム ER-MD500」 東芝「石窯ドーム ER-MD500」

庫内容量は31Lと大容量。サイズは386(幅)×300(奥行き)×241(高さ)mmと、大き目のボウルなどもラクラク入るサイズ。5分間使用していないと自動的に電源が切れて、写真のようにタッチキーなどの表示が見えなくなるが、扉を開くと電源が入り、各種メニューが表示される

東芝「石窯ドーム ER-MD500」 東芝「石窯ドーム ER-MD500」

付属品は、角皿型の天板が2枚と、焼き網が1枚、クッキングブック。さらに、本体下部には、スチームのもととなる水を供給する「給水カセット」と、蒸気を受ける「水受け」が1つずつ付いている。ちなみにカセットへの給水は、スチームを利用する場合のみ必要な

デザインは「あたため/スタートキー」ダイヤルと「とりけし」ボタン以外は、すべてタッチパネル。前面はほとんどが1枚のハーフミラーガラスで構成されていて、使用時だけタッチパネルの表示が浮き上がる。“ハーフミラー仕上げの箱”のようなシンプルでスタイリッシュなデザイン。ほとんど凹凸がないので、モダンなだけではなく掃除がラクなのはうれしい点だ。

東芝「石窯ドーム ER-MD500」

ほとんど凹凸のないデザインの「ER-MD500」は、掃除も簡単。ハーフミラー仕上げの表面は汚れも目立つが、サッと拭けるので清潔に保つことができる

本機の機能は、「電子レンジ」と「オーブン」、そして「蒸し」。蒸し調理は通常の100℃以下の調理のほか、水蒸気を100℃以上に加熱する「加熱水蒸気」機能も搭載している。この加熱水蒸気とオーブンを併用した「ハイブリッド」調理を使用すれば、サクサクのノンオイルフライ調理もできる。ちなみに、加熱水蒸気で加熱する温度は、スチーム吹き出し口周辺は最度400℃とかなり高温での調理ができる(庫内の設定可能温度は300℃まで)。


前面の扉を開くと電源が入り、調理方法を選択する「タッチメニュー」キーが浮き上がる。ちなみに、手動で設定できるのは「レンジ」「オーブン」「スチーム(加熱水蒸気)」の3種類。そのほか「21 フランスパン」や「38 焼き魚(切り身)」など、47種類の「自動メニュー」から自動調理のタイプを選択することも可能だ。タッチメニューには「ノンフライ」や「のみもの」といったキーがあり、「ノンフライ」を選択すると自動メニューの「鶏のから揚げ」や「ミニとんかつ」などの関連メニューだけが表示されるので、たくさんのメニューから目的のものを見つけやすい。


しかし、最初は操作に迷うことも多い。たとえば、自動メニューの「1 ごはん」から「3 二品」までは、「あたため/スタートキー」を数度押すことで選択する。しかし、「4 鶏のから揚げ」から「9 ピーマンの肉詰め」までは、最初にタッチメニューの「ハイブリッド」ボタンを選択してからダイヤルキーでメニューを選ぶ。さらに、なにも操作せずにダイヤルを回すと、自動メニューの「10 のみもの(牛乳)」から「47 脱臭」までが次々と選択できる。つまり自動メニューの47種類を選択するのに3種類の選択方法を駆使しなければならないのだ。また、付属のクッキングブックに「煮込みモード選択」とあるものの、「ER-MD500」には「煮込み」などというボタン表示がなくて戸惑ったことも。これは、「レンジ」ボタンを数度押すことで「煮込み」モードになったが……正直、最初に触っただけではわからないと思う。


とはいえ付属するクッキングブックはなかなか優秀。レシピはなんと369種類あり、パンだけでも100レシピ、スイーツも101種類、お惣菜が168種類用意されている。メニュー内容は鶏の照り焼きやごぼうのきんぴらといった定番のレシピからミルフィーユチーズかつといったオシャレなレシピまで色々。手軽にできるアレンジメニューも多く、すべてにフルカラーの写真も付いているので、眺めているだけでも楽しい。

