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今話題の「スマート家電」って、何? どんな製品がある?

何ができる? 3分で知る「スマート家電」超入門

最近なにかと話題の「スマート家電」。言葉は知っていても、いざ誰かに説明しようとすると困ってしまうものです。そこで今回は、3分で「スマート家電」がざっくりとわかるようにまとめてみました。この記事を読めば、スマート家電の意味、今買える製品とできること、そして未来がちょっと見えてくるはずです。

「スマート家電」とは?

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「スマート家電」
「スマート家電」

「スマート=細身」と連想したあなたは要注意。スマート家電はスマートな体型になるためのダイエット器具ではありません。正解は「スマート=賢い」。つまり、より便利で快適な生活を実現してくれる「賢い家電」という意味です。


「スマート家電」を名乗るのに決まったルールはなく、家電製品が自ら情報を集めて判断し、操作を自動化したり省エネを助けてくれるものであったり、インターネットに接続してたくさんの情報が引き出せるテレビなどさまざまです。「操作しやすい」のも、立派な「スマート」ですね。


最近の傾向としては、スマホやタブレット端末で操作できるのが1つの条件と言えます。スマホなどと連携できれば、大きな画面で確認できるので、操作がわかりやすくなります。また、外出先からの操作も可能にしてくれます。さらに、スマート家電の本当のメリットは、ネットワークに繋がることで、今までにはできなかった便利機能を実現したり、快適さと省エネを両立できることにあります。

スマート家電の未来

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では、「スマート家電」を導入したら実際にどのような便利さがもたらされるのでしょうか? まずは、ちょっとだけ先の生活をのぞいてみましょう。

冷蔵庫にタマゴはいくつあったっけ?

まだ研究中で実現は少し先ですが、冷蔵庫は、単に食材を冷やす家電から、食品を管理する情報機器へと進化しそうです。たとえば、スーパーマーケットで買い物中に「冷蔵庫にタマゴはいくつあったっけ?」と悩んだ時も、スマホで確認できたり、さらに、そのほかの残っている食材の量や消費期限から、夕食のメニューを提示してくれるようなこともできるようになるでしょう。メニューが決まればレシピが送られてきて、調理器具の設定も自動化されるはずです。

使い方は?

家電製品は多機能化が進んでいます。使い勝手も向上していますが、取扱説明書を読んでも使い方がわからないことがしばしばあるでしょう。そんな時にも威力を発揮するのが「スマート家電」です。
現在は、メーカーのサポートセンターに電話で問い合わせるのが基本ですが、製品の型名に始まり、困っている状況をくわしく説明しなくてはなりません。機械が苦手な方や高齢者にとっては、なかなか大変な作業です。
しかし、スマート家電が進化すれば、多くの情報を把握し、発信できる機能を駆使して、スマートフォン経由で情報を送ることが可能に。サポートセンターの応対者は、送られて来た情報から、機器の詳細や状況を把握でき、的確なアドバイスができるようになるでしょう。将来は、サポート担当者や家族がユーザーに代わって遠隔操作で助けるような機能も実現するに違いありません。


いろいろな「賢さ」、いろいろな「スマートさ」が研究されています。

今買える「スマート家電」あれこれ

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「スマート家電」

少し未来のお話をしましたが、現在の状況はどうでしょうか。ここでは、スマート家電で先行しているパナソニックの製品を例にご紹介しましょう。


パナソニックでは、「白物」と呼ばれる家事関連の家電や健康関連の家電を中心に、「スマホ連携」を始めました。専用アプリ「Smart App」をインストールしたNFC対応のスマホやタブレット端末を家電に「タッチ」すると、いろいろな便利機能が利用できます。すでに対応製品として、冷蔵庫、洗濯乾燥機、エアコン、オーブンレンジ、炊飯器、体重計(体組成バランス計)、活動量計、血圧計を取り揃え、数の面でも充実しています。


では実際に、現在発売されているパナソニックの「スマート家電」を具体例として、製品ごとに「できること」をご紹介しましょう。

冷蔵庫

パナソニック「NR-F557XV」

「NR-F557XV」
スマホを冷蔵庫に「タッチ」すると、消費電力やドアの開閉回数が表示できます。消費電力の「見える化」は、省エネを意識するうえで大切な情報です。夏場に消費電力が多くなったら、ドアの開閉を少なくするような行動に結びつくでしょう。

