大人気の高級扇風機「Green fan」に、ミニモデルが出た!
(2012年5月15日掲載)

2010年4月9日掲載
寒さで張り詰めた空気も緩み、人々が活動的になる春。桜に誘われて、食べたり飲んだりが楽しくなるこの季節に、今年1年の食の流行を占うイベントが東京ビッグサイトで行われた。
4月7日から3日間に渡って開催された「第13回 ファベックス2010」と「第7回デザート・スイーツ&ドリンク展」は、日本食糧新聞社が主催する、お惣菜、お弁当、中食・外食業界企業に向けた業務用の見本市だ。
売り出したい新商品を、レストランチェーンや、大手デパート、コンビニのバイヤーへ、各社がアピールするこの「食の玄人市」にカカクコムスタッフが潜入、今年流行りそうな女子向けのスウィーツを探しに行ってきた。の、だが…。
会場に足を踏み入れた途端、お腹がグゥと鳴った。これまで何度も東京ビッグサイトに足を運んできたが、こんなにおいしそうな匂いがする会場は初めてだ。そして、そのほとんどが、法人向けの商品ばかり。当たり前だが、個人消費者向けの商品が少ないのだ。となれば……あとは、鬼のように試食して、おいしいものを探して帰るしか手はないではないか!
来場者のほとんどは外食産業に従事するスーツ姿の人々だ。しかし、皆、手には小さなトレーと爪楊枝を持って、各ブースが提供する試食の品を食べまくっている。試食には行列ができているブースもある。筆者も早速、長い列の後ろに着いた。
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長蛇の列だったリョーショクのブース。「あり得ない! が消費を動かす」「あぶらがつなぐ自由」というパンチのあるキャッチ。よく見るとこの看板、ミニサイズのマヨネーズが貼りつけてある。その横には「あぶらー道場」…? |
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その場で揚げたカツや唐揚げを、ひと口大に切り、このソースフォンデュに付けて食べる新しい提案。5か条からなる「あぶらー道場の心得」には「こころからあぶらをたのしむべし」の文字が。今年はエコ&マクロビからの揺り戻しであぶらがはやる!? |
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「あぶらー道場」の発想に圧倒されながらも、コンセプト通り、あぶらの美味を堪能した筆者。やはり、こってりとしたものはしっかりとおいしい! 濃厚な味付けでひと切れでも大きな満腹感だ。今年はもしかしたら、少量でもしっかり満足なあぶら食が再び脚光を浴びるのかも。
だがしかし、女子たるもの、美を追い求め、少しでも美しくなりたいという気持ちが強い。食によって美しくなりいという欲求もまた強い! そこで、今度はあぶらー道場の対極、カラダを健やかに整えるローカロリー美食を求め、再び会場をさまようことにした。
日本古来の調理法でもある「蒸気で蒸す」という食べ方を現代風にアレンジするとこんなパッケージになるのか、と驚くのが「レンジダイニング」シリーズだ。新鮮な野菜とパスタを生のままパッケージしたこの容器。開封して、調味料を生の野菜に混ぜてからフタをし、このまま電子レンジでチンと温めれば、ローカロリーで野菜のうまみたっぷりのスチーム料理がすぐ食卓へ! 合成保存料、化学調味料などは未使用。電子レンジならどこの会社にもあるだろう。会社のデスクでこれが食べられたら幸せだ!
働く女性の食卓に不足しがちな野菜料理を手間なく補える「イニシオフーズ」の「一汁多菜」。一汁多菜とは、汁物1品に、多くの副菜を食べて、バランスの良い栄養をまかなう日本古来の食文化。このお惣菜は、うまみがしっかりとした一番だしで煮込んだ野菜を柔らかな「ジュレ(コラーゲンが豊富なゼリー状の食品)」で固めたもの。
コラーゲンを1000mg配合しており、ヒンヤリちゅるんとしていてとても食べやすい。口の中の温度ですっと溶ける滑らかさで作られた、天然だしのジュレは、さっぱりとして体に染み渡るよう。これからの季節、食欲のない時もツルリと食べられるこの手のひらサイズなら、夏の食卓でも大活躍しそうだ。もちろん保存料、着色料が未使用なのも嬉しい。「あと一品、なにか野菜のお料理を……」という一人暮らしの女性に、冷蔵庫にぜひ常備して欲しい商品。お客様用に出してもおしゃれで喜ばれそうだ。味は3種あり、ひとつなんと150円!
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フレーバーは、オーガニック エルダーフラワー、オーガニック ブルーベリー、オーガニック ペア&アップル、オーガニック ブラックカラント、オーガニック ジンジャー、ラズベリー&ローズの6 種。ビーバーフルーツファーム社が作るこのコーディアルは、ビーバー渓谷の湧き水ときび砂糖を使っている |
中華調味料の老舗「YOUKI(ユウキ)」のセカンドブースで発見したのが、女子ゴコロをくすぐる愛らしいパッケージのこのドリンク。イギリスの伝統的な、しょうがとハーブのナチュラルなドリンク「コーディアル」。試飲をしたのだが、これがスキッとしてとてもオイシイ!
