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レビュー

「私の脂肪が電気に変わる!」エクササイズして蓄電できる便利なマシン

ウワサのエクササイズ発電機! 「充電丸」の実用度をチェック

マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」
マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」

ペダル漕ぎエクササイズをしつつ充電もできてしまうという、ありそうでなかった究極のエコマシン「充電丸」。昨年は品薄状態になっていたらしい。名品か、はたして迷品か……!?

4月も半ばを過ぎて、東京は途端に春めいてきた。頬をかすめる春風に、“春なのにぃ〜お別れですかぁ〜♪ 春なのにぃ〜涙がこぼれますぅ〜♪”なんて、80年代アイドルのヒット曲を無意識に口ずさんでしまう筆者は……、そう、中年太りに要注意な年齢なわけである。食欲はそのまま、でも、体の基礎代謝率は下がっているという、それこそ涙がこぼれそうな現実に直面しているのだ。実際、筆者はこの冬の間に3kgも脂肪を着込んでしまった。

「マ、マズい。早く脂肪とお別れしなければ。でも、ジムに通う時間なんてない……」

と、あてもなく自宅でできそうなダイエット法をネットで検索していたところ、面白いものを見つけた。それが、この「まわしてチャージ 充電丸」(以下、充電丸)だ。“まわしてチャージ”という名の通り、本体の両サイドに付いている自転車のペダルのようなものをひたすら漕ぐ(回す)と、その運動を電気に換えて貯めてくれるというアイデア商品。LEDライトまで装備しており、ダイエットだけでなく防災用品としても役立ちそうなのだ。

だが……。筆者の経験上、この手の“インパクト勝負”の商品は実用性に欠けるものが多いという事実。しかし、3kgの脂肪を身にまとってしまった現実を前に“迷っている場合じゃない”というのも事実! 早速、使ってみることにした。

「まわしてチャージ 充電丸」は予想外にコンパクトで、多機能!

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まずは「充電丸」の本体をチェックしていこう。本体サイズは、33.7(幅)×34.5(高さ)×23.7(奥行き)cmと、一般的なサイクリングペダル式のエクササイズマシンとしても、かなりコンパクト。“こんなんじゃ、足で漕いだら動いてしまうのでは?”とちょっと不安になってしまったが、実際手に取ってみるとペダルの後ろに位置するバッテリー(蓄電池)部分がズッシリ重く、「充電丸」全体の重量は4.6kg。しかも、漕いだ際に本体が動いてしまわないよう滑り止め効果のある専用マットが付属するので、とりあえず問題なさそうだ。

マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」 マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」

ペダル部分のみ組み立て式になっているが、専用工具が同梱されているので特別準備しなければいけないものはない。付属の青いマットは滑り止め効果があるようだが、高級感はなく、薄いお風呂マットといったところ

「充電丸」の構造はいたってシンプルだ。取り扱い説明書によると、“毎分45回転以上のスピードで漕げば充電がスタートとする”とあるが、毎分45回転以上って、いったいどのくらいだろう……?

「充電丸」のバッテリー容量は「7,000mAh」。7,000mAhがどのくらいかというと、例えば、充電池(ニッケル水素電池)の代名詞ともいえる「eneloop(エネループ)」の単三形1本の容量が1,900mAhなので、“単三形eneloopにして約3.7本分”ということになる(※1)。この製品の目的(「ダイエット器具なのに電気が貯まる!」)と、実売で10,000円前後という価格を考えれば、ナットクできる範囲だろう。毎日エクササイズしてちゃんと蓄電しておけば、非常時や、ちょっとしたアウトドアレジャーで役立つ場面がありそうだ。LEDライト付きというのも気が利いている。

(※1)「容量」の目安であり、「出力」の目安ではありません

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容量7000mAhのバッテリー部分は、後方へスライドすることで本体から簡単に取り外しできるようになっている。また、バッテリーには取っ手が付いているので、充電後、手軽に持ち出すことができて便利

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バッテリー部の先端には、「強(9灯)/弱(5灯)」2段階の明るさ調整が可能なLEDライトが装備されている。置いてランタンのように使えるだけでばく、取っ手を持てば手持ちライトのように使うことができる。ちなみに、バッテリー左側面には小物が入れられるスペースがある。付属の専用レンチをココにしまっておけば、なくさなくて安心。ナイスアイデア!

