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レビュー

本当に美味しい?フィリップス「ノンフライヤー」で、から揚げ&豚カツに挑戦

作ってみた! 油を使わないフライヤー「ノンフライヤー」検証

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

2013年4月22日、2月の製品発表当初から大きな話題となっていた調理家電「ノンフライヤー HD9220」(フィリップス)がついに発売となった。“油を使わずに揚げ物ができる”というこの製品。本体体内部で最高200℃の熱風を循環させ食材を一気に過熱することで食材表面の水分を奪い、食材の中の油を浮き出させ、その油で食材を揚げるという仕組みとなっており、“揚げるための油”を別途必要としない。そのため、従来の揚げ物に比べ、最大80%も脂肪分をカットした調理ができるという。欧州では「Airfryer」として2010年に発売され、すでに100万台の売り上げを誇る大ヒット家電となっているのだ。



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から揚げやとんかつ、フライドポテトなど、日本でも“揚げ物”は人気のメニュー。その人気メニューを、余分な油を一切使わずに作ることができるとあれば、日頃から健康や美容を意識する層が気にしないわけがない。実際、この「ノンフライヤー HD9220」(以下、ノンフライヤー)は、発売と同時に品切れの状態となっているほど。次回入荷は6月頃という本製品を、編集部ではいち早く入手することができたので、さっそくいろいろ作ってみることにした。筆者同様、強い興味を持ちつつも「本当に、油を使わずに美味しい“揚げ物”なんてできるのだろうか?」と疑問をお持ちの方は、ぜひご確認いただきたい。



 
フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

揚げ物の定番メニューといえば、から揚げ! くわしくは後述するが、この香ばしそうなできばえに、「おおっ!」と驚きの声があがった。油から食材を取り上げた時のあの“パチパチ”という揚げ物好きにはたまらない音も!

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日本の台所に置けるかどうか。気になる“ちょっと大きめボディ”

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調理の前に、「ノンフライヤー」の本体をチェックしていこう。まず最初にお伝えしておきたいのが、本体の大きさ。サイズは、28.8(幅)×38.4(奥行)×31.5(高さ)cmで、イメージとしてはIH炊飯器よりちょっと大きく、1斤サイズのホームベーカリーをちょっと太らせた感じだ。デザインのオシャレ感と引き締まって見えるブラックカラーで、比較対象物がないとわかりにくいのだが、結構大きいということを理解しておいたほうがよい。重量も7.0kgあり、男性ならともかく、女性だとヒョヒョイのヒョイと気軽に移動できるというほどではないだろう。

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

サイズは、28.8(幅)×38.4(奥行)×31.5(高さ)cm、重量は7.0kg。本体カラーは写真のブラックのみ。500mlのペットボトルと比較してみるとそのサイズ感がおわかりいただけるだろう。背面には、空気吹き出し口と電源コード(収納式)がある。電源コードは、自動巻き取り式ではなく、使用時には手で引き出し、収納する際には手でちょっとずつ押し込むいくタイプ。ちょっと面倒だが、すっきり収納できるようになっているのでさほど問題ではないはずだ。電源コードの長さは約85cmとちょっと短め

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

本体正面の取っ手を引くと、「バスケットパン」とその内側にセットされている下部が網目になっている「バスケット」が一緒に出てくる。「バスケット」は、取っ手手元にある「取り外しボタン」(グレーのボタン)を押すと簡単に外せるようになっている。「バスケット」を外すと、“油がなくても揚げ物ができる”という同社独自の仕掛け(「エアーサーキュレーション技術」)の1つであるヒトデ型の「スターフィッシュ構造」がお目見えする。この「スターフィッシュ構造」により、熱風が上から下へと高速循環できるようになっているという。なお、「バスケットパン」「バスケット」は、いずれもふつうの鍋を洗うように丸洗いが可能。食器洗浄機にも対応する

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

「バスケットパン」を抜き出すと、本体上部のヒーターが見える。最高200度にもなるこのヒーターからの熱を高速循環させる独自技術「エアサーキュレーション後術」により、食材に上下左右からムラなく熱を加えることができるため、一般的なコンベクションオーブンとは異なる“カラッ”とした揚げ物が調理できるという。本体内部は、そのほかには何もなく非常にシンプル。手入れも非常にラクそうだ

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

「ノンフライヤー」には、「鶏のからあげ」や「ユーリンチー(油淋鶏)」「とんかつ」などの定番メニューのほか「スティック焼きカレーパン」「キャロットカップケーキ」などのアレンジメニューを含む22種を掲載したレシピブック(50ページ)が付属する。フルカラーでわかりやすい。まずは、このレシピ本を参考に定番メニューに挑戦!

