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Android 4.0やXi対応など、新技術を取り込んだ人気スマホの最新モデル 

夏スマホの“真打ち”登場「Xperia GX SO-04D」

人気の高いスマートフォン「Xperia」シリーズの最新モデル「Xperia GX SO-04D」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製、以下Xperia GX)が、いよいよこの8月9日にNTTドコモより発売される予定だ。この3月に「Xperia acro HD」が発売され今でも高い人気を維持しているが、この最新モデルでは、Android 4.0や、LTE回線「Xi(クロッシィ)」対応といった新技術へのキャッチアップが行われており、さらにその魅力を増している。高い人気が予想される本機種だが、その試作機を使ってその実力に迫ってみよう。

背面がえぐれたアーク(孤)ボディを、「Xperia arc」より継承している

復活したアークボディが特徴の薄型「Xperia」

この夏に、NTTドコモより登場する「Xperia」シリーズは、大画面のハイエンドモデル「Xperia GX」と、コンパクトなボディが特徴の「Xperia SX」の2機種だ。いずれの機種も、この夏モデルのトレンドである、最新OSのAndroid 4.0の搭載、高速なデュアルコアCPUの採用、Xiへの対応などがなされており、カタログスペックを見る限り、欠点らしい欠点はなく、発売前の評判もかなり高い。本機の登場を待ち望んでいるユーザーも多いだろう。

まずは、「Xperia GX」のボディから見てみよう。約69(幅)×131(高さ)×10.5(厚さ)mmというサイズで、重量は約127gとなっている。今年の3月に登場した従来機種の「Xperia acro HD」や「Xperia NX」は、比較的ボディが大きく重量も重めだったが、この「Xperia GX」は一転して、薄くコンパクトに見せるというデザインコンセプトとなった。ボディを見ると、ディスプレイが消灯している場合にベゼルと液晶が一体化して見える表面デザインと、昨年の春に登場した「Xperia arc」でも採用されていた背面のアーク(孤)デザインが目に付く。背面のアークデザインは、見た目のよさだけでなく、手にしたときに感じる薄さの演出と、カーブがもたらすホールド性のよさのため、スペック以上に大きさを感じさせにくいという効果もある。

また、表面のロゴが「Sony Ericsson」から「SONY」へと変更され、「XPERIA」のロゴも背面に移動しているなど、メーカーが「ソニー・エリクソン」から「ソニー(ソニーモバイルコミュニケーションズ)」に変更されたことによるデザインの変更もなされている。

約4.6型という面積の広いディスプレイを搭載するため、ボディの横幅は少々広い

表面には「SONY」ロゴがプリントされている。なお、ボタンは液晶ディスプレイを使ったタッチ式で、キー配列は、左から「バック」、「ホーム」、「タスク」となっている。従来のXperiaシリーズと比べると「メニュー」が「タスク」と入れ替わった格好だ

孤を描く独特の背面デザイン。従来機種では表面にあった「XPERIA」のロゴが背面に移動している

左側面には、電源スイッチが配置される

右側面には、キャップなしのmicroUSBポート、ボリュームスイッチ、そしてXperiaの特徴のひとつであるシャッターボタンが備わる

ヘッドホン端子も搭載。モールで囲まれており質感も良好

メタルのモールは、側面を一周している。デザインだけでなく、ホールド感にもよい影響を与えている

使用するSIMカードは、マイクロサイズの「miniUIMカード」。microSDメモリーカードは2GBが同梱されている

次に、機能面から「Xperia GX」を見てみよう。いわゆるガラケー機能として、FeliCaポートが搭載されているが、ワンセグや赤外線通信機能は搭載されていない。その代わり、FMラジオ機能が備わる。また、ボディは、防水・防塵仕様になっておらず、付加機能の少ないグローバルモデルに近い設計思想が読み取れる。

メインカメラには、有効画素数1300万という高精細の裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R for mobile」が使われている。メインカメラはスイングパノラマ3Dの撮影にも対応しており、3D対応ディスプレイと組み合わせることで、3D写真を楽しむことも可能だ。