自転車漕ぎエクササイズで貯めた電気がライトにしか使えないかと思ったら、大間違い(それだけでも案外便利そうだが)。「充電丸」には、普通のコンセントを差し込めるAC電源と、USB電源のポートが装備されており、“100W以下の電化製品に使用できる”となっている。つまり、スマートフォンや携帯電話、デジタルカメラやビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、ノートパソコンなど、私たちが日常よく使い頻繁に充電が必要な電気製品の充電ができるのである。

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ライトの下にあるフタを開くと各ポート類が現れる。「AC電源」(100W以下)、「USB電源」、「DC OUT」(3 〜12V切り替え式/900mAh)、の3種を装備する

ペダルを、漕いで、漕いで、漕ぎまくる! が、フル充電への道のりは険しい……

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ということで、とにかく漕いで電気を貯めてみることにした。

滑り止めマットを床に敷き、その上に、本体底部に収納されている「収納式支え板」を出した「充電丸」をセット。ペダルに足を置き、自転車の要領で本体のペダルを漕ぐ。漕ぐ方向は、どちらにも対応している。では、充電スタート! すると、充電開始を知らせる“赤色”ランプが点灯する。「おおっ! 私、今、発電してる。脂肪が電気に変わっていく〜!」と、妙に興奮。やっぱり、エクササイズというのは何らかの効果が目に見えたほうが気分がアガるものなのである。

ところで、エクササイズ中(充電中)の、“ニュイ〜ンイ〜ンイ〜ン”という独特な音と足にかかる軽い負荷。“なんだかすごい懐かしい。なんだっけ、コレ……”と、しばし記憶をたどって思い出したのが、“自転車のダイナモ式ライト”だ。自転車の前輪近くに取り付けられていて、漕げば車輪の回転によって発電しライトが点灯するというアレ。充電丸の使い心地は、まさにそれそのものだ。つまり、スポーツジムにあるようなエアロバイクとは、ちょっと違う感覚なのである。

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毎分45回転以上のスピードでペダルを漕ぐと充電が始まる。それ以下だと充電ランプが点灯しないので“あんなに漕いでいたのにムダだった!”という失敗はない。ペダルが軽いのでもっと早く漕げそうなのだが、説明書に“90回転以上で回すと破損する恐れがある”とあるので、適度なところでキープ。……だが、20分漕ぎ続けたところ、結構ツラくなってきた。ちなみに、ペダルはどちらに回しても充電されるので、好みの方向で漕いでOK

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充電中は、バッテリー側面にある「CHARGE」ランプの左端が赤く点灯。赤いランプの横の4つの「CHARGE」は、充電量を4段階で表示しており、フル充電になると、ゲージ右端の「FULL」ランプまですべてが緑色に点灯する。40分漕いで、いまだ緑ランプは1個!

マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」 マリン商事「まわしてチャージ 充電丸」

足だけじゃなく、手で漕げば二の腕のエクササイズにもなる。また、コンパクトなので、オフィスのデスク下で使うことも物理的には可能。だたし、充電時の“ニュイ〜ンイ〜ンイ〜ン”という音がかなり大きいので、相当にぎやかなオフィスでない限り周囲の人から白い目で見られてしまうかもしれない

ペダルを漕いでいてちょっと気になったのは、本体の軽さ。本体底部から出る「収納式支え板」や付属の滑り止めマットを使っても、足の力というのは強いもので、ちょっと踏み込みの角度が悪かったり激しく漕いだりすると本体が動いてしまう。コツをつかんでしまえばそのようなこともだいぶ軽減できたが、もうちょっと重みがあったほうがよかった。男性は足の力が強いためか、要領を得るまではかなり動いてしまっていた。さらにペダルが小さいこともあって、足のサイズが大きい男性は特に漕ぎにくそうだった。

