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ボディの感触や操作性などの数値化しにくい性能を比較! 

3キャリアの人気Androidスマホ5機種を使い心地で比べてみた!

性能やデザインなどのよしあしで端末を選べるのがAndroidスマートフォンのよいところ。しかし、見落とされやすいのが使い勝手や使い心地などの感覚的な要素だ。


そこで、今回は、1月下旬時点で価格.com上でも人気の高かったAndroidスマートフォンとして、NTTドコモより「ARROWS X F-05D」(富士通)と「GALAXY S II LTE SC-03D」(サムスン)、auより「ARROWS F ISW11F」(富士通)と「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」(サムスン)、ソフトバンクの「AQUOS PHONE 102SH」(シャープ)という5機種をピックアップ。ボディやディスプレイの操作性、ホームアプリの機能、そして日本語入力環境といった面から、各製品の使い勝手や操作フィールを比較してみた。

チェックその1
ボディサイズ、ディスプレイなどから使い勝手を比較する

最近のAndroidスマートフォンは、ボディがどんどん大きくなっている。ボディが大きくなるのは、操作性や視認性の向上のため、解像度が高く表面積の広いディスプレイを採用するようになっているためだ。

ディスプレイが大きくなると、タッチ操作は行いやすくなる。特に文字入力のような細かな作業の快適性では効果が大きい。そのいっぽうで、ボディサイズ、特に横幅が大きくなるというデメリットがある。ボディサイズの中でも横幅は、持ちやすさに与える影響が大きい。このように、タッチパネルの操作性と持ちやすさは相反するところがある。

今回取り上げた5機種は、いずれも比較的大画面のディスプレイを採用する大きめのボディで、重量も重めの部類に入る。スペックとしては近いこれらの製品だが、持ち比べた印象の違いや、タッチパネルなどの操作性の違いをまずは見てみよう。

ボディとタッチパネルの感触を比較

ARROWS X F05D(NTTドコモ)
横幅:約64mm
厚さ(最薄部):約9.8mm
高さ:約129mm
重量:約124g
画面サイズ:約4.3型

防水仕様と防塵仕様を満たしていることを考えればスリムでコンパクトなボディ。今回の比較モデルの中ではもっともコンパクトに感じられたが、側面のエッジがかなり大きめに丸められていることが好影響を与えているようだ。
タッチパネルの操作性については、「スーパーグライドコーティング」という表面加工により、指のすべりが良好だ。ただ、Webページのスクロールなどで少しもたつきを感じる場合がある。
GALAXY S II LTE SC-03D(NTTドコモ)
横幅:約 69mm
厚さ(最薄部):約9.5mm
高さ:約130mm
重量:約130g(Dark Gray)
画面サイズ:約4.5型

横幅約69mmは、スマートフォン全体から見てもかなり大きい部類。だが、バックライトのない有機ELディスプレイのおかげで、サイズに対して厚みは抑えられ、手に持つと平べったい印象だ。横幅を気にしなければ、持ちにくいということはない。
タッチパネルのフィーリングについては、特にスクロール時の追従性がよい。指に吸い付くような操作感覚だ。
ARROWS Z ISW11F(au)
横幅:約64mm
厚さ(最薄部):約10.1mm
高さ:約128mm
重量:約130g(Dark Gray)
画面サイズ:約4.5型

「ARROWS X」の兄弟機。両機はボディサイズなどのスペックは似ているが、わずか0.3mmの差だがこちらのほうが厚い。手のひらで触れる背面や側面の形が直線的で、今回の5機種の中ではもっともゴツゴツした男性的な印象だった。
なお、本機のディスプレイの表面にも、「スーパーグライドコーティング」が施されており、指のすべりは良好。Webブラウザーのスクロールで少しもたつきがある点も共通している。
GALAXY S II WiMAX ISW11SC(au)
横幅:約69mm
厚さ(最薄部):約9.5mm
高さ:約133mm
重量:約139g
画面サイズ:約4.7型

今回比較する5機種の中では、最大の約4.7型という大型ディスプレイが搭載される。約69mmの幅と、比較的重めの139gという重量もあって、手にした印象は重量級という感じだ。ただ、ボディの厚みは抑えられているし、凹凸も少ないので、本体のサイズが手に合うなら、持ちにくいということはない。
タッチパネルの操作感覚は、非常にスムーズ。有機ELパネルの特性か、爪の先でタッチした際に、独特の硬い感触がある。
AQUOS PHONE 102SH(ソフトバンク)
横幅:約65mm
厚さ(最薄部):約9.8mm
高さ:約128mm
重量:約137g
画面サイズ:約4.5型

直線をベースに構成されたデザインは、オーソドックスな印象。約4.5型は大画面液晶を搭載するボディだが、横幅も65mmと比較的コンパクト。厚みも10mm以下に切り詰められており、手にした印象ではスペックほど大きさは感じない。「ARROWS X F-05D」に準じるコンパクトな印象だ。
高解像度の液晶に関わらず、描画のもたつきは少なく、タッチ操作のフィーリングも良好な部類だ。

