新製品レポート - ニューモデルの詳細情報をいち早くチェック! -

厚さ17.8mmのフルフラットデザインを採用! 

ソニー初のUltabook「VAIO T」は“実用性重視”の理想系?

実用性を重視したソニー初のUltabook「VAIO T」シリーズ

この夏、パソコンメーカー各社が注力している次世代モバイルノート “Ultrabook”。数多くのモバイルノートPCを世に輩出してきたソニーからも、「VAIO T」シリーズとしてついに登場した。ラインアップは、13.3型ワイドの「Tシリーズ13」と、11.6型ワイドの「Tシリーズ11」の2種類。いずれも、Ultrabookとしての機能性の高さやスリムボディなどのメリットを実現しつつ、これまで発売されてきたUltrabook製品とは一線を画す使いやすさにこだわった1台に仕上がっている。今回、発売前の「VAIO T」シリーズを借りることができたので、デザインや使い勝手を中心にレポートする。

あえてフルフラットデザインを選んだ「VAIO T」シリーズ

現在発売されているUltrabook製品は、携帯性や見た目を重視するあまり、より薄くシャープに見える楔型ボディを採用モデルが多くなっている。しかし、今回発売されるソニーの「VAIO T」シリーズは、楔型ボディではなく、「VAIO S」シリーズや「VAIO Z」シリーズで採用実績のあるフルフラットデザインをあえて採用してきた。ボディ全体が均一な高さとなるフルフラットデザインは、薄型な楔型ボディに比べると、正直見た目の薄さという面ではインパクトはない。しかし、楔型ボディの製品にはない大きな特徴がある。それが“コネクティビティ”だ。

楔型ボディのUltrabookでは、本体の薄さを追求するあまりに、接続ポートの数が少なくなっているものがほとんどだ。端子の種類を増やすには本体とは別のアクセサリーが必要で、使い勝手は決していいとはいえない。しかし、「VAIO T」シリーズでは、本体をフルフラットデザインにすることで、側面の面積を広く確保。Ultrabookではめずらしく、アナログRGB端子やフルサイズのHDMIポート、有線LANポートといったインターフェイスを標準で装備しているのだ。しかも、これは「Tシリーズ13」だけでなく、一回り小さな「Tシリーズ11」でもまったく同じ。使いたい時にすぐに接続できないというのはストレスに感じるものだが、この「VAIO T」シリーズなら、そういった心配はなさそうだ。

また、フルフラットデザインを採用することで、液晶パネルの開けにくさも改善されている。楔型ボディの場合、重心がかなり不安定になっており、液晶パネルを開く際に本体もいっしょに持ち上がってしまうということがよくあるが、「VAIO T」シリーズでは、片手でも楽に液晶パネルを開けることができるのだ。

フルフラットデザイン アルミ素材の天板

フルフラットデザインを採用する「VAIO T」シリーズ。厚みは17.8mmで、Ultrabookの中では厚みのあるほうだ。天板にはヘアライン加工を施したアルミ素材を採用し、スタイリッシュなデザインに仕上がっている。鏡面仕上げのVAIOロゴもかっこいい

2サイズ展開 大きさ比較

ラインアップは、13.3型ワイドの「Tシリーズ13」と、11.6型ワイドの「Tシリーズ11」の2種類。「Tシリーズ13」の本体サイズは323(幅)×17.8(高さ)×226(奥行)mm、「Tシリーズ11」の本体サイズは297(幅)×17.8(高さ)×214.5(奥行)mmとなっており、「Tシリーズ13」のほうがひと回りほど大きい

左側面 右側面

左側面には、USB 2.0ポートとUSB 3.0ポートを装備。USB 3.0は、スマートフォンなどの充電に便利な電源オフUSB充電に対応している

右側面には、ヘッドホン出力、メモリーカードスロット(メモリースティック&SDメモリーカード)、HDMI、アナログRGB、ギガビットLANの各ポートが並ぶ


「VAIO T」シリーズのボディには、フルフラットデザイン以外にもさまざまな工夫が随所に施されている。たとえば本体の両サイド部分は、丸みを帯びた形状を取り入れることで、ねじれに対する剛性を高め、モバイルPCで求められる堅牢性を確保している。また、液晶パネルを開くと本体後部が少し持ち上がるギミックも搭載。ゆるやかな傾斜がつくため、キーボードのタイピングがしやすくなるほか、コネクター部分が大きいアナログRGBケーブルを接続した際に、コネクター部分の厚みで本体が持ち上がって不安定になるのを防いでいる。

このほか、本体前部に角度がついている点も、デザイン面での大きな特徴だ。フルフラットデザインを採用するボディは、正面に向かってスリムになる楔型のボディに比べると、どうしても厚みがあるように見えてしまうが、この部分に角度を設けることで、フルフラットデザインでも薄く見えるようになっている。また、角度をつけたことで、液晶パネルを開く際に指がかかりやすくなっている点もうれしいポイントだ。

本体両サイドの丸みを帯びた形状

堅牢性を高めるために取り入れられた本体両サイドの丸みを帯びた形状は、ヘアライン加工とあいまって、デザイン面でもいいアクセントになっている

左側面 右側面

液晶パネルを開くと、本体後部が少し持ち上がり、本体に傾斜がつくユニークなギミックも備えている

フルフラットデザインの弱点でもある本体の厚さを視覚的に和らげるために、本体前面には、本体を薄く見せる効果がある角度がついている


本体の重さについては、11.6型ワイドの「Tシリーズ11」が約1.42kg、13.3型ワイドの「Tシリーズ13」が約1.6kgとなっている。他社のUltrabookに比べると正直重い。特に「Tシリーズ11」の約1.42kgというのは、他社のUltrabookの13.3型ワイド液晶搭載モデルに匹敵する重さだ。天板部分にアルミニウム素材を採用しているため致し方ない部分もあるが、もう少しダイエットしてほしいという気もした。

重量

本体重量は、11.6型ワイドの「Tシリーズ11」が約1.42kg、13.3型ワイドの「Tシリーズ13」が約1.6kg。モバイルノートPCとしては決して重くはないのだが、アルミニウムの金属感もあいまって、見た目以上に重たく感じるのかもしれない

ページの先頭へ