洗濯乾燥機

パナソニック「NA-VX8200」

「NA-VX8200」
スマホの画面で洗濯コースや予約設定をしたら、「タッチ」で洗濯乾燥機を動かすことができます。また、「タッチ」で洗濯のエコ度を知らせる機能も。スマホのキレイな画面なら、面倒と思いがちな洗濯も楽しみになるかも。

エアコン

パナソニック「エアコンXシリーズ CS-X403C2」

「エアコンXシリーズ CS-X403C2」
エアコンは家電の中でもっとも消費電力の大きい機器。節電が電気代の節約に直結します。「Smart App」があれば、ネットワーク経由で運転状況を確認したり、外出先から電源オフもでき、安心です(スマホ連携には別売アダプターが必要)。省エネ性能の高いエアコンも、電気代の「見える化」で意識が高まれば、さらなる節電が楽しみになるはず。

オーブンレンジ

パナソニック「3つ星 ビストロ NE-R3500 」

「3つ星 ビストロ NE-R3500 」
充実したレシピがスマホ画面で閲覧可能。食べたい料理を検索するもよし、残っている食材から作れる料理を探すもよし。メニューが決まったら、レンジにスマホを「タッチ」して設定完了。作り方はスマホ画面に表示されるので、はじめてのメニューにもどんどんチャレンジ!

炊飯器

パナソニック「SR-SX102」

「SR-SX102」
スマホ画面で炊飯器ならではのメニューが検索でき、レシピの表示も可能です。メニューが決まったら、スマホを炊飯器に「タッチ」するだけで設定できます。また、よく使う機能「予約炊飯」も進化。炊飯モードや時間を設定し「我が家流」として6つまで記憶可能。スマホ画面で確認し、「タッチ」して設定するので明快! お弁当用の早朝炊飯も「予約時間を間違えて炊けていない!」なんてミスが減りそうです。

体重計(体組成バランス計)

パナソニック「SR-SX102」

「EW-FA43」
スマホを体重計に「タッチ」すると、体重や体脂肪率などの測定結果がスマホに送られ、日々の変化がグラフで確認できます。「見える化」すると、運動の動機にもなるはずです。また、登録した友達のダイエット状況が確認できる「友達リンク」を使えば、さらにヤル気が増すでしょう。ダイエット三日坊主の方は注目の体重計です。

活動量計

「デイカロリ EW-NK63」

「デイカロリ EW-NK63」
活動量計とは、運動だけでなく、生活の中の動きも捉えて消費カロリーを算出できるすぐれモノものです。スマホを活動量計に「タッチ」すれば、日々の変化がグラフで確認できるので、サボり防止に効果があるかも。価格もお手頃なので、“スマート家電を体験してみたい!”という方にピッタリです。

血圧計

パナソニック「EW-BW53」

「EW-BW53」
手首で計測できるコンパクトな血圧計。血圧測定で大切な毎日の記録もスマホを「タッチ」するだけでOK。スマホで管理すると、朝と夕方の血圧、週平均、月平均の値がグラフで表示でき、変化が一目瞭然です。面倒な記録がお手軽に。簡単だけどスマートな機能ですね。

スマート家電の現状と今後

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2013年はスマート家電元年と言ってもよいでしょう。スマート家電は始まったばかりで、どのメーカーも、「スマート家電」のあり方や、どんな便利さを実現できるか模索中です。今回はパナソニックを例にご紹介しましたが、日本国内の大手メーカーをはじめ、世界の家電メーカーが「スマート化」に取り組んでいます。メーカー間の競争は、より大きな進化をもたらすと期待できます。現実的には、近い将来、電力需給がひっぱくすると運転を抑えるエアコンや、炊飯や充電のタイミングをずらす家電など、家庭を超えた地域ぐるみでのコントロールも実現しそうです。人々の無意識に溶け込んでユーザーを助けてくれる便利家電、無駄やムラを省き、地球レベルでの省エネを実現する家電など、スマート家電は無限の可能性を秘めています。
一方、現時点では機器の連携が同一メーカー製の製品に限られてしまうことも。これでは自由に家電製品が選べません。家電メーカーには、囲い込みでなく、機器の性能やアイデアで競うことを期待したいと思います。それがユーザーへのメリットに繋がり、真の普及につながることでしょう。

ライター/鴻池賢三

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