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レビュー

ラッピングに、メッセージに!小さくてもアレンジいろいろ

人気の“マスキングテープ”用プリンター「こはる」でペタッ!

手紙やポチ袋の封にペタッ。手帳やノートのアクセントにペタッ。とにかく貼りたい! 集めたい! 女子心をくすぐるステーショナリーといえば、マスキングテープ。近ごろはその種類もグンと増え、マスキングテープのムック本なども出ている人気っぷり。そして、今、マステファンの間で話題を呼んでいるのが、キングジムのマスキングテーププリンター「こはるMP10」(以下、こはる)だ。キングジムといえば、ラベルに文字が印刷できる「テプラ」でお馴染みの会社。なるほど、今度はマスキングテープに文字を印刷しちゃうわけだな。さっそく、試してみた。

女子心をくすぐる見た目とネーミング

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「テプラ」しかり、文具のネーミングは、通常カタカナが多いものだが、「こはる」というひらがなのネーミングに、まず、筆者はグッと来た。そもそもマスキングテープ(略して、マステ)を使う男子というのはまれで、女子をターゲットにしている商品であることは間違いないが、それにしてもこのネーミングはマステファンのハートをしっかりつかんでいる。

ネーミングだけではない。本体のサイズ、見た目もとにかくカワイイ。カラーはホワイトとブラウンの2種類だが、ベーシックなカラーがプリントボタンであるピンクの小鳥を引き立てる。

「こはる」の用途は、マスキングテープに文字や絵を印刷すること。となると、いわゆるキーボード機能と印刷機能が必要になるわけだが、「こはる」は縦80×横110×奥行き40cmと驚くほどコンパクトだ。大きさは名刺入れとほぼ同じである。こんな小さなカラダで、ちゃんと働いてくれるのだろうか?

まずは見た目にキュン
カラーバリエーションはホワイトとブラウンの2種類。持ち運びがしやすいコンパクトサイズなのに、フェイクレザーの持ち手をつけちゃうあたりが小憎い演出

キーボードはこんな感じ
縦80mm×横110mmのコンパクトサイズだが、キーボード機能はちゃんとついている。指1本でもうっかり隣のキーまで押しちゃいそうだが、まぁ、それは細心の注意を払いましょう、ってことで……

こんなにもちっちゃい!
名刺ケースとほぼ同じという驚きの小ささ。でも、厚みは40mmあり、中には単4形アルカリ乾電池が4本(別売)入るので、それなりの重さと安定感はある

中はこんな感じ
本体の中は、単4形アルカリ乾電池が4本と「こはる」専用のマスキングテープが入っているだけ。精密機能は一切見えず、完全に女子仕様

「こはる」専用マスキングテープ
プリントできるのは「こはる」専用のマスキングテープのみ。マスキングテープという名の光熱紙のため、長期保存ができないというのが難点ではあるが、バリエーションは25種類と豊富

キュートなテープたち
レースやチェック、ドットなど女子好みのテープが揃う。文字印刷が見えるように、パステルカラーがベースとなっている

さっそく、文字を打ってみよう!

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では、さっそく文字を打って印刷してみよう。

まず、本体に「こはる」専用のマスキングテープをセットする。テープをセットするときは、テープの先端を本体から少し出しておく。本体のカバーを閉めるときは、2つのツメをミゾに合わせる。「パチン」と音がしたら、きちんと閉まった証拠だ。

次に文字を入力。電源ボタンをONにし、「Mode」ボタンを繰り返し押して、入力モードを選択する。入力モードは、「かな漢字入力」「カタカナ入力」「ABDC入力(大文字)」「abcd入力(小文字)」の4種類。文字入力の途中でも、入力モードは変えられる。

文字の入力はローマ字入力。漢字を変換するときは、「space」を繰り返し押し、「OK」で決定。そのほかの編集機能は、左右にカーソルを動かす「←」「→」と、文字をキャンセルする「clear」、スペースを入れる「space」、確定の「OK」のみ。普段からケータイやPCを使って文字を入力している人なら、特に不自由はない。

では、まず適当に文字を打ってみる。文字を打ち終わったら、ピンクの小鳥のボタン「Print」を押して、印刷。すぐに、本体から印刷されたテープがニョロリと出てくる。ある程度、想像はついていたものの、実際にテープが出てくると、ちょっとした感動を味わえる(ま、何回もやっているとその感動は薄れていくのだけれど……)。

出てきたテープは手でちぎってもいいし、ハサミで切ってもいい。あとはテープをはがして、好きなところにペタッと貼るだけだ。

あまりの簡単さに、「えっ!? もうおしまい?」と少し物足りなさを感じてしまった筆者。「えーっ、もっと打ちたいよ〜!」とその後は、マスキングテープのある限り、あれこれ打ちまくり、印刷しまくり。作業自体は単純なのに、なぜかハマってしまうのだ。おいおい、こんなに印刷してどうするんだよ〜!?

まずはテープをセット
本体のカバーを開け、「こはる」専用のマスキングテープをセットする。テープの向きを間違えないようにしよう。テープの先端は、本体から少し出しておくこと

テープの残量をチェック
本体裏にはマスキングテープの残量がチェックできる小窓がついている。こうしたちょっとした演出が女子心をくすぐるんだよなぁ〜

文字を打ってみる
まずは、ひらがなを打ってみる。キーボードのキー幅が狭いので、うっかり隣のキーを一緒に打ちそうになる。爪を使って打つといいかも

ことりボタンをON
文字を入力したら、小鳥ボタンを押す。あ〜、ピンクの小鳥ちゃん、なんてカワイイの〜

出てきた、出てきた!
「Print」キーを押したと同時に、本体からマスキングテープがニョロリと出てきた。うわぁっ、ちょっと感動〜!