チェックその1まとめ
持ちやすさでは「ARROWS X」が有利、タッチパネルの感覚は「GALAXY S II」シリーズに軍配

このクラスのスマートフォンでは、ボディの横幅と厚み、そして側面の形状が持ちやすさに大きな影響を与える。特に、ボディの横幅は、たとえ1mmであっても体感的には差を感じる部分だ。このような点から、約64mmの横幅と、9.8mmという厚みで、エッジを落とした側面デザインを採用した「ARROWS X F-05D」は、もっとも手になじみやすいボディだった。次点には、4.5型という大画面ディスプレイを採用する割にコンパクトな「AQUOS PHONE 102SH」をあげたい。

「GALAXY S II」シリーズは、やはりボディが絶対的に大きく、持つ人を選ぶ。だが、サイズが手に合うなら、厚みも抑えられているし、持ちにくいということはない。

いっぽう、タッチパネルのフィーリングについては、「GALAXY S II」シリーズの2機種は、国内で販売されているAndroidスマートフォンの中でも頭ひとつ抜けたスムーズさを実現している。また、「AQUOS PHONE 102SH」は、「GALAXY S II」シリーズほどではないが、それらに準じる十分なレベルを備えている。「ARROWS」シリーズの2機種についてはスクロール操作でもたつきが感じられる場面があった。

チェックその2
正面のボタンやスイッチなどのインターフェイスを比較する

次に、タッチパネルと並んでAndroidスマートフォンでは操作の中心になるボタン類の使いやすさについて、チェックしよう。

ARROWS X F05D(NTTドコモ)
横から見ると、わずかにくさび型のシルエットであることがわかる。側面に電源とボリュームコントロールのボタンが並んでおり、慣れないうちは押し間違えやすい。

横から見ると、わずかにくさび型のシルエットであることがわかる。側面に電源とボリュームコントロールのボタンが並んでおり、慣れないうちは押し間違えやすい。
GALAXY S II LTE SC-03D(NTTドコモ)
中央にプッシュボタンを配し、その左右にタッチセンサーボタンを並べるという、GALAXY Sシリーズのレイアウトを踏襲。なお、タッチボタンのアイコンは、スリープや電源OFF時には消える。

側面から見ると、エッジが大きく丸められていることがわかる。ボリュームコントロールは左側面、電源は右側面なので、押し間違いが起こりにくい。
ARROWS Z ISW11F(au)
ユニークなデザインだが、ボタン自体が大きめで押しやすい。今回比較した5機種の中では、操作性にすぐれたボタンのデザインだと感じた。押したときのクリック感も良好。

側面から見ると、エッジを効かせた直線ベースのデザインであることがわかる。「ARROWS X」とよく似た側面のボタン配置。ボリュームコントロールと、電源ボタンは配置が近い。
GALAXY S II WiMAX ISW11SC(au)
基本的なデザインは、GALAXY S II LTEと共通だが、中央のボタンはやや幅広のデザイン。左右のタッチ式ボタンのアイコンは、プリントなので、電源OFF時でも消えない。

同じシリーズの「GALAXY S II LTE SC-03D」とよく似たデザインで、エッジを大きく丸めている。側面のスイッチは「GALAXY S II LTE」と同じく左右側面で離れている。
AQUOS PHONE 102SH(ソフトバンク)
3個のプッシュボタンが並ぶ。ボタンにはバックライトがあり、暗い部屋でも押し間違えにくい。

直線主体のボディが横から見るとよくわかる。ボリュームコントロールと電源ボタンは一か所にまとめられている。

チェックその2まとめ
「ARROWS Z ISW11F」の大きなボタンに好印象

Androidの操作ボタンは、タッチセンサーとプッシュボタンとで、それぞれにメリット/デメリットがある。

プッシュボタンは、確実な操作感覚があるが、カバンやポケットの中で何かに触れて誤動作しやすく、長期にわたって使っていると塗装や機構が劣化することもある。 タッチセンサー式ボタンは、使用中にうっかり指が触れても動作してしまうため、持ち方や操作で気を使う。特にひとつ前の画面に戻る「バック」や、「ホーム」ボタンに触れてしまうと、やや面倒だ。しかし、構造がシンプルなので故障が起こりにくい。 側面のボタン配置については、慣れの要素も大きいが、大きさや形のよく似たボタンが近くに並んでいると、操作ミスを起こしやすい。

このような点を考慮すると、「ARROWS Z ISW11F」の大きなボタンはもっとも操作しやすく、好印象だった。タッチセンサーを使った「GALAXY S II」シリーズ2機種は、慣れないうちはうっかり「バック」ボタンに触れてしまうことがたびたびあった。 側面のボタンについては、「GALAXY S II」シリーズは左右の側面に分かれているので操作ミスは起こりにくい。いっぽう、「ARROWS」シリーズと「AQUOS PHONE」は、ボタンの場所も近く形状も似ているので、慣れないうちは操作に戸惑うケースがあった。



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