NTTドコモのAndroidスマートフォン「Xperia A SO-04E」(ソニーモバ…
(2013年5月25日掲載)
2012年6月8日掲載
NTTドコモの2012年夏のスマートフォンとして、6月7日に「AQUOS PHONE st SH-07D」(シャープ製:以下、AQUOS PHONE st)が発売された。デザインやサイズ、多様なライフスタイルに根ざしたコンセプトが特徴の「docomo with series」にラインアップされており、コンパクトなボディとAndroid 4.0の搭載が特徴で、新しいホームアプリ「3ラインホーム」や、特徴のある音楽再生機能も備え、軽快な使用感が魅力となっている。小型軽量スマホとして、この夏注目のモデルなのだ。
まずは「AQUOS PHONE st」のボディから見てみよう。サイズは約54(幅)×107(高さ)×11.9(厚さ)mm(最厚部:約12.2mm)で、重量は約108gである。今期のNTTドコモのスマートフォンでは、最軽量の地位こそ約95gの「Xperia SX SO-05D」に奪われたものの、屈指の軽量モデルであることは間違いない。
搭載されるディスプレイは、480×864表示に対応する約3.4型液晶だ。表面のガラスと液晶の隙間をなくした「リフレクトバリアパネル」を採用した「NewモバイルASV液晶」で、輝度や色味は非常に自然である。また、画面の反射も抑えられ屋外での視認性も高い。
![]() |
480×854表示に対応する約3.4型の「NewモバイルASV液晶」を搭載。表面のガラスと液晶本体を直接貼り付けた「リフレクトバリアパネル」を採用しており、余計な反射を抑えている。そのため、屋外でも高い視認性を備え、クセのない透明感のある発色を実現している |
|---|
ボディは、約54mmという横幅に対して、厚みが約11.9mmあり、やや厚めだ。薄さを追求したスマートフォンとは、手にしたときの印象が明らかに異なり、手のひらでグッと握る感じになる。また、背面の裏ブタにはラバーのような感触の表面処理が施され、吸い付くような手触りとなっている。
その他のデザイン面では、本体の左下に備わる「コーナーストラップホール」が目に付く。また、側面を一周するメタルのモールは、鮮やかなカラーで塗装されており、全体的に、ポップな印象を与える。
![]() |
![]() |
|---|---|
|
サイドに備わる大きめサイズの「コーナーストラップホール」もデザイン上の特徴 |
裏ブタには、ラバーのような質感を持った表面処理が施され、しっとりとした感触が特徴となっている。メインカメラは有効画素数約800万画素のCMOSセンサーを採用。表面にインカメラは搭載されない |
液晶下部には、3個のタッチセンサー式ボタンが配置される。ボタンの配列は左から、ひとつ前の画面に戻る「バック」、ホーム画面に戻る「ホーム」、アプリの諸機能を呼び出す「メニュー」。従来のAQUOS PHONEシリーズとは、「バック」と「メニュー」の位置が、左右で入れ替わっている。また、Android 4.0の新機能で起動中アプリの切り替えや終了を行う「タスク」ボタンは、「ホーム」ボタンの長押しで代用する。
次に、側面に配置されたボタンを見てみよう。右側面には電源のスイッチがあり、左側面には、ボリュームコントロールに加えて、本機オリジナルの「Play」スイッチが配置される。「Play」スイッチは、スリープからの復帰や、内蔵するmicroSDメモリーカードに保存された音楽データの再生に使うことができる。
なお、本機はいわゆるガラケー機能を完備しており、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信ポートに加えて、IP5/7等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様をクリアしている。ワンセグは録画や視聴予約にも対応している。
本機の音楽再生機能を詳しく見てみよう。音楽再生専用にアンプICが搭載されており、高音質の音楽再生が可能なほか、Bluetooth機器でより高音質な再生を実現する「aptX」にも対応しており、Bluetoothヘッドホンや、外部スピーカーなどからの再生も高音質に行える。