手でも切れます
出てきたテープは手でちぎってもいいし、ハサミで切ってもよし

テープをはがして……
裏面のテープは上下2枚に分かれているので、貼るときにも便利

文字入りマステの完成!
完成したら、好きなところにペタッと張るだけ。手順を覚えたら、フォントを変えたり、絵文字を使ってきたりして、アレンジを楽しもう!

絵文字やフレームでアレンジいろいろ

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文字を打ち、マスキングテープに印刷をする。「こはる」の仕事はたったそれだけなのだが、その中身が充実している。

まず、文字のサイズはS、M、L、LLの4サイズを用意。フォント(書体)は、「スタンダード」「てがき」「アンティーク」「ポップ」「タイプライター」「らくがき」の6種類あり(ただし、「タイプライター」と「らくがき」は英数専用フォント)、その日の気分や贈る人に合わせて好きな書体を選ぶことができる。

ただし、1つ難点なのが、どのフォントを選んでも、漢字は「スタンダード」で印刷されてしまうこと。そのあたりのツメがちょっと甘いぞ! と見た目を気にする女子たちに指摘されてしまいそう。ま、そもそもキュートなマスキングテープに漢字は似合わないから、ひらがなかアルファベットを使う頻度のほうが多いとは思うが……。

文字以外にも、ケイタイメール同様に記号や絵文字も充実。植物、動物、食べ物などさまざまな絵がラインアップされている。また、消しゴムはんこ作家として活躍中のayacoさん(外部サイト)のはんこ絵もあって、これがまたカワイイ。

記号や絵を入れるときは、入れたい位置にカーソルを移動させ、「*」のキーを押す。「←」「→」を繰り返し押して、カテゴリを選び「OK」を押せば、入力完了。文字を入力中でも、途中で記号や絵を入れることができる。

もっと楽しく、もっとゴージャスにしたいときは、フレーム(外枠)をつけてみよう。フレームはシンプルなケイ線から、チェックやドット、レース柄など34種類ある。

フレームを付けるときは、まず「Frame」キーで入力を切り替え、「←」「→」を繰り返し押して、「OK」キーで好きなフレームを選択。特別難しい設定をしなくても、印刷をすると、フレーム内にきちんと文字が収まって出てくる。

文字のサイズは4サイズ
文字のサイズは上からS、M、L、LLの4サイズ。15mmのテープ幅からすると、MサイズかLサイズがちょうどいい感じがする。ただし、ゴージャスなフレームをつけたいときは、Sサイズくらいがいいかも

フォントもいろいろ
ひらがなフォントはスタンダード(左)、ポップ(右)、てがき(上)、アンティーク(下)の4種類。ただし、漢字はスタンダードのみ

アルファベットは6種類
アルファベットは6種類。左上から時計回りに、スタンダード、ポップ、タイプライター、らくがき、アンティーク、てがき

絵文字も充実
ケイタイメールなどでもお馴染みの絵文字に、人気上昇中の消しゴムはんこ作家ayacoさんのはんこ絵をプラス

フレームもつけちゃえ!
シンプルなものからカワイイ系、ゴージャス系まで、全部で34種類のフレームを用意。文字+フレームを入力すると、フレーム内に文字が収まって出てくる

ペタッと貼るだけで、いろいろなシーンで大活躍!

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さて、いろいろなバージョンを作ってみたところで、どんな用途があるか?

「こはる」の最大入力文字数は62文字。といっても、そんなに長文を打つ人はあまりいないと思う。たいていは「ありがとう」などの一言メッセージに使うのではないだろうか。たとえば、手作りのお菓子をプレゼントするとき、借りていたノートや書類を返すときに、さりげなく添えてあったら、受け取った人はうれしいもの。「うん!? 彼女いいかも!」と異性の心をグッとつかめる可能性もアリだ。

好感度UPの目的だけでなく、自分自身のメモとして記録しておくのもいい。また、家でのパーティーやバーベキューなどで紙コップを使うときに、誰がどのコップで飲んでいるかわかるように名前をつけておくのにも重宝しそうだ。

オフィスでさりげなく
歳の近い男性社員に借りていた書類。「ありがとう」のメッセージを添えて返したら、好感度UP。オフィスラブに発展するかも……?

贈り物の一言メッセージに
お世話になった人に、手作りお菓子をプレゼント。手作りお菓子と手作りメッセージのW手作りで、やさしい女の子を演出しちゃおう

家酒の記録に
庭で穫れたやまももをお酒に漬ける。飲みごろがわかるように、製造年月日を記録しておく

まとめ

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とにかくカワイイの一言に尽きる「こはる」。手のひらサイズの愛らしいボディも、そのネーミングも、カワイイもの好きのマステファンの心を引き付けること間違いナシだ。しかも、カワイイだけではなく、印字としての機能もしっかり備えている。

だが、1つだけ文句を言わせてもらうなら、せっかくいろいろなフォントを用意しているのなら、漢字も頑張ってほしかった。どんなにかわいいフォントを選んでも、漢字をひと文字入れてしまうと、それだけでアンバランスになってしまうのが、筆者は残念でならない。「だって、マスキングテープに漢字は似合わないもんね〜!」と、はなから取り入れていないとすれば、それはそれでカワイイをとことん追求する「こはる」らしさでもあるのだが、実用性としてはイマ一歩と思ってしまう。

コンパクトサイズのためにキーボードが打ちにくい(男性)、デザイン重視のためにキーの文字が筆記体になっていて読みづらい(中年)など、小さなツッコミどころもあるけれど、何はともあれ、「かわいければOK!」とマステファンにターゲットをがっちり絞っているところが、それはそれで「潔くていいぞー!」と逆に応援したくなるアイテムである。

ライター/石渡 真由美

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