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透明感のある新液晶と最新CPUを搭載する「AQUOS PHONE」の旗艦モデル 

死角なし!auの高性能スマホ「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」

Androidスマートフォン「AQUOS PHONE SERIE(セリエ) ISW16SH」(シャープ製、以下AQUOS PHONE SERIE)は、この夏のauのスマートフォンでも屈指の高スペック機だ。高画質と低消費電力を両立する新液晶パネル「高透過CG Silicon液晶」や、最新のデュアルコアCPU「MSM8660A」、FeliCaとNFCのデュアル対応など、最新テクノロジーがふんだんに搭載されている、そんな注目モデルのサンプル機を入手できたので、発売に先駆けてレビューをお届けしよう。

大画面をコンパクトにパッケージしたauスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS PHONE SERIE」。ボディカラーはホワイト1色の展開だ

auの夏モデルではフラッグシップとなるスマートフォン

「AQUOS PHONE SERIE」は、この夏に登場するauのスマートフォン・ラインアップでも、高性能・新機能を追及するフラッグシップモデルという位置づけの製品だ。

おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などのいわゆるガラケー機能の搭載に加えて、KDDIの「WiMAX+」サービスと、3G回線の両方に対応しており、テザリングも利用可能。そのうえ、最新の液晶パネルやデュアルコアCPUの採用、FeliCaとNFCの両方に対応する近距離通信機能、Android 4.0の搭載など、未来を見据えた最新スペックも満載しており、発表当初からAndroidのファンの間では注目度が高かった製品である。

ボディのサイズは、約66(幅)×126(高さ)×11.2(厚さ)mmで、重量は約136g。搭載される液晶のサイズは約4.6型で、720×1280のHD表示に対応している。

デザインでは、ギリギリまで狭額縁化されたベゼルに注目したい。このおかげで、比較的大きな画面を搭載する割に、ボディはコンパクトだ。ちなみにこのボディサイズは、約4.2型液晶画面を搭載する冬モデル「AQUOS PHONE IS13SH」と比べても横幅は1mmしか増加していない。また、Androidの操作の基本となる操作ボタンは、タッチパネルと一体化されており、画面を消した状態では「AQUOS PHONE」のロゴが小さく見えるくらいで非常にすっきりしている。

また、ボディはIPX5/7等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様をクリアしている。最近では防水・防塵仕様のボディは珍しくないが、先日襲来した台風の際に、そのありがたさを実感した。横殴りの雨で少々濡れても平気という安心感に加え、嵐の中でも気にせず交通情報をチェックできるのでとても助かった。

ギリギリまで狭額縁化され、約4.6型の大画面ながらボディの大型化は最小限に抑えられている

操作ボタンは機械式ではなく、液晶画面の中に配置されるタッチ式。画面が回転すると、それにあわせてアイコンの向きも回転する

「AQUOS PHONE SERIE」の液晶画面には、「高透過CGSilicon液晶」という新しいパネルが採用されている。この新しい液晶パネルは、従来の液晶と比べて透過率が約20%も向上しているのが大きな特徴だ。液晶の透過率が上がったことで、バックライトの輝度を下げても明るさが十分に確保できるので、バッテリーの持続にもプラスに働いている。

透過率の向上はもちろん画質にも変化を与える。まず、何より画面が明るく、最大輝度にした場合の明るさは明らかに従来のAQUOS PHONEシリーズで使われていた「モバイルASV液晶」より断然上だ。また、映像自体の透明感が増しており、特にハイライト部分の表現に強くなっている。

最近は高画質な有機ELパネルを採用するスマートフォンも増えているが、有機ELパネルはバックライトがないため黒の表現に強い半面、濃厚で重めの発色となりやすい。しかし、本機の「高透過CGSilicon液晶」は、透明感のある鮮やかな発色で、有機ELパネルとは一線を画する明るめの画質となっている。

新旧の「AQUOS PHONE」で画質を比べてみた、右が「AQUOS PHONE SERIE」、左は従来機種で使われていた「NewモバイルASV液晶」を搭載したもの。見比べてみると、ハイライト部分の輝きは「AQUOS PHONE SERIE」のほうが圧倒的に高い。いずれも最大輝度で、コントラスト調整もオフにしたノーマル画質モードで条件を揃えている