また、スマートフォンらしい音楽の機能として、再生中の音楽について、Twitterのツイートが簡単に書き込める機能や、再生している音楽のアーティストの情報をすぐに検索できる機能も備えている。
Androidスマートフォンでは、アプリの起動、設定やカスタマイズはホームアプリと呼ばれるアプリが受け持つ。「Google Play(旧Android マーケット)」などでさまざまな種類が配布されているホームアプリを切り替えることで、操作性をがらりと変えられるのがAndroidスマートフォンの魅力のひとつだ。
「AQUOS PHONE st」では、NTTドコモ標準のホームアプリ「docomo Palette UI」に加えて、シャープオリジナルの「3ラインホーム」が採用されている。 「3ラインホーム」は、アプリのアイコンが並ぶ「アプリケーション」のラインと、ホーム画面に貼り付ける小型アプリ「ウィジェット」のライン、そして、ユーザーがカスタマイズできる「ショートカット」のラインという、計3個のライン(画面)から構成されている。
また、文字入力やWebブラウザーもユーザーインターフェイスが改良されており、さらに使い勝手が向上している。
次に、処理能力の面から「AQUOS PHONE st」に迫ってみよう。「AQUOS PHONE st」に搭載されるCPUは、動作クロック1GHzの「MSM8255」で、1GBのRAMが組み合わされている。このCPUは、1年ほど前に登場したシングルコアCPUで、動作クロックもさほど高くない。しかし、ホームアプリ「3ラインホーム」が比較的シンプルなデザインということもあって、なかなか軽快な動作をしている。
また、RAMが1GBとCPUの性能と比べて余裕があり、操作および描画における全般的なスムーズさは、同じCPUを搭載したスマートフォンよりも明らかに上だ。最新版OSであるAndroid 4.0の動作には不足ないだけの性能は確保されていると言えるだろう。
内蔵ストレージは4GBだが、システムの保存領域を除外したアプリの保存領域は835MB。そのうち、初期状態の空き容量は700MB程度となっており、こちらもやや少なめだが、すぐに容量不足に困るほどではない。このほか、増設用の外部ストレージとして、microSDメモリーカードスロットを備えており、試供品として2GBのmicroSDメモリーカードが同梱されている。 本機の場合、内蔵ストレージにあまり空き容量がないため、アプリの保存にmicroSDカードを使う機会が多くなるだろう。また、音楽データをたくさん持ち歩くこと多くなると、2GBのmicroSDメモリーカードではやや心もとない。2年程度使うことを考慮すれば、本体の購入に合わせて大容量のmicroSDメモリーカードを入手しておくのがベターだろう。
以上、「AQUOS PHONE st」についてレビューしてきた。本機の魅力はやはりコンパクトなボディにある。従来もこのようなコンパクトなスマートフォンは存在していたが、本機は、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水&防塵仕様のボディとったいわゆるガラケー機能を完備しており、従来のコンパクトモデルとは一線を画する存在といえよう。本機のもうひとつの特徴である音楽再生機能だが、専用のアンプICの採用など音質にも十分配慮されており、操作性についても専用の再生ボタン「Play」の搭載など、デジタルオーディオプレーヤー専用機に近い使い勝手である。また、PCのiTunesの楽曲を持ち出すことのできるアプリ「MediaJet」に対応している点もありがたい。
本機のような小型スマートフォンとしては、8月にNTTドコモより登場予定の「Xperia SX」の存在も気になるところだ。両機を比べると、デュアルコアCPUやXi回線に対応する「Xperia SX」は、かなりハイスペックな仕様だが、そこまでのハイスペックを求めるのでなければ、本機は扱いやすく、スマホ初心者でもなじみやすい。ライトユーザー向けの小型スマホとしては、よくまとまった製品だ。
記事・検証 価格.comマガジン編集部/党員四號
梅雨入り目前ですが、冬物衣料のクリーニングを出し忘れたことに気づきました。今週末は何が何でもクリーニングに行かなくてはなりません。