メインカメラには、有効画素数約1300万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーが採用される。3D撮影機能を備えており、3D対応ディスプレイに接続すれば、立体写真を楽しむこともできる

インカメラは約130万画素のCMOSセンサーが採用される

FMラジオチューナーを搭載しており、ヘッドホンのケーブルをアンテナとして使うことで、FMラジオの聴取が行える

ディスプレイの性能は相変わらずすばらしい。従来の「Xperia acro HD」と同じく、表面の保護ガラスと液晶本体の間にあった空気層をなくした、「Clear Black Panel」を採用。高い輝度のため、明るい場所での視認性がよく、透明感と色のりにすぐれた美しい発色を持つ。また、720×1280ドットという高い解像度のおかげで、表現も緻密である。パネルの応答速度もなかなか速いようで、ライバル機種ではやや目立つ動画の残像も少なめだ。

こうしたパネル単体の性能に加えて、「Xperia GX」には、ソニーの液晶テレビのテクノロジーを投入した映像エンジン「モバイルブラビアエンジン」が搭載されており、映像のコントラストや輪郭を強調することで、くっきりと見やすい映像に調整してくれる。最近では、高品質な液晶パネルや有機ELパネルを採用するモデルが増えているが、それらと比べてもこの「Clear Black Panel」は、十分に互角の戦いができる画質を備えている。

「Xperia GX」(写真左)の採用する「Clear Black Panel」は、透明感のある発色と明るい画面が魅力。従来モデルの液晶(写真右)と比べると、その差を感じやすい

従来機種の「Xperia acro HD SO-03D」からの進化点

つい半年ほど前に登場したばかりの「Xperia acro HD」もかなりのハイスペックマシンとして知られていたが、この「Xperia GX」では、いったいどういった点が進化しているのか、以下のスペック表を見ながら比べてみよう。

  Xperia GX SO-04D Xperia acro HD SO-03D
ボディサイズ(幅×高さ×厚さ) 約69×131×10.5mm(最薄部約8.6mm) 約66×126×11.9mm
重量 約127g 約149g
画面サイズ(解像度) 約4.6型(720×1280) 約4.3型(720×1280)
CPU MSM8960
(1.5GHz、デュアルコア)
MSM8260
(1.5GHz、デュアルコア)
RAM容量 1GB 1GB
ストレージ容量 16GB 16GB
FeliCa 搭載 搭載
ワンセグ 非搭載 搭載
赤外線通信 非搭載 搭載
防水仕様ボディ 非対応 IPX5/7
搭載OS Android 4.0 Android 2.3
モバイル回線 Xi/FOMA FOMA
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11b/g/n
Bluetooth Bluetooth 3.1 Bluetooth2.1+EDR
メインカメラ 有効画素数約1300万画素
裏面照射型CMOSイメージセンサー
“Exmor R for mobile”
有効画素数約1210万画素
裏面照射型CMOSイメージセンサー
“Exmor R for mobile”
インカメラ 有効画素数約130万画素
(CMOS)
有効画素数約130万画素
(CMOS)

両機種を比較してみると、ボディサイズの面で、幅が広いが薄くて軽い「Xperia GX」に対して、幅は狭いが厚くて重い「Xperia acro HD」という違いがある。また搭載される液晶のサイズも「Xperia GX」のほうがひと回り大きい。

搭載されるCPUは、1.5GHz駆動のデュアルコアCPUという点では共通しているが、「Xperia GX」の「MSM8960」は、「Snapdragon S4」と呼ばれる最新世代のCPUで、製造プロセスルールが変更されて小型化が進み、消費電力も少なくなっている。演算と描画など主要な処理性能が全般的に向上している点も魅力だ。通信性能では、高速規格の「Xi」に対応している点が大きい。また、Wi-Fiでは新たにIEEE802.11aに、Bluetoothではバージョン3.1に対応、メインカメラの画素数も少し向上しているなど、細かな点でも改良されている。

