連載 - ライター・編集部員による定期連載 -

【連載】 ウワサのクチコミを徹底検証! 第2回 

最新ウォークマンはiPodよりもホントに高音質なのか?

価格.comの「クチコミ掲示板」で話題になっているクチコミの内容・傾向を取り上げて、くわしく検証を行なっていく本連載「ウワサのクチコミを徹底検証!」。連載2回目となる今回は、人気の携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」シリーズの音質に関するクチコミの傾向に注目した。最新ウォークマンの特徴は、ソニー独自の高音質技術・機能を搭載していることだが、クチコミ掲示板やレビューにおいて、多くのユーザーから「iPodよりも高音質」という評価を受けているのだ。

音質面で差別化を図り、iPodを追撃するウォークマン

2009年4月に発売され、「iPod」追撃ののろしを上げたウォークマン「NW-X1000」シリーズ

ソニーは2009年に、高音質・高画質技術を投入した最上位モデル「NW-X1000」シリーズや、約7.2mmのスリムボディを実現した「NW-A840」シリーズといった「ウォークマン」シリーズの新モデルを発売している。これらの新モデルは、圧倒的な人気を誇るアップル「iPod」シリーズに対抗すべく、“音質”を重視してリリースされたソニー渾身の製品であるが、これが見事にヒットした。


価格.com製品ページのPVやクチコミなどのデータを分析したトレンドレポート「価格.comトレンドニュース」のレポート記事(アップル「iPod」 VS ソニー「ウォークマン」! “iPod独り勝ち”からウォークマンとの“2強時代”へ)でも解説されているように、音質重視のウォークマンが登場することで、2009年下半期からは、iPodの寡占状態といっても大げさでなかった携帯オーディオプレーヤー市場にウォークマンが一石を投じる状況となっている。ウォークマンは、音質面でiPodと差別化を図ることで、市場での存在感を増し、シェアを拡大しつつあるのだ。

多くのユーザーが「iPodよりも高音質」と最新ウォークマンを評価

最新ウォークマンのなかでも、より音質を重視して設計されているのが、上位モデルとなる「NW-X1000」シリーズと「NW-A840」シリーズだ。両シリーズのクチコミ掲示板・レビューをチェックすると、とにかく音質面で非常に高い評価を得ており、音質面を極端に低く評価しているユーザーはごく少数で、多くのユーザーが音質に満足している状況となっている。クチコミ掲示板・レビューを見るだけでも、両シリーズは間違いなく高音質モデルであることが判断できる。

最新ウォークマンの音質に関するクチコミ・レビュー内容

 ◎ 音質は今あるプレーヤーの中では最高レベル
 ◎ こんなにいい音質だと他の製品では聴けない
 △ 音質は良いが思っていたほどではなかった
 × 音質に期待して購入したが曲によってかなり差がある

また、ウォークマン製品のクチコミ掲示板で特徴的なのは、音質や機能、デザイン、操作性などを、ライバルであるiPodと比較したクチコミが多く見られることだ。なかでも音質面の比較クチコミに注目すると、NW-X1000シリーズとNW-A840シリーズのクチコミ掲示板では、「iPodとは比較にならない高音質」「iPodの一段上をいく音質」「音質や動画の質を重視するなら間違いなくソニーの最新ウォークマン」といったように、「音質面ではウォークマンがiPodよりも優位」という内容の書き込みが多いのがわかる。実際にiPodを所有しているというユーザーからの具体的な内容の比較・検証が多く、評価の信憑性も高い。逆に、ここまで高い評価を得ていると、「本当にiPodよりも音質がいいの?」と疑問を感じる方もいるのではないかと思うくらいだ。

そこで今回は、最新ウォークマン(NW-X1000シリーズとNW-A840シリーズ)のクチコミ掲示板で多くの書き込みが見られる「ウォークマンの音質」に注目して、「ウォークマンはiPodよりも本当に高音質なのか?」というテーマで検証を行なってみたい。


【今回の検証内容】
クチコミ掲示板で音質を高く評価されている最新ウォークマンは、ライバルとなるiPodと比べて本当に高音質なのか?


音質面のみならず画質面にも高い技術を投入したウォークマン史上最高峰モデル「NW-X1000」シリーズ

「NW-X1000」シリーズの高音質技術・機能をベースに薄型化が図られた「NW-A840」シリーズ


 

最新ウォークマンの音質面での特徴チェック

iPodとの音質を比較検証する前に、今回、ウォークマンの音質検証用として利用した「NW-A840」シリーズの高音質技術・機能を簡単に紹介しておこう。

最新ウォークマン「NW-A840」シリーズの高音質技術・機能
・小型・高効率を実現するフルデジタルアンプ「S-Master」
・周囲の騒音を約98.0%除去する「デジタルノイズキャンセリング機能」
・高音域の再生帯域を補完する「DSEE」
・本来のステレオサウンドを実現する「クリアステレオ」
・引き締まった力強い低音を実現する「クリアベース」
・13.5mm口径のカナル型ヘッドホンを付属

NW-A840シリーズの最大の特徴であり、音質面のスペックでiPodともっとも大きく異なるのが、デジタルアンプを採用していることだ。デジタルアンプは、音声信号の波形を高速でサンプリングした後に、音声をデータ化して増幅し、再びアナログの信号に戻すというもの。アナログアンプとは異なり、電力効率がよく、小型化しても音質の劣化が少ないのが特徴だ。NW-A840シリーズには、ソニーのAVアンプにも採用されているフルデジタルアンプ「S-Master」が採用されている。「S-Master」は、“フルデジタル”での処理をうたい文句にしているのが特徴で、音の歪みや劣化、ノイズを抑えて、原音を忠実な再生を実現することができるという。

また、NW-A840シリーズの音質機能面でのポイントとなるのが、付属ヘッドホン使用時に周囲の騒音を約98%除去する「デジタルノイズキャンセリング機能」を備えること。「電車・バス」「航空機」「室内」の3種類から使用環境に応じて最適なモードを選択できるのがポイントだ。ノイズキャンセル状態での音質の良し悪しは別にして、周囲のノイズを気にすることなく音楽を楽しめるのは、外出時での利用が多い携帯オーディオプレーヤーにとって大きな魅力となる。

NW-A840シリーズの「デジタルノイズキャンセリング機能」は、「電車・バス」「航空機」「室内」から選択可能。さらに、別売のケーブル(「WMC-NWR1」)を使えば、外部機器から入力された音声に対してノイズを除去することも可能

このほか、NW-A840シリーズは、MP3やATRACなどの圧縮音源データに対して、圧縮時に失われた高音域の情報を補完する「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine)や、ステレオのクロストーク(混在)を減らす「クリアステレオ」、低音の歪みを抑制し、クリアで力強い低域再生を実現する「クリアベース」などの高音質機能も搭載する。ちなみに、これらの技術は、下位モデルであるアナログアンプ採用モデル「NW-S740/640」シリーズにも採用されている。

「NW-A840」シリーズは、「DSEE」や「クリアステレオ」など、ソニー独自の高音質機能を搭載している




※価格.com最安価格は2010年1月15日現在のものです

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