バックナンバーを見ておわかりかと思うが、筆者は昨年末にWiMAXのル…
(2012年5月16日掲載)
2011年10月14日掲載
それではさっそく、初の8コアCPU「FX-8150」のパフォーマンスを詳しくチェックしていこう。今回の検証では、インテルの「Core i7 2600K」を中心としたシステムを用意し、パフォーマンスを比べてみた。検証環境は以下のとおりだ。
AMD「FX-8150」を搭載した検証用PC環境
| パーツ | メーカー名 | 製品名 |
|---|---|---|
| CPU | AMD | FX-8150 |
| CPUクーラー | Antec | KUHLER-H2O-920 |
| マザーボード | ASUS | Crosshair V Formula |
| メモリー | Corsair | TCMX8GX3M4A1600C9 (DDR3 PC3-12800 2GB 4枚組) |
| 3.5インチHDD | HGST | HDE721010SLA330 (1TB SATA300 7200) |
| 電源ユニット | Seasonic | Xseries SS-750KM |
| OS | マイクロソフト | Windows 7 Ultimate 64bit版 |
Intel「Core i7 2600K」を搭載した検証用PC環境
| パーツ | メーカー名 | 製品名 |
|---|---|---|
| CPU | インテル | Core i7 2600K |
| CPUクーラー | Antec | KUHLER-H2O-920 |
| マザーボード | GIGABYTE | GA-Z68XP-UD3R/G3 [Rev.1.3] |
| メモリー | Corsair | TCMX8GX3M4A1600C9 (DDR3 PC3-12800 2GB 4枚組) |
| 3.5インチHDD | HGST | HDE721010SLA330 (1TB SATA300 7200) |
| 電源ユニット | Seasonic | Xseries SS-750KM |
| OS | マイクロソフト | Windows 7 Ultimate 64bit版 |
CPUパフォーマンスに関しては、「Sandra 2011 SP5 (Processor Arithmetic))や「PassMark Performance Test 7.0 (CPU Test)」の一部で「Core i7 2600K」を上回る結果を示したが、全体的には「Core i7 2600K」を下回る結果が目立つ。従来のAMD製CPUに比べると、なかなか健闘しているとは思うが、「Core i7 2600K」に比べると、やはり力不足な面は否めない。3D関連のベンチマーク結果も同様で、タイトルによりばらつきがあるものの、「Core i7 2600K」の結果を上回るものはほとんどなく、「Core i7 2600K」の下に甘んじることが多かった。特に低解像度設定では、高解像度設定に比べて「Core i7 2600K」との差が広がり、あまりよい結果が出なかった。
消費電力については、アイドル時では「Core i7 2600K」とあまり差はなかったが、ピーク時では、「Core i7 2600K」に比べて78Wも高くなってしまった。TDPが125Wで、コア数も8個ということで、ある程度の増加は予想していたが、それらを加味しても、この数値はかなり高いと言わざるを得ない。この結果は少々残念だ。
以上、「FX-8150」のパフォーマンスを見てきたが、従来のAMD CPUに比べると、パフォーマンスの向上は見られるものの、劇的に向上したというほどではない。初の「Bulldozer」採用製品ということで、かなり期待していたのだが、今回の検証結果を見た限りでは、既存製品からすぐに乗り換えるほどのメリットはあまり感じられなかったのが正直なところだ。
ただ、今回は定格動作クロックでの検証だったが、オーバークロックすることで、パフォーマンスアップが期待できる。実際、「AMD FX」シリーズはオーバークロック耐性が高く、海外の液体窒素を用いたオーバークロックで8.429 GHzのクロック速度を達成し、ギネスブックの世界記録として登録されている。さすがに液体窒素を用いたオーバークロックは一般ユーザーでは気軽に行えないだろうが、倍率アンロックの「AMD FX」シリーズなら、倍率可変によるオーバークロックが手軽に行える。オーバークロックを楽しむユーザーには、非常に面白い選択肢になるかもしれない。