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ポップなデザインと音楽再生機能が魅力、NTTドコモの夏スマホ 

機能完備のコンパクトスマホ「AQUOS PHONE st SH-07D」

NTTドコモの2012年夏のスマートフォンとして、6月7日に「AQUOS PHONE st SH-07D」(シャープ製:以下、AQUOS PHONE st)が発売された。デザインやサイズ、多様なライフスタイルに根ざしたコンセプトが特徴の「docomo with series」にラインアップされており、コンパクトなボディとAndroid 4.0の搭載が特徴で、新しいホームアプリ「3ラインホーム」や、特徴のある音楽再生機能も備え、軽快な使用感が魅力となっている。小型軽量スマホとして、この夏注目のモデルなのだ。

小型軽量ボディにガラケー機能をフル装備した「AQUOS PHONE st」

ポップなデザインで、手のひらに収まる小型ボディが魅力

まずは「AQUOS PHONE st」のボディから見てみよう。サイズは約54(幅)×107(高さ)×11.9(厚さ)mm(最厚部:約12.2mm)で、重量は約108gである。今期のNTTドコモのスマートフォンでは、最軽量の地位こそ約95gの「Xperia SX SO-05D」に奪われたものの、屈指の軽量モデルであることは間違いない。

搭載されるディスプレイは、480×864表示に対応する約3.4型液晶だ。表面のガラスと液晶の隙間をなくした「リフレクトバリアパネル」を採用した「NewモバイルASV液晶」で、輝度や色味は非常に自然である。また、画面の反射も抑えられ屋外での視認性も高い。

480×854表示に対応する約3.4型の「NewモバイルASV液晶」を搭載。表面のガラスと液晶本体を直接貼り付けた「リフレクトバリアパネル」を採用しており、余計な反射を抑えている。そのため、屋外でも高い視認性を備え、クセのない透明感のある発色を実現している

ボディは、約54mmという横幅に対して、厚みが約11.9mmあり、やや厚めだ。薄さを追求したスマートフォンとは、手にしたときの印象が明らかに異なり、手のひらでグッと握る感じになる。また、背面の裏ブタにはラバーのような感触の表面処理が施され、吸い付くような手触りとなっている。

その他のデザイン面では、本体の左下に備わる「コーナーストラップホール」が目に付く。また、側面を一周するメタルのモールは、鮮やかなカラーで塗装されており、全体的に、ポップな印象を与える。

コンパクトなボディに対して、やや厚みのあるボディなので、ちょっとずんぐりとした印象

サイドに備わる大きめサイズの「コーナーストラップホール」もデザイン上の特徴

裏ブタには、ラバーのような質感を持った表面処理が施され、しっとりとした感触が特徴となっている。メインカメラは有効画素数約800万画素のCMOSセンサーを採用。表面にインカメラは搭載されない

液晶下部には、3個のタッチセンサー式ボタンが配置される。ボタンの配列は左から、ひとつ前の画面に戻る「バック」、ホーム画面に戻る「ホーム」、アプリの諸機能を呼び出す「メニュー」。従来のAQUOS PHONEシリーズとは、「バック」と「メニュー」の位置が、左右で入れ替わっている。また、Android 4.0の新機能で起動中アプリの切り替えや終了を行う「タスク」ボタンは、「ホーム」ボタンの長押しで代用する。

タッチセンサー式ボタンを3個配置。Android 4.0で追加された「タスク」は、「ホーム」の長押しで対応する

次に、側面に配置されたボタンを見てみよう。右側面には電源のスイッチがあり、左側面には、ボリュームコントロールに加えて、本機オリジナルの「Play」スイッチが配置される。「Play」スイッチは、スリープからの復帰や、内蔵するmicroSDメモリーカードに保存された音楽データの再生に使うことができる。

なお、本機はいわゆるガラケー機能を完備しており、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信ポートに加えて、IP5/7等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様をクリアしている。ワンセグは録画や視聴予約にも対応している。

ワンセグ用のアンテナは、小さなボディに合わせて比較的短めで扱いやすい

コンパクトなボディに対して、バッテリー容量は1520mAhとかなり大きめ。連続待ち受け時間は約460時間、連続通話時間は約340分(いずれも3G通信使用時)で、音楽再生も代々で50時間まで可能。小型スマホとしてはバッテリー駆動時間は長いほうだ

ワイヤレス充電の「おくだけ充電」に対応。充電台も同梱されており、ワイヤレス充電をすぐに使うことができる

専用のアンプICなど、音質に配慮された音楽再生性能

本機の音楽再生機能を詳しく見てみよう。音楽再生専用にアンプICが搭載されており、高音質の音楽再生が可能なほか、Bluetooth機器でより高音質な再生を実現する「aptX」にも対応しており、Bluetoothヘッドホンや、外部スピーカーなどからの再生も高音質に行える。

また、スマートフォンらしい音楽の機能として、再生中の音楽について、Twitterのツイートが簡単に書き込める機能や、再生している音楽のアーティストの情報をすぐに検索できる機能も備えている。