東芝「石窯ドーム ER-MD500」 東芝「石窯ドーム ER-MD500」

前面扉を一度開けて電源をONにしたところ。最初は全メニューが表示されているが、タッチメニューを押すと、対応した自動メニューだけ絞り込むように表示する

東芝「石窯ドーム ER-MD500」 東芝「石窯ドーム ER-MD500」

調理メニューではないが、非常に便利に感じたのが「お手入れ」のメニュー。庫内にこびりついた油も「45 手間なしお手入れ」でスチーム汚れを浮かすことで簡単にふき取れる

全レシピにフルカラーの写真が付いているクッキングブックが付属する。パン作りなどでは、失敗しやすいポイントなどがていねいに解説されており、かなりわかりやすい。OLに人気の料理教室「ABCクッキングスタジオ」によるオシャレなレシピも掲載

オーブン調理は、料理上級者もうなる実力派!

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さて、ここからは「ER-MD500」を使いながら説明をしていこう。まずオーブン機能だが、オーブン単体での機能は100〜350℃まで温度の調節が可能。一般的なオーブンは250℃までしか加熱できないものが多いので、350℃加熱はなかなか魅力的だ。じつは、260℃以上に設定した場合は、約5分たつと250℃に切り替わってしまうのだが、高温調理が必要な「ハード系パン」や「ピザ」を作るには十分な時間だと思う。


ところで、「ER-MD500」の庫内上部の天井の形は、湾曲したドーム型になっている。このため、熱風が庫内にまんべんなく循環するらしい。また、熱風を送るモーターが左右反転する「焼き色上手なくるりん熱風」と呼ばれる機能など、「焼きムラ」を出さないためにさまざまな工夫がされているのだという。

東芝「石窯ドーム ER-MD500」

庫内上部がアーチ形という特徴的な形状。この形で効率的に風を循環させ、焼きムラをなくす。本機の名前にある「石窯ドーム」はこの形から名づけられている

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焼きムラの有無を検証するため、まずは天板を全面利用してロールパンを作ってみた。ちなみに、我が家のオーブンで天板全面を利用すると、熱風の吹き出し口である庫内の奥にあるパンだけ、焼き色が濃くなる。しかし、「ER-MD500」は驚く程均一に焼けている!

ロールパンがうまく焼けたので、今度は難易度の高い「フランスパン」にも挑戦してみた。じつは、フランスパンは本来石窯で焼くため高温での調理が理想的。また、適度な湿度も必要なので、焼成時にスチームを加えられる「ER-MD500」はかなり相性がよいはずなのだ!自動メニューの「フランスパン」コースならば、温度の切り替えも自動な上、最適な湿度にスチームを吹き付けてくれるというのでかなり期待。


結果は、筆者の手際の悪さのため「フランスパン」というより「普通のハード系のパン」になってしまった。とはいえ、食感は外の皮がパリッパリ、中はモッチリの仕上がりで、家族には大好評。あと3、4回練習をすれば「フランスパン」が作れそうな手ごたえはあった。ロールパンのムラのない焼き上がりといい、パン作りをする人にはピッタリのオーブン機能だ。

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難易度が高そうなので今まで焼いたことがないフランスパン。結果は……、上部切込みが浅すぎてエッジが立たず、ややのっぺりとした見た目に(笑)。また、焼く前の作業で手間取って生地を触りすぎたためか、本来なら大小の気泡ができるはずの中身が、普通のパンのように。このあたりは筆者の腕の問題なので、何度か練習すればうまく焼けるはず!

また、本機には「グリル」という機能もある。これは、温度調節はできないが。上部から強力な火力で食材を温めるというもの。温度調節などはできず、オーブントースターのように利用するのが特徴だ。このグリル機能で魚を焼いてみたところ、皮はパリパリで、身はふっくらとしたおいしい仕上がりになった。家族も「普段の魚焼きグリルの魚よりおいしいと大好評。また、おいしいだけではなく、天板サイズが大きいので、魚焼きグリルに入らない大きなサンマなどを焼きたい時にも重宝しそう。魚焼きグリルと違って「天板に水を張る」必要もないので、後片付けも簡単で気に入った。もちろん、魚を焼いたあとは庫内に魚のにおいが残ってしまうが、これは自動メニューの「47 脱臭」機能を使えばすぐに消えるので安心して利用できるのもうれしい。

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焼き魚は天板に「焼き網」をのせて調理。今回は季節がら「鮎」を焼いたが、天板が大きいので普通の魚焼きグリルでは焼けない大き目のサンマなども楽に焼けそう。焼き上がりは、とにかく身がふっくらで、魚焼きグリルよりおいしいと家族からも好評だった

加熱水蒸気調理で、ヘルシーな焼き料理も!

