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暑い夏を乗り切るためにCPUクーラーを交換しよう 

CPUクーラー厳選8機種ガチンコ比較!

CPUクーラー厳選8機種ガチンコ比較!

毎日暑い日が続く、夏真っ盛りの今日この頃。この時期になると、自作PCユーザーにとって最も気になってくるのがパソコンの熱対策だろう。パソコンの熱対策といっても、さまざまな対策方法があるが、なかでもPCパーツの中で1、2を争う発熱のあるCPUを冷却する「CPUクーラー」の交換は、少ない投資額で抜群の効果を得ることができることから人気がある。今回の特別企画では、そんなCPUクーラーの中から、8機種を厳選ピックアップし、気になる冷却性能と動作音をガチンコ比較してみた。自作PCユーザーは要チェックだ!

検証PC環境・検証内容

さて、各製品の検証結果を紹介する前に、今回の検証で用いたPC環境と検証内容について確認しておこう。

検証用PCは、CPUにTDP 130Wの「Core i7 920」を使用。PCケースに固定せず、バラック組み状態で検証を行った。また、検証での公平性を確保するため、CPUグリスにはCPUクーラーに付属しているものでなく、Arctic Coolingの「MX-2」を使用している。そのほかの環境は以下の通りだ。

検証用PC環境

パーツ メーカー名 製品名
CPU インテル Core i7 920
マザーボード GIGABYTE GA-EX58-UD3R Rev.1.0
メモリー Corsair TR3X6G1866C9DF※今回は1枚のみ使用
ビデオカード GIGABYTE GV-N26OC-896H-B-GA
HDD Seasonic HDE721010SLA330
OS マイクロソフト Windows 7 Ultimate 64bit

検証では、アイドル時/高負荷時のCPU温度と動作音を計測した。CPU温度は、室温28度設定の室内で、CPUIDのモニタリングソフト「HardwareMonitor」を使用して計測。動作音は、CPUクーラーの中心から20cm離れた場所で騒音計を使用して計測を行った。なお、アイドル時の計測数値は、PC起動10分後での計測となり、高負荷時の計測数値は、ストレステストツール「OCCT Perestroika」の「CPU:OCCT」モードでCPUに負荷を10分間かけた直後の数値採用している。

騒音計「SMART SENSOR AR 814 Sound Level Meter」

今回検証で使用した騒音計「SMART SENSOR AR 814 Sound Level Meter」。30〜130dBの範囲で音を計測できる


 

CPUクーラー全8機種+リテールクーラーをガチンコ検証

インテル「LGA1366 CPU用リテールクーラー」

トップフロー方式を採用するおなじみのインテル製リテールクーラー。プッシュピンタイプの固定方式を採用した本体は高さも低く、取り付けは比較的容易だが、冷却性能や静音性能はそれほど高くない。

リテールクーラー リテールクーラー

インテルCPUに付属するおなじみのリテールクーラー。コンパクトな本体なので、小型PCへの組み込みなどにも向いている。ただ、冷却性能や静音性能はそれほど高くない

リテールクーラーの検証結果

CPU温度(アイドル時) 45.5℃
CPU温度(高負荷時) 71℃
動作音(アイドル時) 44dB
動作音(高負荷時) 52.9dB


トップフロータイプの定番CPUクーラー


ロングセラーモデル「ANDY SAMURAI MASTER」の後継モデルとなる、トップフロータイプのCPUクーラー。3つの独立した放熱フィンには、「無限弐」で培った「多重エアフロー透過構M.A.P.S」(Multiple Airflow Pass-through Structure)を採用。高風量設計のオリジナル小軸12cmファン「KAZE-JYUNI」との組み合わせにより、高い冷却性能を実現している。なお、冷却ファンの「KAZE-JYUNI」は、CPUの温度に応じてファンの回転数をコントロールするPWMに対応しており、対応マザーボードでは、0(+200)〜1300rpm±10%rpmの範囲で可変動作する。

サイズ「KABUTO SCKBT-1000」 サイズ「KABUTO SCKBT-1000」

基本的なデザインは「ANDY SAMURAI MASTER」を踏襲。新たに、放熱フィンを3つに独立させた「多重エアフロー透過構M.A.P.S」(Multiple Airflow Pass-through Structure)を採用し、CPUだけでなく、周辺パーツへの冷却性能を高めている

サイズ「KABUTO SCKBT-1000」の主な仕様

タイプ トップフロー 固定方式 プッシュピン(LGA1366)
搭載ファン 120mm(KAZE-JYUNI) ファン回転数 0(+200) 〜 1300rpm±10%(PWM対応)
本体サイズ 124(幅)×132(高さ)×133(奥行)mm、730g 対応ソケット Intelソケット
478/775/1366/1156/1155
AMDソケット
754/939/940/AM2/AM2+/AM3

