大人気の高級扇風機「Green fan」に、ミニモデルが出た!
(2012年5月15日掲載)

2010年2月18日掲載
ソニーのコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットT」シリーズは、2003年11月に発売されて以来、高性能な“カード型”デジカメの大本命として愛されてきた。
今回紹介する、2月5日に発売されたばかりの最新春モデル「サイバーショット DSC-TX7」(以下DSC-TX7、)は、その最新モデル。初代機から備えていた大画面・薄型・高機能という特長を極限まで生かした正統進化モデルだ。
初代モデルから変わらず“スリムボディにフルスペック”というコンセプトを貫く「DSC-TX」シリーズの最新モデル「DSC-TX7」。まずは、そのスタイリッシュな本体と基本性能から確認してみよう。
ソニーは、昨年冬モデルから、一部の製品(主に上位モデル)で、「裏面照射型CMOS(りめんしょうしゃがた シーモス)」という新型センサー(撮像素子)を採用している。従来デジカメで採用されてきた撮像素子と比べてこの「裏面照射型CMOS」のすぐれている点は、暗所撮影に強いということ。従来のTシリーズ製品が搭載していたCCDと比べて約2倍も感度がアップしているという(ソニーのウェブサイトより)。これにより、暗所でもノイズの少ないクリアな写真撮影が可能になっているのだ。
「CMOS」といえば、ケータイのカメラで主流の撮像素子で、何となくCCDよりも「画質が悪くて、暗所撮影にも弱い」という印象があるが、「裏面照射型CMOS」に関しては別物と考えるべきだろう。ちなみに有効画素数は約1000万画素。今春は、1400万画素クラスのCCDを搭載した製品が多数登場しているが、実用面では1000万画素でも必要十分、というか、これでも多いくらいだ。
レンズは、光学4倍ズームと一般的だが、かなり広角寄りのレンズ(f=25mm相当から)を搭載しているので、暗所撮影に強い「裏面照射型CMOS」との合わせ技で、薄暗い屋内での撮影や夜景撮影などにはうってつけのモデルなのである。薄暗くて被写体との距離を多く取れないような場所でもラクラク撮影できる。例えば飲み屋さんなどで記念撮影したいときなどにも活躍してくれるはずだ。もちろん、最新のコンデジに搭載されているような顔認識やシーンモードといったオート撮影機能はほぼ搭載されており、基本的にはカメラ任せの撮影でも美しい写真をとることができるようになっている。
モニターは3.5インチと、最新デジカメの中でもトップクラスの大きさ。解像度も92.1万ドット(640×480ドット相応)と圧倒的に高精細だ。音楽を再生しながらスライドショーを楽しむ機能が搭載されていることからもわかるとおり、撮った写真をフォトアルバム的に楽しむといった用途にも向いている。モニターの視野角もかなり広いので、複数名で囲んで見るような場合でも(斜めからのぞき込んでも)、十分楽しめるようになっている。
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高精細モニターのおかげで、パソコンに取り込まなくても撮影画像の細部を確認できる(猫の毛並みまでしっかり表示できているのを確認してほしい)。デジカメのモニター上ではきれいに見えたのに、パソコンで見たらブレていた、という失敗も十分を回避できる |
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なお、携帯性についてもカード型ということで問題なし。ただし、今時のデジカメと比べてものすごく薄いかと言われるとそれほどでもない。薄さ17.5mmという数字は立派な数字だが、Tシリーズ登場から5年以上が経過した現在では、それほどのインパクトは感じなかった。
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重量実測値はバッテリーや記録メディア込みで149g。数字的には平均レベルだが、本体サイズが小さいため、ややズシリとした重量感を感じた。本体前面のパネルはレンズカバーを兼ねており、下にスライドさせるとレンズが露出するようになっている。本体全体がフラットな面で構成されているので、デコりたい女子にはピッタリのデザインかも(もちろん自己責任でどうぞ) |
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“フラットすぎる”ため、ややホールドしにくいのが弱点か。背面もほとんどがモニターに占められているため、(申し訳程度にグリップが設けられているものの)片手で持つと落としてしまいそうな不安感がある。握力に自信がない人にはストラップの装着を強くおすすめしたい |
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なお、記録メディアには“サイバーショット初”となるSDメモリーカード(SDHC対応)を採用。一般的に広く使われているSDメモリーカードを流用できるようになったのはうれしい。もちろん、これまで通りメモリースティックDuoにも対応しているので、これまでのソニーユーザーも心配無用だ。
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メモリースロットはSDメモリーカード/メモリースティックDuo兼用型。両方を同時に挿すことはできないので注意しよう。そのほか約45MBの内蔵メモリーを搭載しているが、最大解像度(最高画質)だと10枚も撮れないので、あくまでも緊急用と考えたほうがよいだろう |