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次に挑戦するのが、「ER-MD500」の名前にもある「加熱水蒸気」による調理。これは、前述したように高温の水蒸気で食品を調理するというもの。肉など、余分な脂や塩が落ちるのに旨みは残してジューシーに焼けるのが特徴だという。今回はこの加熱水蒸気調理に、オーブン調理を組み合わせた「ハイブリッド」調理を試してみた。加熱水蒸気調理や、蒸し調理をする場合は、本体下部にある「給水カセット」を引き出して、水を入れる。カセットに入る水は、満水までで約400mlほど。カセットをもとの位置に戻したら、準備完了。今回は焼き加減が面倒な「ハンバーグ」を焼いてみた。


ハンバーグを作ってみて、これはいいなと感じたのが「たくさんのハンバーグを一度に焼ける!」ということ。我が家では直径28cmのフライパンを使用しているが、これで焼けるのはせいぜい4個。お客様が来た時には2回に分けて焼くのだが、そうすると最初に焼いたハンバーグが冷めてしまう。しかし、オーブンで焼けば軽く10個は焼けそう。また、天板を2枚使用して、上部に肉、下部に野菜を入れて焼けば、大人数でも大丈夫だ。肉を入れたら放置するだけなので「コンロに張り付いて火加減を監視しつつ、タイミングよく肉をひっくり返す」などの手間が全くいらないのもうれしい点だ。


また、「水蒸気で調理」ということで、炊飯器のように蒸気が噴き出すことを覚悟していたのだが、調理中は蒸気が外に漏れないのもよかった。ちなみに、余分な水蒸気などは、本体下部の「水受け」に溜まる仕組みになっている。

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ハンバーグのタネを天板に乗せてハイブリッドモードの「8 ハンバーグ」を選ぶだけ。今回は、付け合わせの野菜も一緒に焼いた。驚くほどジューシーで旨みのある仕上がり! 表面の焼き色は、まるでフライパンで焼いたかのよう。もちろん、天板に触れている裏面は焼き色が付かない上、ここから少量の肉汁が逃げてしまっていたが……このあたりは、すべての工程をオーブンで焼く以上割り切るしかないだろう

もちろんハイブリッド調理ならば、人気の「ノンオイルフライ」も作れる。今回はレシピにあった「クリスピーフライドチキン」を作ってみた。これは、しっかり味付けしたチキンに、コーンフレークで衣をつけて焼くレシピ。こちらは200℃に設定したハイブリッド調理で焼いてみた。出来上がりは、見た目はどうみても「揚げ物」! そして食べてみるとサクサクとクリスピーな感触と、中から肉汁が出るジューシーな感触も味わえる。通常のパン粉を使用したノンオイルフライ調理も作ってみたが、どちらも味は油で揚げた「コッテリ」とした深みはない。反面、いくらでも食べれてしまう「軽さ」のあるサクサク感なので、「こちらの方が美味しい」と感じる人もいるかも。

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付属レシピ本に紹介されていた「クリスピーフライドチキン」は、その名の通りサクサクとした食感が特徴。油を使わないので、胸焼けせず何個でも食べれてしまう

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ちなみに、本機の宣伝を見てみると、加熱水蒸気での調理は「野菜の旨みを残して調理」できるらしい。ということで、オリーブオイルとアンチョビで味付けした野菜を、適当に天板に並べてハイブリッド調理してみた。とにかく野菜が甘くておいしい。とくにパプリカは果物のような甘さに! ところどころついた焦げも、ほろ苦い旨みとなって最高のアクセント。野菜嫌いの家族も、ご飯にかけてバクバク食べていた

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