バックナンバーを見ておわかりかと思うが、筆者は昨年末にWiMAXのル…
(2012年5月16日掲載)
2012年1月20日掲載
この冬、新登場したモバイルノートの新カテゴリー「Ultrabook」は、現時点では薄型軽量モバイルノートの延長線上にある。しかし、このUltrabook構想には、コンピューター業界の覇権をかけたインテルの壮大な構想が見え隠れしている。
Ivy Bridgeまで待てない人のための「Ultrabook」完全カタログ【2012年4月13日掲載】
2012年、“IvyBridge”の登場でUltrabookはこう変わる!【2012年1月31日掲載】
Ultrabookはパーソナルコンピューターの未来を変える?【2012年1月20日掲載】
現状最強のUltrabook? ASUS「ZENBOOK」は“別格”の完成度【2011年12月7日掲載】
薄型・軽量ノートパソコン「Ultrabook」の注目3モデルを比較【2011年11月22日掲載】
2011年、パソコン市場に新登場したノートパソコンの新カテゴリーが「Ultrabook」である。「Ultrabook」は端的に言ってしまうと、現時点では「薄型軽量で、なおかつ処理性能にもすぐれ、長時間バッテリー駆動のモバイルノート」ということになる。明確な定義は明らかになっていないが、現時点では「Sandy Bridge」の開発コードネームで知られる超低電圧版「第2世代インテル Core プロセッサー」を搭載しており、スタイリッシュな薄型軽量ボディを備えているのが特徴だ。
この「Ultrabook」は、パソコンの頭脳となるCPU製造などで知られる半導体大手のインテルが旗振り役となって推進しており、2011年5月に開かれたコンピューター見本市「COMPUTEX TAIPEI 2011」で「Ultrabook」構想を発表している。厚さ21mmを下回るサイズで、長時間バッテリー駆動、高い応答性能やセキュリティを備えることなど、そのコンセプトが明らかにされているが、インテルが「Ultrabook」で目指しているのは、自分専用のコンピューターをひとり1台いつでもどこでも利用できる“究極のパーソナルコンピューター”を作ることだという。
このロードマップは、2013年に発表予定の2世代先の新CPU、開発コードネーム“Huswell”まで組み込まれた計画となっており、この冬に登場したSandy Bridge世代のCPUを搭載した「Ultrabook」製品は“序章”という段階に過ぎない。来年、2012年前半にリリースを控えている22nmプロセス製造による3Dトランジスタを採用した次世代CPU“Ivy Bridge”では、処理性能やセキュリティ機能が強化され、続く“Huswell”では省電力がより一層進む予定だ。この段階で「Ultrabook」はひとつの完成形を見ることになる。
また、2011年8月には、インテルは投資部門のインテル キャピタルを通じて「Ultrabook基金」も設立しており、「Ultrabook」構想実現に向けて、ハードウェアやソフトウェア開発企業に対しても技術開発支援投資を行っていく計画だ。このように新たなノートパソコンの開発に向け、「Ultrabook」には大きな期待がかけられているのである。
インテルがパソコン市場において新しいコンセプト打ち立てるのは今に始まったことではないが、では、今なぜ「Ultrabook」構想をぶち上げたのだろうか? この背景には、スマートフォンやタブレット端末の普及が関係していると言われている。
「Ultrabook」が目指す姿は、前述のように“究極のパーソナルコンピューター”である。スマートフォンやタブレット端末といった最新デバイスはWindows OSを搭載したパソコンではないが、現在、いつでもどこでも利用できるパーソナルコンピューターとしての地位を確実に築きつつあるのはみなが実感しているところだろう。コンピューティングデバイスとして、今ひのき舞台にいるのは、もはやパソコンではないのだ。
ご存知のように、スマートフォンは何といっても手の平サイズと小型で、いつでもどこでもインターネットにつながることができる。タブレット端末については、日本ではまだアーリーアダプターにしか浸透していない感もあるが、調査会社ニールセンの調べによると、太平洋を隔てた米国では、子どもが今年もっとも欲しいクリスマスプレゼントとして、アップルのタブレット端末「iPad 2」をあげているという。もはやゲーム機も「iPad 2」にはかなわない。また、199ドルという圧倒的な安さで登場した米アマゾンの鳴り物入りのAndroid搭載タブレット「Kindle Fire」も早くも大人気のようだ。それほどタブレット端末はヒットしており、従来からのパソコンはもはや個人向けコンピューターとしての王座を奪われ兼ねない状態なのである。
しかも、注目したいのは、これらのデバイスが採用しているCPUはインテルのx86ベースのプロセッサーではなく、ARMベースであるということだ。半導体のガリバーとして君臨してきたインテルにとっては、これをただ指をくわえて見ているわけにはいかないだろう。タブレット端末がノートパソコン市場を本格的に侵食する前に、手を打っておく必要がある。そこで、「Ultrabook」というノートパソコンとタブレット端末の中間に位置するジャンルを素早く打ち立て、タブレット端末にノートパソコンの市場が食われないようにしておきたいというのが本音ではないだろうか。
いっぽうで、その蜜月関係から「ウィンテル連合」とも呼ばれた盟友マイクロソフトも、2012年末頃リリース予定の次世代OS「Windows 8」で、スマートフォンやタブレット端末が得意とするタッチ操作に対応した「Metro UI」を導入する。従来からのパソコンとタブレット端末などの新型デバイスとの境界はますます希薄化していく可能性がある。現在の「Ultrabook」の第1弾製品は、新カテゴリーというよりはモバイルノートの延長線上にあるにすぎないと感じるかもしれないが、「Ultrabook」が登場してきた背景には、このようなコンピューター業界に訪れた大きな変革のうねりが関係しているのである。いずれにせよ、「Ultrabook」が今後どのような変化を私たちにもたらしてくれるか、消費者としては楽しみにしたい。
価格.com最安価格 104,185円
13.3型ワイド液晶 (1366×768)、Core i5 2467M、4GB DDR3メモリー、128GB SSD
価格.com最安価格 54,800円
13.3型ワイド液晶 (1366×768)、Core i3 2367M、4GB DDR3メモリー、320GB HDD
価格.com最安価格 72,499円
13.3型ワイド液晶 (1366×768)、Core i5 2467M、4GB DDR3メモリー、500GB HDD、Office
価格.com最安価格 91,990円
13.3型ワイド液晶 (1366×768)、Core i7 2637M、4GB DDR3メモリー、256GB SSD
価格.com最安価格 68,473円
11.6型ワイド液晶 (1366×768)、Core i7 2677M、4GB DDR3メモリー、128GB SSD
価格.com最安価格 66,000円
13.3型ワイド液晶 (1600×900)、Core i7 2677M、4GB DDR3メモリー、128GB SSD
価格.com最安価格 79,000円
13.3型ワイド液晶 (1600×900)、Core i7 2677M、4GB DDR3メモリー、256GB SSD
価格.com最安価格 81,760円
13.3型ワイド液晶 (1366×768)、Core i7 2677M、4GB DDR3メモリー、256GB SSD