ワンセグの映像を受信してみた。輝きのある明るい映像の傾向がこの写真からもわかるだろう

近距離通信規格は、FeliCaとNFCの両対応。USBポートは映像出力できるMHLに対応

さらにボディの詳細を見てみよう。「AQUOS PHONE SERIE」は、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信を備えているいわゆるガラケー仕様を網羅しているが、それに加えて近距離無線通信規格の「NFC」にも対応している。NFCを搭載しているスマートフォンとしては、auの「GALAXY SII WiMAX」などがあるが、FeliCaとあわせての搭載は本機が初だ。当面の間は主流であるFeliCaと、将来性をふまえたNFCのふたつに対応している点は、本機のようなハイエンドモデルを志向するユーザーには大きな魅力になるはずだ。

発売前のサンプル機なので製品版とは違う可能性はあるが、NFC対応アプリはインストールされていなかった。なお、NFC機器同士でデータ交換を行う「Androidビーム」には対応している

また、microUSBポートは、「MHL」に対応している。「MHL」は、HDMIのように映像や音声をケーブル1本でつなぐことのできる映像出力規格だ。別売りの変換アダプターを介することで、HDMI出力端子としても利用できるため、WiMAXを使った高速ストリーミング映像などを、ケーブル1本で対応モニターなどに出力することができる。

MHL対応のmicroUSBポートを搭載。MHL対応モニターのほか、変換アダプターを使えばHDMI対応モニターにも接続可能

ヘッドホン端子も搭載。変換コネクター不要でヘッドホンをつなげることができる

裏面のデザインはオーソドックス。メインカメラには、有効画素数約1,211万の裏面照射型CMOSイメージセンサーが採用される

表面のインカメラには、約31万画素のCMOSセンサーが採用される

バッテリーの容量は1800mAhが確保されている。連続通話時間は約510分、連続待ち受け時間は約360時間(3Gのみ)となっている

従来のホームアプリを一新するユーザーインターフェイス「3ラインホーム」を採用

ソフトウェアの面では、従来のホームアプリを一新したシャープ独自の「3ラインホーム」を採用した点に注目だ。また、キーロック画面も、洗練されたデザインと多機能性が融合した非常に魅力的なもの。これらを融合した新しいユーザーインターフェイスに「Feel UX」と命名されている。

まず、キーロック画面から解説しよう。キーロック画面は、上段と下段に分かれており、下段の黒い部分は、左右にフリックさせることで、時計、天気、株価、オーディオプレーヤー機能を切り替えることができる。いっぽう上段は、写真を5種類まで登録でき、左右にフリックさせてそれらを切り替えることができる。また、ここには静止画だけでなく、動く壁紙の「ライブ壁紙」を貼り付けることも可能。加えて、不在着信やメールの確認などもキーロック画面から直接行える。

キーロック画面は、上段と下段に分かれている。下段にかかるキーのマークを下にスライドさせることでロックが解除される

キーロック画面の下段を左右にフリックすると、時計、天気、株価、音楽プレーヤーの各機能に切り替えられる

キーのマークを下にスライドさせると、キーロックが解除される。逆に上にスライドさせると、カメラ、電話、メールのアイコンが現れ、これらの機能をすぐに呼び出せる

本機のホームアプリ「3ラインホーム」は、アプリの並ぶ「アプリケーションシート」、ウィジェット専用の「ウィジェットシート」、ダウンロードしたアプリのアイコンや連絡先、WebページのURLなどを登録する「ショートカットシート」の3個の画面が横に並んだもので、各画面は左右のフリック操作で切り替える。

Androidのホームアプリは、インストールしたアプリの所在がわかりにくかったり、アプリのアイコンとウィジェットが混在してごちゃごちゃとした画面になりやすいといった欠点があったが、「3ラインホーム」は、従来のAndroidのホームアプリの要素を整理しながらシンプルに再構築しており、とっつきやすい。

ホームアプリ「3ラインホーム」を構成する画面。左から、アプリの並ぶ「アプリケーションシート」、ウィジェット専用の「ウィジェットシート」、ダウンロードしたアプリのアイコンや連絡先、WebページのURLなどを登録する「ショートカットシート」となる。それぞれの「シート」は、左右の画面フリックで切り替える

アプリのアイコンを重ねることで簡単にフォルダを作ることが可能。フォルダには名前をつけることもでき、大量のアプリをわかりやすく分類できる。また、ピンチイン/ピンチアウト操作で、仕切り線の追加や削除可能