揚げ物好きの大好物! まずは「から揚げ」を、作ってみた!

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いよいよ調理開始だ。ひとまず、レシピブックの一番最初に載っている定番メニュー「鶏のから揚げ」を作ってみた。「ノンフライヤー」にセットするまでの作り方は、いつもと同じ。鶏もも肉に粉をまぶすだけである。今回は、オフィスでの調理ということもあって、市販の一般的な“からあげ粉(味付き)”を使用した。調理時間は13分。もちろん、揚げるための油は一切使用していない。果たして、そのできばえは!?

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

鶏もも肉300gをひと口大に切って、から揚げ粉をまぶす。下ごしらえはいつもと同じだ。本体は予熱が必要だが、一般的なオーブンと異なり3分程度でOK。これってかなりありがたい! 今回の「鶏のからあげ」では、本体上部の「温度調節ダイヤル」(80〜200℃)を“200℃”にセットして3分程予熱。予熱が済んだら、準備した食材をバスケットに並べて「温度調節ダイヤル」の下にある「タイマー」を回して“13分”にセット! 同時に調理開始!

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

調理が始まると「ゴォーーーー」と熱風が対流する音だろうか、やや大きめの音がする。同時に「パチ、パチッ」と何か小さなものが本体内部の壁に当たるような音も。何かと賑やかなオフィスではさほど感じないのだが、家庭ではちょっと気になるかもしれない。背面の空気吹き出し口からはから揚げ粉だろうか、ピョンピョンと噴出してくる。熱くてヤケドしてしまうという物ではないので大きな問題ではないのだが、周囲が散らかってしまう可能性もあるので設置場所には注意したいところ。なお、背面からの音は特に大きいので設置の際にはこの点も考慮したほうがよさそうだ

 

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

取り扱い説明書に“調理時間を半分過ぎたあたりで、様子を見て食材を動かしてもOK”とあったので、バスケットを引き出し状態をチェック。配置した位置によって仕上がりに差があるようなので、場所を入れ替えてたり裏返したりして再びバスケットをセット。いったん開けたことで温度がちょっと下がったであろうことを考慮し、ダイヤルを回し1分ほど時間をプラスし、待つ。何気なく行ったが、好みで適当にアレンジできるこのアバウトさは、かなりポイント高し! 取り扱い説明書にも、“調理の様子を見て、数分足す、また、タイマーを回して早めに終わらすことも可能”とある。筆者が勝手にアバウト調理を行っているわけではない

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」
フィリップス「ノンフライヤー HD9220」 フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

予熱3分、調理13分+1分で「鶏のから揚げ」ができあがった。正直、予想以上のできばえに、試食を行ったメンバーもビックリ。油で揚げたから揚げとまったく同じというわけではないが、カラッとした衣と適度にふんわりした食感は大評判だった。パサパサしているという感じもほとんどない。10人で試食を行ったが、“むしろコッチのほうが好き”という人が半数以上いたのには驚いた。試食メンバーが30〜40代の男女が中心だったせいかもしれないが(笑)

フィリップス「ノンフライヤー HD9220」

さらに驚いたのは、調理後にバスケットパンにたまっていた油。揚げる為の油は一切プラスしていないので、これは食材から出た余分な油ということになる

男子はみんな大好き!? 「とんかつ」を作ってみた!

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次は、こちらも揚げ物の人気メニューである「とんかつ」を作ってみた。鶏のから揚げ同様、下ごしらえはいつもと同じ。豚ロース肉を筋切りし、塩・コショウで味を付け、小麦粉、卵、パン粉をまぶして準備OK。レシピブックでは、“200℃で10〜12分”となっている。

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180gの豚ロース肉に小麦粉、卵、パン粉をまぶし、バスケットにセットして調理開始。今回は予算の関係でレシピブックよりも小さめの肉1枚となってしまったが、200g程度のとんかつ用の肉であれば、バスケットに2枚並べて同時調理可能。食材の分量を考慮し、調理時間は10分にセットして調理開始。5分経過したあたりでバスケットを開けて食材を裏返してみた

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予熱3分、調理時間10分で完成。時間短縮のアレンジも大成功。ちょうどよい揚げあがりだ!こちらの試食もかなり評判がよく、鶏のから揚げよりも高い評価を得た。“これを出されてもふつうのとんかつとの違いがわからないかも”“むしろむしろコッチのほうが好き”という声が半数以上だった(試食メンバーは全員男性)

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