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落ち着いた雰囲気のボディと大画面のHDディスプレイが特徴 

これぞ大人のためのスマートフォン「Optimus LTE L-01D」

豊富な機種バリエーションが自慢のNTTドコモのスマートフォン。その中でも、「Optimus LTE L-01D」(LG製:以下、Optimus LTE)は、大きめのボディと落ち着いた雰囲気が特徴のスマートフォンだ。今回は、大人が持つスマートフォンという観点から「Optimus LTE」の実力に迫ってみよう。

やや大きめではあるが、スーツの胸ポケットに十分おさまるサイズ。面積と厚さが適切で、ポケットの型崩れも起こりにくい

洋服の型崩れを起こさず胸ポケットや内ポケットに納まるボディ

まずは、「Optimus LTE」のボディから解説しよう。約68(幅)×133(高さ)×10.7(厚さ)mmで、重量は約140gというサイズは、ほかのスマートフォンと比較しても大きい部類だ。特に、横幅は持ちやすさに大きく影響するところで、約68mmという横幅は、ユーザーを選ぶかもしれない。しかし、側面のエッジが丸く落とされているので、ホールド感はなかなか良好だ。なお、本機には、おサイフケータイとワンセグチューナーが搭載されている。

ディスプレイ下の3個のボタンはタッチ式で、側面のボタンや端子カバー、背面のカメラに至るまで凹凸が抑えられ、上着の胸ポケットや内ポケットに入れても収まりがよい。ボディデザインは、マット処理された背面のカバーと側面の金属モールが特徴で、従来のNTTドコモで使われていた携帯電話の分類でいうなら、「docomo SMART series」の端末に近い、落ち着いた雰囲気がある。スマートフォンというとピカピカとした製品が多く、どちらかというと若者向けという感が強かった。しかし、本機のボディデザインは、大人が持つ小物としての気品と、良好な質感を備えている。

カラーバリエーションは、「Red」と「Black」の2色。いずれも背面はマット仕上げで、落ち着いた雰囲気だ

側面のモールは、表面がマット処理されたもの。高級感があり、落ち着いた雰囲気を演出している

表面のボタンはタッチ式で、中央のメッキされた部分が「ホーム」ボタン。Androidスマートフォンの一般的な動作と異なり、本機では「ホーム」ボタンをタッチしてもスリープからの復帰は行われない

上面には、電源スイッチ、カバーされたmicroUSBポート、ヘッドホン端子が配置される

下面には端子やスイッチは配置されない

左側面には、音量調節のキーが配置される

右側面には、端子やスイッチはない。ただしワンセグのアンテナが上部端に見える

液晶ディスプレイには、視野角の広さと良好な発色が特徴のIPSパネルを使っており、サイズは、4.5型という大画面だ。タッチ操作が基本のスマートフォンでは、ディスプレイの面積の広さは、操作性に直結する。特に、文字入力のような細かい操作性は、少しでも大きいほうが有利だ。また、本機のディスプレイのタッチセンサーにはアースが設けられており、誤動作を招く電極ノイズが大幅に抑えられている。

ディスプレイの解像度が、720×1280のHD表示に対応している点も見落とせない。従来のQHD(540×960)や、WVGA(480×800)を大きく上回るHDディスプレイは、細かな文字もはっきりと表示させることができ、視認性が大きく向上している。このような高解像度のディスプレイの搭載は、基本的にはメリットが多いが、従来の解像度に最適化されたアプリでは、文字の表示が小さくなってしまうという問題もある。しかし「Optimus LTE」は、インストールしたアプリの文字サイズを、アプリ別に変更する機能を備えている。こうした、過去のアプリを快適に使うための工夫は、使ってみるとありがたさを感じる部分だ。

このように、画面のサイズが大きく、アースがあり、高い解像度を持つといった数々の美点から、細かい文字を見るのが苦手な人や、タッチ操作に苦手意識のある人にとっても、使いやすい液晶ディスプレイに仕上がっているといえるだろう。

4.5型という大画面のディスプレイは、視野角が広い高品質なIPSパネルが採用される。解像度も720×1280のHD表示に対応する

高解像度の液晶パネルは、一般的傾向として画面が暗くなりやすい。しかし「Optimus LTE」のIPSパネルは、明るい屋外でも十分な視認性を保っている

追加したアプリ別に、HD液晶に合わせて最適な表示を設定できる

左の画面が最適化前、右の画面が最適化後のもの、ひと回り文字が大きくなり、アイコンなどのサイズも少し大きくなる。ただし、アプリによっては表示が崩れる場合があるので注意したい