音楽再生を特徴としているため、コンパクトなスマートフォンでは省略されがちなヘッドホン端子を備えている

ボリュームコントロールの間に、音楽を手軽に再生できる「Play」ボタンが配置されている

音楽再生アプリ「Music’n Player」は、9個のプリセット項目に加えて、ユーザーが調整可能なイコライザー機能も搭載

再生中に「つぶやく/アーティスト検索」をタッチすると、TwitterやWebページとのデータ連携機能など、スマートフォンらしい機能を備えている

オリジナルユーザーインターフェイス「3ラインホーム」を採用

Androidスマートフォンでは、アプリの起動、設定やカスタマイズはホームアプリと呼ばれるアプリが受け持つ。「Google Play(旧Android マーケット)」などでさまざまな種類が配布されているホームアプリを切り替えることで、操作性をがらりと変えられるのがAndroidスマートフォンの魅力のひとつだ。

「AQUOS PHONE st」では、NTTドコモ標準のホームアプリ「docomo Palette UI」に加えて、シャープオリジナルの「3ラインホーム」が採用されている。 「3ラインホーム」は、アプリのアイコンが並ぶ「アプリケーション」のラインと、ホーム画面に貼り付ける小型アプリ「ウィジェット」のライン、そして、ユーザーがカスタマイズできる「ショートカット」のラインという、計3個のライン(画面)から構成されている。

また、文字入力やWebブラウザーもユーザーインターフェイスが改良されており、さらに使い勝手が向上している。

「3ラインホーム」は、上の3個の画面で構成されている。これらの画面は左右のフリック操作で切り替えることができる。左画面がアプリのアイコンが並ぶ「アプリケーション」のラインで、ホームボタンを押すとこちらの画面が表示される。中央画面はウィジェット」のラインである。左画面は「ショートカット」のラインで、好みのアプリアイコンを貼り付けたり、Webページのブックマーク、電話帳、経路検索などよく使う項目のショートカットを並べることができる

通知メニューは、従来のAQUOS PHONEシリーズからデザインが変更され、「設定」のアイコンが追加されている。このほか8項目の設定を切り替えることができる

文字入力では、ソフトウェアキーボードのキー配列を画面のフリック操作だけで切り替えられるようになっている

Webブラウザーでは、画面を右から左にフリックすることで、操作メニューをスピーディに呼び出せる機能が追加された

シングルコアCPUモデルだが、Android 4.0を動かすには十分

次に、処理能力の面から「AQUOS PHONE st」に迫ってみよう。「AQUOS PHONE st」に搭載されるCPUは、動作クロック1GHzの「MSM8255」で、1GBのRAMが組み合わされている。このCPUは、1年ほど前に登場したシングルコアCPUで、動作クロックもさほど高くない。しかし、ホームアプリ「3ラインホーム」が比較的シンプルなデザインということもあって、なかなか軽快な動作をしている。

また、RAMが1GBとCPUの性能と比べて余裕があり、操作および描画における全般的なスムーズさは、同じCPUを搭載したスマートフォンよりも明らかに上だ。最新版OSであるAndroid 4.0の動作には不足ないだけの性能は確保されていると言えるだろう。

内蔵ストレージは4GBだが、システムの保存領域を除外したアプリの保存領域は835MB。そのうち、初期状態の空き容量は700MB程度となっており、こちらもやや少なめだが、すぐに容量不足に困るほどではない。このほか、増設用の外部ストレージとして、microSDメモリーカードスロットを備えており、試供品として2GBのmicroSDメモリーカードが同梱されている。 本機の場合、内蔵ストレージにあまり空き容量がないため、アプリの保存にmicroSDカードを使う機会が多くなるだろう。また、音楽データをたくさん持ち歩くこと多くなると、2GBのmicroSDメモリーカードではやや心もとない。2年程度使うことを考慮すれば、本体の購入に合わせて大容量のmicroSDメモリーカードを入手しておくのがベターだろう。

初期状態の内蔵ストレージは約700MBの空き容量がある

microSDメモリーカードスロットを搭載。2GBのmicroSDメモリーカードが同梱されている

コンパクトなボディに必要な機能を完備した扱いやすいスマートフォン

以上、「AQUOS PHONE st」についてレビューしてきた。本機の魅力はやはりコンパクトなボディにある。従来もこのようなコンパクトなスマートフォンは存在していたが、本機は、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水&防塵仕様のボディとったいわゆるガラケー機能を完備しており、従来のコンパクトモデルとは一線を画する存在といえよう。本機のもうひとつの特徴である音楽再生機能だが、専用のアンプICの採用など音質にも十分配慮されており、操作性についても専用の再生ボタン「Play」の搭載など、デジタルオーディオプレーヤー専用機に近い使い勝手である。また、PCのiTunesの楽曲を持ち出すことのできるアプリ「MediaJet」に対応している点もありがたい。

本機のような小型スマートフォンとしては、8月にNTTドコモより登場予定の「Xperia SX」の存在も気になるところだ。両機を比べると、デュアルコアCPUやXi回線に対応する「Xperia SX」は、かなりハイスペックな仕様だが、そこまでのハイスペックを求めるのでなければ、本機は扱いやすく、スマホ初心者でもなじみやすい。ライトユーザー向けの小型スマホとしては、よくまとまった製品だ。

記事・検証 価格.comマガジン編集部/党員四號

梅雨入り目前ですが、冬物衣料のクリーニングを出し忘れたことに気づきました。今週末は何が何でもクリーニングに行かなくてはなりません。

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