新製品レポート - ニューモデルの詳細情報をいち早くチェック! -

「iPad 3」でも「iPad HD」でもない新型「iPad」はスペックが大幅に強化 

“2048×1536”の衝撃! 最強タブレットに進化した新型「iPad」

アップルは2012年3月8日(現地時間3月7日)、新型「iPad」を発表。かねてからウワサされていたとおり、ディスプレイやプロセッサーを大きく強化したモデルとなっており、スペックだけを見ると、2012年3月8日現在では「最強のタブレット端末」と呼びたくなるほどの充実した内容となっている。


ラインアップされるのは、Wi-Fiモデル(IEEE 802.11a/b/g/n対応)と、LTE方式の通信機能を備えたWi-Fi+4Gモデル(3Gにも対応)。それぞれ、64GB、32GB、16GBの内蔵メモリーを搭載した3モデルが用意される。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色で、日本国内では3月16日からの発売が予定されている。Wi-Fiモデルの価格は、64GBモデルが58,800円、32GBモデルが50,800円、16GBモデルが42,800円。「Apple Store」ではすでに予約注文が可能となっている。


なお、アップルの製品ページを見る限りでは、Wi-Fi+4Gモデルの日本国内での対応通信事業者はソフトバンクのみとなっている。下りの通信速度はDC-HSDPAで最大42Mbps、HSPA+で最大21.1Mbps。このほか、「iPad 2」も16GBモデルのみが継続して販売され、価格は44,800円から34,800円に値下げされる。


【関連記事】新型iPadの超高解像度“Retinaディスプレイ”の威力をチェック

「Retinaディスプレイ」と「A5X」プロセッサーを採用

2010年5月発売の初代「iPad」、2011年4月発売の「iPad 2」に続き、「iPad」シリーズでは3世代目になる新モデルが登場した。「iPad 3」「iPad HD」などのモデル名が予想されていたが、今回の新型の名称は「iPad」。米国での発表イベントにおいて“The new iPad”と呼ばれていたことからもわかるとおり、「Mac」などと同様に、「iPad」でも、今回の新型からナンバリングによるモデルの区別が廃止されたようだ。

新型「iPad」の大きなポイントは2点。1つは、ディスプレイが大幅に進化したこと。従来の「iPad 2」では、ディスプレイに、解像度1024×768(132ppi)のマルチタッチ対応9.7型IPS液晶を採用していたが、新型「iPad」では、9.7型IPS液晶というスペックはそのままに、「iPhone 4S」でも採用されている「Retinaディスプレイ」を採用。しかも、解像度は、縦横とも従来比2倍でフルハイビジョンを超える「2048×1536」(264ppi)に高解像度化を果たしている。精細感を表すppiで比較すると、「iPhone 4S」の326ppiにはかなわないものの、2012年3月8日現在に発表・発売されているタブレット端末としては、もっとも解像度にすぐれたディスプレイとなっている。さらに、新型「iPad」の「Retinaディスプレイ」は、彩度を従来比で44%向上するなど、細かいところでもアップルらしいブラッシュアップが加えられているのも特徴。Webページや写真、動画、ゲームなどを、これまでのタブレットにはなかった精細感で楽しむことができる。

2048×1536(264ppi)の「Retinaディスプレイ」を採用

もう1つのポイントは、プロセッサー。新型「iPad」は、高解像度化したディスプレイをより滑らかに表示するために、プロセッサーも刷新。デュアルコアプロセッサー「A5」の改良版となる「A5X」を採用している。この「A5X」は、グラフィックコアをクアッド化しているのが特徴で、スワイプ、スクロール、ピンチといったマルチタッチ操作時のレスポンス向上はもちろんのこと、動画やゲームを楽しむときにも威力を発揮する。

しかも、新型「iPad」は、ディスプレイとプロセッサーを強化したにもかかわらず、高いバッテリー性能を実現しており、バッテリー駆動時間は、従来の「iPad 2」と同じ「最長10時間」(Wi-Fi利用時)となっている。

カメラ機能も進化。OSは最新の「iOS 5.1」を採用

新型「iPad」では、本体背面のカメラも強化されている。新たに、500万画素の裏面照射型センサーを採用する「iSightカメラ」を採用。「iPad 2」の92万画素から大幅に画素数がアップしているのがポイントだ。さらに、レンズも、5枚構成の大口径レンズを採用。1080p/30fpsでのフルハイビジョン動画撮影にも対応している。

OSには、最新バージョンの「iOS 5.1」を採用。音声入力に対応しており、メールやテキストメッセージの作成、インターネットでの検索、メモなどを音声入力で行える。他社製のアプリケーションでも音声入力を使用できる。

このほか、Bluetooth 4.0も搭載。センサーとして、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、環境光センサーを装備している。デジタルコンパスも内蔵。また、Wi-Fi+4GモデルはGPSも備えている。

気になるボディサイズは185.7(幅)×241.2(高さ)×9.4(奥行)mmで、重量は、Wi-Fiモデルが652g、Wi-Fi+4Gモデルが662g。「iPad 2」は、185.7(幅)×241.2(高さ)×8.8(厚さ)mmで、Wi-Fiモデルが601g 、Wi-Fi+3Gモデルが613gとなっており、比較すると、新型「iPad」は、従来よりも0.6mm厚く、約50g重くなっている。このわずかなボディサイズ・重量の増加は、ディスプレイのスペックが大きく強化されているため、致し方ないところではないだろうか。