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ここまででも「DSC-TX7」が高性能なデジカメだということがわかるが、実のところ、その最大の売りはそこではなく、「タッチパネル」と「フルハイビジョン動画撮影」なのである。
まず「タッチパネル」だが、「iPhone」の爆発的ヒット以来、携帯電話やノートPCなどで採用が進んでいるのは周知の通り。デジカメでも昨年あたりから採用モデルが増加しはじめ、今では主要メーカーのほとんどが、何らかのかたちでタッチパネル搭載デジカメを発売している。
タッチパネルのよいところは、実際のボタンに縛られず操作できること。状況に合わせて、画面上の自由な位置にタッチボタンが表示される。必要のないボタンはそもそも表示されないので、パッと見でわかりやすい、直観的なインターフェイスを実現できる。
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被写体にカメラを向け、ピントを合わせたい部分をタッチするとそこにピントが合うようになっている。タッチパネルは感圧タイプを採用しているため、爪の長い人が、爪の先でトン、トンとタッチするだけでもしっかり動作する(むしろ爪先のほうが操作しやすいかも?) |
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また、タッチパネルならではのカスタマイズ性の高さも◎。画面の左端に表示されるアイコントレイに、自分が必要な機能を好きなように配置することができる。文字やスタンプで写真を楽しく加工できる「ペイント」機能も楽しい。
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画面をタッチすることで、写真の好きな位置にに文字を書き込んだり、スタンプを押したりできる“プリクラ感覚”の楽しさは、タッチパネルならでは。加工した画像は別途保存してPCに取り込めるので、いろいろ活用できる。文字を書き込むなど細かい作業には付属のタッチペンが便利 |
そして「フルハイビジョン動画撮影」機能も要注目の機能だ。これまでのデジカメはハイビジョン(1280×720ドット)での撮影はできたものの、フルハイビジョン(1920×1080ドット)での動画撮影はできなかった。本機はそれを可能にした世界初のコンパクトデジカメ。これほどのコンパクトボディで、最新ビデオカメラ顔負けの超・美麗動画を撮影できるというのだから驚かされてしまう。
動画の記録方式は、ビデオカメラで主流の「AVCHD」。パソコンでの視聴には向かないが(Windows 7以前のOSでは別途対応ソフトのインストールが必要)、BDレコーダーとの相性はバツグン。ほとんどの製品が直接取り込み可能だ。さらに、ソニー製のBDレコーダーとならば、本体同士をUSBやUSBケーブルで接続しレコーダー前面の「ワンタッチボタン」を押すだけで簡単にハードディスクに取り込むことができる。取り込んだ映像は、もちろんBDメディアにハイビジョンのままダビングすることもできる。
実のところハイビジョン動画は現時点ではパソコン向きではない。上記のように再生環境が整っていないことや(古いパソコンではソフトがあってもマシンパワーが足りない)、フル解像度(1920×1080ドット)に対応したモニターが普及していないこと、データを書き出すBDドライブがDVDドライブほど普及していないことなどがその理由。本機もそれを理解したうえで、BDレコーダーとの相性を重視したのだと思われる。テレビでの視聴を前提にした機能と考えたほうがよいだろう。ご自宅の高解像度のテレビで、皆で高精細な映像を堪能するといった使い方がうってつけだ。
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音声はステレオ録音対応。外付けマイクなどには対応していない。同梱されるマルチ出力スタンド(写真右)のHDMI端子を経由することでテレビ出力が可能。音声も合わせて1本のケーブルで接続できる(ケーブル別売) |
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なお、サイバーショット独自の機能として好評の「スイングパノラマ」機能に対応。スイングパノラマは、撮りたい風景や物にカメラを向けてカメラをサッとひと振りするだけで雄大なパノラマ写真が撮れるという撮影機能で、スイング時に発生する手ブレやズレも高精度の補正機能でなめらかに仕上げてくれる。
すぐれた基本機能、充実した付加機能と、文句なしの完成度を誇る「DSC-TX7」。同価格帯の他社製品と比べてズーム性能がやや弱いことと、やや重量感があり持ちにくいことを除けば、本当にケチのつけようがない。デジタルカメラ春商戦の本命モデルと断言できる。
夜景も、薄暗い屋内での撮影も、動画も、あらゆる撮影をワンランク上のクオリティでこなしてくれるので、品質に妥協したくないこだわり派の女性にぜひ使ってほしい逸品だ。現在のコンパクトデジカメ市場ではやや高価な製品だが、それだけの価値はある!
ライター/山下達也(ジアスワークス)
※価格.com最安価格は2010年2月18日現在のものです