オーガニックのジンジャーを使い香料、着色料、甘味料、保存料を使わないナチュラルさ。しょうがは、カラダを温め、代謝を上げる万能食材だが、このドリンクは、しょうがにプラスされたハーブによる6つのフレイバーで、いろいろな味が楽しめるのも魅力。パッケージが超かわいいので、贈り物にも絶対喜ばれるに違いない。お値段は1本1500円と高価だが、お湯やペリエで割って飲む9倍希釈なのでコスパも合格。カクテルにも、フレーバージンジャーエールにも使える。ほんとに、こういうドリンクを待ってたんですよ。お中元なんかで全フレーバーを箱詰めでもらったなら、女子なら小躍りしちゃうドリンクだ!!
筆者は中華粥が大好きだ。先日、濱田先生の連載「調理家電のスゴレシピ」でもおかゆメーカーを使った、超美味なおかゆレシピを紹介したが、お米主食の国で育った人々にとって、おかゆはまさにファストフード。だが、いま日本で「おいしいおかゆが食べたい!」と思ったら、中華料理店か飲茶の名店に駆け込むか、普通のお食事と同じくらいの予算がかかる高価なものが多いなぁと感じる。「お粥やTAIKI(GHP)」は、このスーパーバランスフード「おかゆ」を低価格、高品質、高栄養素で提供するファストフードシステムを開発。「テイクアウト可能な中華デリ的おかゆ店があれば毎日でも通うのに」という筆者の夢が叶うかもしれない。
TAIKIのおかゆは、鶏とホタテのダシ、しょうがで煮込んだ、あっさり、でもおいし〜いおかゆで、後味もスッキリだ。あとを引くおいしさに、試食の列もなかなか途切れることがなかった。これははやったらうれしい。
コンフィチュールとはフランス語で「ジャム」のこと。近年、フルーツ本来の甘みを生かしたオーガニックのジャムを愛する女性が増えている。たとえば、ちょっとしたお礼などでちょっと珍しいジャムを贈ったり、紅茶に入れたり、アイスクリームやケーキにかけたりと用途が広く、保存が利くのも重宝される理由だろう。
このベルナデッテ・デ・ラベルネッテ(フォーデライト)のコンフィチュールは、アフリカ大陸の南東に浮かぶマダガスカル島で、フランスから移住したブリジッドという女性が、銅鍋で煮て作る手作りのジャムだ。レシピは、フランス貴族「デ・ラベルネッテ家」に代々伝わるもの。マダガスカルはバニラとフルーツが特に美味だが、それを高温で短時間加熱することで、最高の風味を逃さないようにしているそう。
ブリジッドが大なべで1ロッド(2〜3kg)を作り、その度に味を確認して、微調整しながら仕上げるこのジャム、実は昨年、世界最大のチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ・パリ」でフルーツのコンフィチュールとしては初めて特別賞を受賞し、そのおいしさが世界に認められることとなったそうだ。
嫌な甘さがなく、予想と違うアプローチで組み合わされたスパイスに「コレがジャム?」と驚く。口の中で2度3度と味が変わるのだ! ジャムだけでなく、マダガスカル産のカカオを使ったチョコレートペーストが5種、ジュレが3種、2種のママレード、13のコンフィチュールと全23種ものフレーバーがあるのだが、全種類食べたい! と思うほど麻薬的な美味体験だった。
デーツとは、砂漠のオアシスに生えるナツメヤシに実る栄養価の高い実を半乾燥させたものだ。保存食として、古くから、特に砂漠の民の健康を担う食べ物だった。乳製品とこのデーツを主食としてきた砂漠の民もおり、ラマダン明けに最初に食す食材としても有名な高栄養価食材だ。思わず足を止めたのは、中東アジアのバザールのようなこのブースの雰囲気がとても素敵だったから。「FAR EAST」が扱うこのデーツは、旧約聖書にも、コーランにも、ハムラビ法典にも、アラビアンナイトにもその名が出てくるという。「こんなにおいしいのに、みんな知らない」というキャッチコピーにも納得だ。
鉄分、カルシウム、カリウムなどミネラルが豊富で、精神安定、不眠解消にも効果があるデーツ。ひと口かじると「砂糖漬け?」と思うほど甘いが、これは何の手も加えず、ただ乾燥させただけなのだそう。ねっとりとした食感がクセになる。間食をするなら、こういう体によくて、ナチュラルな甘さのものを選びたいもの!
食の流行やキーワードは、その時代の気分を反映するものだが、今回の展示会で目立ったのは、やはり、昨年から変わらず、「無添加」「オーガニック」「自給率」、この3つのキーワードだった。無添加物やオーガニックのものを好む、というのは女性の間ではもう当たり前のこと。そのうえで、見た目のよさ、味のよさ、保存のよさを求められるので、メーカーも開発にひと苦労だろう。
その食物が持つ本来のうまみを味わいたい、という欲求は女性の間で高まるばかり。マクロビオティックの影響で、子供に与える食べ物もオーガニックのものを選ぶ人が増えている。要するに、安全な食材を、栄養吸収率の最も高い調理法で、一番おいしく味わいたい、というのが今の女性の気持ちなのだろう。今後、野菜に対しても、本物志向やブランド志向がますます強くなるような気がする。
食料自給率向上とは、料理で使用する食材を国産の食物でまかなっていくことだ。「米粉」がこれだけ粉業界で注目されていることからも、これまで輸入に頼ってきた食材を見直し、国内の生産と需要を上げて、さらに体にもいい、安全な食材を食べることが望まれている。実際、米粉はパンにしてもお好み焼きにしても非常においしく、小麦よりも血糖値の上昇がなだらかで、日本人の体にあったよい食材。今後もぜひぜひ活用していきたいものである。