新型「iPad」は、「iPad 2」よりもわずかに厚く、重いボディとなっている

iOS版「iPhoto」、「iPhone 4S」での「Siri」の日本語対応、新しい「Apple TV」なども

3月7日(現地時間)に米国で行われた発表イベントでは、新型「iPad」だけでなく、その他の魅力的な新機能や新製品も発表されたので、あわせて紹介しておこう。

写真管理・編集ツール「iPhoto」のiOS版がリリース

アプリでは、Macではおなじみとなった写真管理・編集ツール「iPhoto」のiOS版がリリースされたのがトピック。マルチタッチ操作での写真の閲覧・編集が可能で、さまざまなエフェクト効果を楽しんだり、高機能なフォトギャラリーを利用することもできる。さらに、Facebook、Flickr、Twitterといったサイトへの投稿機能も搭載。価格は450円。新型「iPad」「iPad 2」「iPhone 4S」「iPhone 4」で動作する。なお、動画編集アプリ「iMovie」や音楽制作アプリ「Garage Band」などのその他アプリについても機能強化が図られている。

iOS版「iPhoto」の実際の画面。マルチタッチ操作での写真管理・編集が可能だ

指先のフリック操作だけで、露出やコントラスト、彩度などを調整することができる

「iPhone 4S」での「Siri」の日本語対応

「iPad」以外の機能になるが、「iPhone 4S」において、ユーザーの音声を認識して、必要な機能やサービスを音声付きで呼び出してくれる音声認識機能「Siri」が日本語に対応するようになったのも大きなトピックだ。最新の「iOS 5.1」で対応可能となり、今後数週間以内に利用できるようになるという。試しに、3月8日の11時頃、「iOS 5.1」にアップデートした「iPhone 4S」でテストした限りでは、すでに利用可能な状態になっていた。ただし、アップルは、「多くの方にすぐにご利用いただけるが、少し時間がかかる場合もある。利用できるようになり次第、自動的に通知を届ける」とアナウンスしているので、「iOS 5.1」にアップデートしてもすぐには利用できない場合もあるようだ。

「iOS 5.1」にアップデートした「iPhone 4S」で「日本語Siri」を試してみた

1080p出力対応の新しい「Apple TV」

このほか、アップルは、テレビで動画や音楽を楽しむための小型セットトップボックス「Apple TV」もアップデートした。従来モデルと同様、「iTunes Store」でレンタル購入したした動画コンテンツの再生や、「iPhone」「iPad」からのAirPlay再生などに対応しつつ、プロセッサーを「A5プロセッサー」に強化し、1080p出力に対応するようになった。ボディサイズは従来と同様で、98(幅)×23(高さ)×98(奥行)mm、重量は約272gとなっている。価格は8,800円。

1080p出力が可能になった、新しい「Apple TV」

記事 価格comマガジン mkr

「iPad 2」の発売以降、電車の中でタブレットを持ってる方をよく見かけるようになりました。今回の新型「iPad」の登場でさらに人気が高まり、利用シーンも拡大することでしょう。製品としての魅力は当然ですが、アップルの商品戦略、売り方のうまさも、人気の理由になっているのは間違いありません。iPadとは関係ないのですが、食べるほうのタブレットでは、サッカー日本代表の本田圭佑選手が出演する商品の広告が話題です。「俺は持ってる。」のコピーで、本田選手の売り方がうまいと感じる秀作です。ちなみに昨日、電車の中で、「俺は持ってる。」の額面広告のそばに、iPadを持ってる方を見かけました。という、微妙にリンクしたこの状況を思い出したので、ここに書き残しておきます。話を盛ってるわけではありません。

新型「iPad」の製品ラインアップ

製品名  
iPad Wi-Fiモデル 16GB MD328J/A [ホワイト] Wi-Fiモデル、容量16GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fiモデル 16GB MC705J/A [ブラック] Wi-Fiモデル、容量16GB、ブラックカラー
iPad Wi-Fiモデル 32GB MD329J/A [ホワイト] Wi-Fiモデル、容量32GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fiモデル 32GB MC706J/A [ブラック] Wi-Fiモデル、容量32GB、ブラックカラー
iPad Wi-Fiモデル 64GB MD330J/A [ホワイト] Wi-Fiモデル、容量64GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fiモデル 64GB MC707J/A [ブラック] Wi-Fiモデル、容量64GB、ブラックカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 16GB SoftBank [ホワイト] Wi-Fi+4Gモデル、容量16GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 16GB SoftBank [ブラック] Wi-Fi+4Gモデル、容量16GB、ブラックカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 32GB SoftBank [ホワイト] Wi-Fi+4Gモデル、容量32GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 32GB SoftBank [ブラック] Wi-Fi+4Gモデル、容量32GB、ブラックカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 64GB SoftBank [ホワイト] Wi-Fi+4Gモデル、容量64GB、ホワイトカラー
iPad Wi-Fi+4Gモデル 64GB SoftBank [ブラック] Wi-Fi+4Gモデル、容量64GB、ブラックカラー

ページの先頭へ