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メインマシンとしても使えるハイスペックを薄型ボディに凝縮 

Ivy Bridge搭載の新生「VAIO S」はオールインモバイルの決定版

Ivy Bridge搭載の新生「VAIO S」はオールインモバイルの決定版

ソニー「VAIO」の夏モデルは、同社初のUltrabook「VAIO T」や、BRAVIAの技術を投入た「VAIO L」など、フルモデルチェンジを遂げた製品に注目が集まっているが、マイナーチェンジモデルも正当な進化を遂げ、しっかりとスペックアップを果たしている。特にモバイルノートPC「VAIO S」シリーズは、光学ドライブの仕様変更、CPUやGPUの強化など、細かな部分で着実に進化しており、オールインワンモバイルとしての完成度がさらに高まっている。今回、店頭販売向けの上位モデル「Sシリーズ13(SVS13119GJB)」と、カスタマイズ仕様の「Sシリーズ13P(SVS13A1AJ)」を借りることができたので、気になる進化点をチェックしてみた。

スロットインドライブ採用で堅牢性を強化。本体は「VAIO T」より若干厚め

13.3型液晶搭載の「VAIO S」は、光学ドライブを標準装備するオールインワンモバイルPCだ。この夏モデルから名称が変更されており、従来の「Sシリーズ(SB)」にあたる「Sシリーズ13」と、「Sシリーズ(SA)」にあたる「Sシリーズ13P」の2種類が展開される。「Sシリーズ13」は、店頭販売向けとVAIOオーナーメイドモデルを用意。カーボン素材の天板や、1600×900ドットの高精細液晶を標準で搭載するプレミアムモデルの「Sシリーズ13P」は、VAIOオーナーメイドモデル限定となる。

Sシリーズ13(SVS13119GJB) Sシリーズ13P(SVS13A1AJ)

左が店頭販売モデルの「Sシリーズ13(SVS13119GJB)」、右がVAIOオーナーメイドモデル限定の「Sシリーズ13P(SVS13A1AJ)」だ

Sシリーズ13Pの天板 Sシリーズ13Pの天板

「Sシリーズ13P」は、カーボン素材の天板を採用しているのが特徴だ。ソニーストア限定のガンメタリックカラーは、ヘアライン模様がうっすらと見えるクールなデザインに仕上がっている

VAIOディスプレイプラス VAIOディスプレイプレミアム

「Sシリーズ13」(写真左)は、解像度1366×768の「VAIOディスプレイプラス」を、「Sシリーズ13P」(写真右)は、解像度1600×900の「VAIOディスプレイプレミアム」を採用している。どちらも低反射コートが施されており、映りこみはかなり少ない。輝度は「VAIOディスプレイプレミアム」のほうが若干高い印象を受けた。コントラストも高く、このクラスのノートPCの液晶としては優秀だ

いずれも、従来モデルと同じく、筐体に薄型の「フルフラットデザイン」を採用。液晶を閉じたときの断面に六角形のフォルムを取り入れることで高い剛性を実現する「Hexa-shell」構造や、液晶のヒンジ部分を後方に設け(コンシールドヒンジ)、液晶とキーボードの間隔を短くすることで、パームレストの幅を広く確保したデザイン、バックライト内蔵キーボードなども従来モデルと同様だ。

Hexa-shell構造 Hexa-shell構造

液晶を閉じたとき、正面や側面部分が六角形のフォルムになる「Hexa-shell」構造。角の部分を丸めることで、高い剛性を確保している

コンシールドヒンジ コンシールドヒンジ

液晶を開いたときに、ヒンジ部分が見えない「コンシールドヒンジ」も引き続き採用している

 
キーボード バックライト

キーボードはおなじみのアイソレーションタイプだ。キーピッチは約19mmとなっている。Ultrabookの「VAIO T」に比べると、本体の厚みに余裕があるためか、ストロークはある程度深い。キーボード背面にはバックライトも内蔵しており、周囲の明るさに合わせて自動で点灯する

「Sシリーズ13」「Sシリーズ13P」ともに、外観は前モデルとまったく変わってないようにも見えるが、1か所だけ大きく変わっている部分がある。それは光学ドライブだ。従来モデルではトレーが飛び出すタイプのものを採用していたが、この夏モデルからは本体と一体成型されたスロットインタイプのものへと一新されている。従来のトレータイプに比べ、メディアの出し入れがスムーズになり、使い勝手が増しているほか、トレー部分の可動がなくなったため、本体の剛性も向上している。また、内部のアルゴリズムも進化しており、BD-ROMのメディア認識速度が従来の約2倍に高速化されているという。

また、細かい部分ではあるが、タッチパッドも変更されている。夏モデルでは、従来モデルのようなクリックボタンが独立したタイプではなく、クリックキーを一体化した1枚タイプのタッチパッドを新たに採用。従来モデルに比べ、タッチパッドの面積も約50%ほど大型化されている。なお、クリックボタンが一体化されたため、左右クリックボタンの間に設けられていた指紋センサーは、キーボード右上に移動している。

スロットイン式の光学ドライブ タッチパッド

この夏モデルから、光学ドライブがスロットインタイプに変更された。トレーの可動部分がなくなったため、側面のレイアウトもすっきりとしている

タッチパッドも大型タイプに切り替わった。従来モデルに比べ、横の距離が格段に広くなっている。手触りもよく、ピンチイン・ピンチアウトといったマルチタッチジャスチャー機能も快適に操作できる

本体サイズは、「Sシリーズ13」が331(幅)×23.9(高さ)×224.6(奥行)mmとなる。「Sシリーズ13P」については、カーボン天板を採用したことで、「Sシリーズ13」に比べて高さが1.1mm低い22.8mmに抑えられている。本体重量についても、「Sシリーズ13」が約1.72 kgなのに対し、「Sシリーズ13P」は約1.53 kg (本体最軽量時)と190gほど軽い。

ちなみに、同じ画面サイズを採用するVAIO製品としては、2012年夏モデルからラインアップに加わった同社初のUltrabook「Tシリーズ13」がある。同じ「フルフラットデザイン」を採用しているが、「VAIO S」は光学ドライブを搭載することもあり、薄さという点では、「VAIO T」のほうに分がある。ただ、本体重量については、「Tシリーズ13」が約1.6kgなのに対し、光学ドライブを標準搭載する「Sシリーズ13」は約120g重い程度、「Sシリーズ13P」にいたっては、「Tシリーズ13」よりも約70g軽くなっている。光学ドライブを搭載したノートパソコンとしては、なかなかの軽さではないだろうか。この程度の重さであれば、外への持ち出しも苦にならないはずだ。

VAIO SとVAIO T VAIO SとVAIO T

左が「VAIO Tシリーズ13」、右が「VAIO Sシリーズ13」だ。同じ「フルフラットデザイン」を採用しており、上から見た感じはそっくりだ

本体の厚みは「Sシリーズ13」のほうが若干厚いが、光学ドライブ搭載モデルとしてはかなり薄い。このくらいの厚みであれば、かばんの中に入れてもさほど気にならないはずだ


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