それぞれのシート画面を下にフリックすると、上のような画面が現れる。端末の設定やGoogle検索をすぐに行えるので非常に便利

従来からの通知メニューももちろん利用可能。通知メニューでは、12個の設定項目を切り替えることができる。なかにはNFCのオン/オフ切り替えの項目も見える

最新のデュアルコアCPU搭載でスムーズな操作性を実現

ハイエンドモデルならば処理速度も高いレベルを期待したい。その点「AQUOS PHONE SERIE」に搭載されているハードウェアはスペックには抜かりがない。

処理能力に大きな影響を与えるCPUには、1.5GHzで動作するデュアルコアCPU「MSM8660A」が採用される。内蔵メモリーは16GBで、SDXC規格に対応するmicroSDメモリーカードスロットも搭載されている。

なお、今回の検証で使用した1週間、ずっとWiMAX回線をオンにしていたが、バッテリーの減り方は、従来のWiMAX対応スマートフォンと比べるとかなりゆっくりしていた。以前のように、まめにWiMAXのオン/オフを切り替えなくても、1日くらいなら十分にバッテリーは持ちそうである。


実際の処理速度を調べるため、ベンチマークアプリ「AnTuTu ベンチマーク」を使ったテストを行った。停止できるアプリは可能な限り停止させ、WiMAX、テザリング、データ同期、Wi-Fi、Bluetoothなどとの通信を停止させた状態で5回立て続けに計測し、最高値と最低値を除外した3つの数値の平均値を掲載している。なお、比較対象として「HTC J ISW13HT」のスコアも合わせて掲載している。

  総合スコア RAM CPU integer CPU Float
-point
2D Graphic 3D Graphic Database IO Sdcard Write Sdcard Read
AQUOS PHONE SERIE
CPU:MSM8660A
(1.5GHz、デュアルコア)
RAM:1GB
画面解像度:720×1280
Android 4.0
6314.0 1143.7 2246.3 1080.3 198.0 837.0 485.0 132.7 191.0
HTC J ISW13HT
CPU:MSM8660A
(1.5GHz、デュアルコア)
RAM:1GB
画面解像度:540×960
Android 4.0
6887.3 1291.0 2271.3 1057.0 299.0 1264.7 440.0 77.3 187.0

「AQUOS PHONE SERIE」の総合スコアは6314.0となり、同一のCPUを搭載する「HTC J」の6887.3と比べると少し低い結果となった。内訳を見てみると、演算系の「CPU integer」や「CPU Float-point」のスコアは、同一のCPUということでほとんど誤差の範囲だが、描画系の「2D Graphic」と「3D Graphic」のスコアで差がついている。

「AQUOS PHONE SERIE」はHD表示だが、「HTC J」はそれより解像度の低いQHD(540 ×960)ということで、描画にかかる負荷の差がストレートに現れた結果と理解できるだろう。高速な処理で人気の高い「HTC J」と比べても、ほぼ互角の処理能力を備えていると見てよいだろう。

ハイエンド機らしい高性能と、AQUOS PHONEらしい使いやすさを持った注目の一台

「AQUOS PHONE」シリーズのフラッグシップモデルに位置づけられる「AQUOS PHONE SERIE」は、その期待に裏切らないだけの性能を備えている注目モデルだ。 最新のデュアルコアCPUによる高い処理能力と、WiMAX回線の組み合わせは、スピードを重視するユーザーでもきっと満足できるだろう。また、WiMAX使用時にも、以前ほど激しくバッテリーが減らないので、WiMAXを常用しやすくなった。最新の技術として、FeliCaとNFCという2つの近距離無線通信規格に対応している点も、十分魅力的なものだ。加えてMHLに対応している点もうれしい。

採用されている「高透過CGSilicon液晶」は、高輝度のため黒の表現がやや苦手なところはあるが、ハイライト部分の表現では、従来の液晶や有機ELパネルでは不可能な、独自の高画質を実現している。

インターフェイス面でも、扱いやすい「3ラインホーム」などを含む新しいユーザーインターフェイス「Feel UX」を搭載するなど、使いやすさに配慮されており、ユーザーを選ばない。auのハイエンドスマートフォンでは、現在「HTC J」の人気が高いが、本機は、それと真っ向から勝負しうる高いポテンシャルを備えた注目製品といえるだろう。

記事・検証 価格.comマガジン編集部/党員四號

通勤に使っている自転車のサドルが、この数日立て続けで野良猫の粗相の場になっている。今まで猫は嫌いなほうではなかったがさすがにこれはキツイ。ちなみに猫の怒りを買った覚えはない。

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