もちろん、先ほど触れたように、「Xperia acro HD」では搭載されていた、ワンセグ、赤外線通信、防水仕様のボディといった、ガラケー機能を「Xperia GX」では、FeliCaポート以外は搭載していない点も異なっている。

最新スペックを満載し、ハイレベルな処理性能を求めるのなら「Xperia GX」が適しているが、防水仕様のボディやガラケー機能が一通り必要だと考えるなら「Xperia acro HD」も、有効な選択肢といえるだろう。なお、8月に登場予定のコンパクトモデル「Xperia SX」はガラケー機能が豊富に搭載されているので、こちらを選んでもよい。


なお、今回検証したのは、開発途中版の試作機ということもあり、恒例のベンチマークテストの結果公表は見送らせていただく。ただ、体感速度では、同等のスペックを備える「AQUOS PHONE ZETA」や「OPTIMUS it」と比べても同等レベルの体感速度感じられた。また、従来の「Xperia acro HD」と比較すると、高速回線「Xi」のおかげもあり、インターネットを使ったコンテンツ全般の表示が非常にスムーズだ。特に、歴代のXperiaに搭載されているアプリ「Timescape」のように、インターネット上のたくさんのサイトを一度に巡回する必要がある場合、レスポンス速度はかなり向上する。

Xperia独自のアプリ「Timescape」は、本体の処理速度とXiのレスポンスの相乗効果で、動作はさらに改善されている

「Timescape」のTwitter機能では、リツイート情報やツイートへの返信なども閲覧できるようになった

Xperiaらしさは健在。引き続きスマホ選びの重要な一角を占める存在

「Xperia」シリーズには、すでにガラケー機能を完備する「Xperia acro HD」があり、今後、コンパクトで多機能が魅力の「Xperia SX」の登場も8月にひかえているなど、製品の層はかなり厚くなっている。その中でも「Xperia GX」は、快適なタッチ操作を行える大画面の薄型ボディと、最新のハイエンド機としてのスペックを備えた製品だ。

また、動画再生やネットワークに負荷をかける処理を長時間かけて行ったのだが、ボディは発熱は比較的少なく、不快な熱を感じることは少なかった。バッテリーについては、1700mAhとそれほど大容量というわけではないものの、待機時のバッテリーの消耗度合いはかなり少ないように感じた。特に、定期的にネットワークを多用する「Timescape」を使った場合、比較的速いペースでバッテリーを消費してしまうことがあるが、今回使用した限りにおいては、そうしたこともなく、丸々一日充電なしでも使い続けることができた。

このように、本機にはネガティブな要素はあまりないが、強いて言うなら、従来の「Xperia acro HD」と同様、手書きの文字入力では、漢字、カタカナを認識できない点が指摘できるだろう。他機種では、こうした点を意識せずに手書き入力できる場合が多いので、もし、手書き文字入力にこだわる場合は、この点に注意したほうがよさそうだ。「Xperia」は、デザインやユーザーインターフェイスなどに独自のこだわりを持つ珍しいAndroidスマートフォンだったが、最近になって、ようやくそうした世界観を表現しうる処理能力や、ディスプレイ性能を手に入れたように感じる。Android 4.0世代に進化しても、「Xperia」らしさは健在であり、この夏も引き続き、スマートフォン選びの重要な一角を占める存在であり続けるだろう。

バッテリーの容量は1700mAh。大容量化が進むAndroidスマートフォンのバッテリーの中では標準的な容量だが、連続待受け時間は約270時間(LTE)、連続通話時間は約400分(3G)が確保されており、他機種と比べても比較的長時間駆動する部類だ

Xperiaシリーズの日本語入力アプリ「POBox Touch」は、バージョンが5.1に進化している。ただし、手書き文字入力における漢字やカタカナの自動認識は見送られた

記事・検証 価格.comマガジン編集部/党員四號

「OS X Mountain Lion」が出た。評判がいいみたいだけど、前回の「Lion」の際に、ソフトウェアの対応で結構苦戦したので、とりあえず様子見。

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