ハイレベルなスペックに加えて、高速通信規格「Xi」にも対応

ハードウェアスペックの点でも、「Optimus LTE」は高いレベルを備えている。米Qualcomm社の「Snapdragon」チップセットを搭載し、動作クロック1.5GHzのデュアルコアCPU「APQ8060」を採用。CPUとともに処理能力に大きく影響するワーキングメモリー(RAM)は、1GBの大容量だ。ストレージは4GBだが、さらに16GBもの大容量microSDHCメモリーカードが同梱される。microSDメモリーカードは、アプリのインストール領域としても使われるほか、カメラで撮影した動画や静止画などのデータ、アプリのキャッシュ置き場などにも使われる。ストレージの空き容量が減ると、動作にも支障が生じる可能性が高く、端末の耐用期間にも大きな影響を与えやすい。しかし、16GBもの容量があれば容量不足に悩まされることはほとんどなく、長く使い続けられるだろう。

「Optimus LTE」が対応する「LTE」とは、従来の3G回線の次世代を担うモバイル通信網のことだ。世界規格だが、国内ではNTTドコモが「Xi」(クロッシィ)のサービス名で、昨年の暮れからデータ通信カードの形で商業利用を開始している。この冬・春モデルからは、製品のラインアップが広がり、「Xi」対応のスマートフォンとして「Optimus LTE」を含む4機種が発表されている。

LTEサービスの「Xi」は、ダウンロード時最大37.5Mbps(一部屋内では75Mbps)、アップロード時最大12.5Mbpsという、FOMAハイスピードの数倍の回線速度が特徴だ。そしてもうひとつ、“低遅延”という特徴があり、回線のレスポンスがよく、データ送受信時に待たされる時間が少ないのもメリットだ。

「Optimus LTE」で、実際に「Xi」回線を使うと、通知メニューのアイコンが、FOMAハイスピードエリアの「H」や、通常のFOMA回線に当たる「3G」から、「LTE」に切り替わり、ネットワークのレスポンスが見違えて向上する。最近は、FOMAも十分に高速化されているが、仕様上、データのダウンロードが始まるまでに若干の時間がかかってしまう。しかし、「Xi」なら、必要なデータがすぐにダウンロードされるので、Webページの閲覧などインターネットを使った動作全般が、見違えて軽快になるのだ。

気になる「Xi」の通信エリアだが、今まさに急ピッチで拡大工事が進められている最中だ。首都圏の山手線エリアなど都心部ならすでにかなりのエリアが「Xi」対応となっており、郊外エリアではまだ圏外のところも多いが、2014年度末までに全国の人口カバー率で51.1%以上まで、通信エリアを広げる予定だ。なお、「Optimus LTE」に限らず、「Xi」端末は、内部にFOMA通信モジュールも内蔵しており、「Xi」圏外では、従来のFOMA機器として使うことができる。このため、サービス開始当初ではあるが、初期のFOMAのように通信エリアで苦労することがない。

「Xi」接続時では、メニューに「LTE」と表示される

同時に5台の機器と回線を共有できる、Wi-Fiテザリング機能を搭載。Wi-Fi接続時のセキュリティは、「セキュリティ」なしか「WPA2/PSK」の2種類から選ぶことができる

「Quadrant」のバグで、本機のベンチマークスコアが不正確なため、ベンチマーク検証結果については削除します(2011年12月27日修正)

実用性と、次世代を見据えたスペックを備えた、大人のスマートフォン

このように、「Optimus LTE」の性能などをチェックしてきたが、何と言っても、HD表示に対応する大きめなディスプレイや、落ち着いたデザインのボディが本機の大きな魅力だ。ビジネスシーンでの活用や、大人が持つスマートフォンという点で、他機種にない個性を備えており、この点は価格.comのユーザーからも高く評価されている。

また、「Xi」対応ということもあり、従来のスマートフォンにはないキビキビとしたインターネット環境も魅力だ。加えて本機は、グローバルモデルであるが、おサイフケータイとワンセグという従来の携帯電話由来の機能に対応しており、定期券などでおサイフケータイが手放せないと考えるビジネスマンにとっても選びやすいモデルだ。

なお、最近、Androidの次期バージョンであるAndroid 4.0へのバージョンアップがいろいろな場所でささやかれ始めている。本機のスペックを、Android 4.0を搭載するリファレンスモデル「GALAXY NEXUS」と比較すると、HD対応ディスプレイ、デュアルコアCPU、1GBメモリー、インカメラの搭載という点が共通している。こうした点から見ても、本機がAndroid 4.0がメインストリームになる近未来においても余裕をもって対応できるだけのポテンシャルを備えているといえるだろう。「Optimus LTE」は、近未来の性能と、現在の実用性を兼ね備えたモデルといえそうだ(LGやNTTドコモでは、12月22日現在Android 4.0へのバージョンアップについて公式に発表していない)。

記事:価格.comマガジン編集部 党員四號

 

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