ちなみに、フル充電までには、毎分45〜90回転のスピードで8〜12時間(目安)漕ぐ必要があるようだ。筆者は……、まだ「充電丸」を買って日が浅いので、ココで“フル充電=「CHARGE」ランプが4つ点灯した状態”をお見せすることができないが、ダイエットしなければならないという目的があるのだから、まもなく達成できるはずだ。

“貯めた電気をいろいろなものに使える”のが最大のメリット

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充電丸の真骨頂は“漕いだ労力が電気に変わる”ということだけでなく、筆者は、“貯めた電気を色々な電化製品で使うことができる”という点にあると思う。先述の通り、「充電丸」にはLEDライトだけでなく、普通のコンセントを差し込めるAC電源と、USB電源のポートが装備されており、スマートフォンや携帯電話、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、ノートパソコンなど、一般的によく使う製品の充電が行えるのだ。

USB経由でデジタルカメラ(5V)の充電を試みたところ、難なくクリア。iPhone(4S)では、USB経由ではできなかったが、ACアダプターを使って問題なく充電することができた。なお、「充電丸」を充電しながら電化製品を充電するという行為はNGとされている。

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USB経由でデジタルカメラを充電。ライトを点灯した状態でも充電できていた。iPhoneも、AC経由ならば充電可能だ。ちなみに、メーカーサイトには“フル充電でLED5灯→72時間/9灯→40時間、30Wの扇風機なら3時間使用可能”と記載されていたので、目安にするとよいだろう

まとめ 「意外と使える! 一家に1台の実用的なアイデア製品」

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正直なところ、さほど大きな期待をしていなかった「充電丸」。“ちょうど非常用のランタンもないし、あったら便利かな。夜中にエクササイズもできちゃうし〜”くらいの気持ちで購入したのだが、“予想以上に使えるじゃないの!”が、今の感想だ。

気に入ったポイントはいくつかある。まず1つ目は、エクササイズが楽しくできるということ。単にペダルを漕ぐだけのエクササイズマシンより、“漕いだ労力が電気に変わる”というギミックが妙な満足感を与えてくれ、ついついペダルを漕ぎ続けてしまうのだ。2つ目は、割と応用が利くこと。LEDライトだけでも非常時用として持っておく価値はあるかなと思うのだが、AC/DC/USBのポートを備えており、緊急時には間違いなく役に立つだろう。さらにもう1つ。漕がなくても「充電丸」の充電が可能なことだ。DC-15VのACアダプターを使えば(別途用意)、コンセントから充電できるのである。これなら、“明日キャンプにいくから、今から朝まで漕がないと!”なんて事態に陥らずに済むというわけだ(ただし、フル充電には12〜15時間かかるが……)。

充電中の音が少々大きいので、“オフィスでこっそりエクササイズ”という夢は破れたものの、ここ1週間は毎日入浴前に30〜40分漕いで“楽しんで”いる。そして、このコンパクトさはやっぱり◎。使わないときにはベッドの下にしまっているが、部屋にあってもさほどジャマにはならない。なお、LEDライトが便利で、筆者は照明器具のないベランダで、夜、洗濯物を取り込んだり植木に水をやるときに「充電丸」をランタンとして毎日使っている。そのためか、いまだフル充電には到達していない……。

フル充電&マイナス3kgを目指して、がんばるぞっ!

価格.comマガジン編集部/YZF-MIYU1

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「I am “86″」というiPhoneアプリにハマってます。“86”とは、トヨタの小型FRスポーツカー“トヨタ・ハチロク”のこと。iPhoneを構えて自分が86を運転している感じで動けば、加速度センサーと連動したアプリが動きにあわせて86のエンジンやイグニッション音、さらにはドリフト時のタイヤの悲鳴まで鳴らしてくれるんです。その様子を録画してアップロードできるから、オモシロイ! “普通に歩いてるのに86のエンジン音”なんてネタモノが笑えます。

※価格.com最安価格は2012年4月19日現在のものです

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