サイズ「KABUTO SCKBT-1000」の検証結果

CPU温度(アイドル時) 38.0℃(リテールクーラーより-7.5℃)
CPU温度(高負荷時) 63.3℃(リテールクーラーより-7.7℃)
動作音(アイドル時) 44.7dB(リテールクーラーより+0.7dB)
動作音(高負荷時) 46.3dB(リテールクーラーより-6.6dB)


円形状の放熱フィンが特徴的なハイエンドモデル


円形状の放熱フィンが特徴的なZALMANの最上位CPUクーラー。一般的なヒートパイプに比べ、熱伝導能力が50%以上すぐれているという独自のコンポジットヒートパイプを採用し、CPUの熱を効果的に分散できるという。冷却ファンは、135mmの大型タイプものを採用。フィンとフィンの間に設置されているため、ファンの交換はできない。回転数は900〜1700rpmだが、付属の抵抗ケーブル「RC7P」を使用することで、回転数の上限を1500rpmに抑えることができる。

ZALMAN「CNPS9900 MAX」 ZALMAN「CNPS9900 MAX」

円形状のユニークな放熱フィンを採用。ヒートシンクはブラックパールのニッケルメッキを施し、腐食を防止している。冷却ファンは2つに分かれた放熱フィンの間に配置されており、交換はできない

ZALMAN「CNPS9900 MAX」の主な仕様

タイプ サイドフロー 固定方式 バックプレート(LGA1366)
搭載ファン 135mm ファン回転数 900 〜 1500rpm±10%(PWM対応/最小帯域)
本体サイズ 131(幅)×152(高さ)×92(奥行)mm、755g 対応ソケット Intelソケット
775/1366/1156/1155
AMDソケット
AM2/AM2+/AM3

ZALMAN「CNPS9900 MAX」の検証結果

CPU温度(アイドル時) 34.5℃(リテールクーラーより-11.0℃)
CPU温度(高負荷時) 50.8℃(リテールクーラーより-20.2℃)
動作音(アイドル時) 45.1dB(リテールクーラーより+1.1dB)
動作音(高負荷時) 49.0dB(リテールクーラーより-3.9dB)


コンパクトなマシンに最適な小型モデル


Micro-ATXケースやスリムケースなど省スペースタイプの小型PCケースでの利用に最適な、トップフロータイプの小型CPUクーラー。ヒートパイプが直接CPUと接する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」を採用し、CPUの熱が台座経由ではなく、直接ヒートパイプに伝わることで、より早く、より効率よく熱の移動を行うことができるという。冷却ファンには、独自形状のブレードを採用した「Blade Master 92」を採用。回転数は800〜2800rpmまでの広い範囲をカバーするワイドレンジ対応となっており、一般的なPWM対応のマザーボードと組み合わせることで、CPUの温度に応じて低回転から高回転までPWM制御が可能だ。

クーラーマスター「Vortex Plus RR-VTPS-28PK-R2」 クーラーマスター「Vortex Plus RR-VTPS-28PK-R2」

省スペースPC向けに設計された小型のボディには、92mmの小型冷却ファン「Blade Master 92」を搭載。CPUとの接地面には、ヒートパイプが直接CPUと接するダイレクトコンタクトヒートパイプが採用される

クーラーマスター「Vortex Plus RR-VTPS-28PK-R2」の主な仕様

タイプ トップフロー 固定方式 プッシュピン(LGA1366)
搭載ファン 92mm ファン回転数 800 〜 2800rpm(PWM対応)
本体サイズ 116(幅)×58.5(高さ)×100(奥行)mm(ヒートシンクのみ)、445g 対応ソケット Intelソケット
775/1366/1156/1155
AMDソケット
754/939/940/AM2/AM2+/AM3

クーラーマスター「Vortex Plus RR-VTPS-28PK-R2」の検証結果

CPU温度(アイドル時) 38.5℃(リテールクーラーより-7.0℃)
CPU温度(高負荷時) 60.0℃(リテールクーラーより-11.0℃)
動作音(アイドル時) 50.6dB(リテールクーラーより+6.6dB)
動作音(高負荷時) 58.0dB(リテールクーラーより+5.1dB)


14cmファンを2基搭載した重量級のCPUクーラー


ThermalrightブランドのサイドフロータイプのCPUクーラー。大型のフィンは2つに分かれており、それぞれに14cmファンが取り付けられ、熱を効果的に取り除けるようになっている。搭載ファンは、ラウンドフレームを採用したPWM対応の「TR TY-140」。ファンの回転数は最高で1300rpmと低めに設定されている。なお、搭載ファンは12cmファンと同じネジ穴位置を採用しているため、市販の12cmファンへ換装することも可能だ。

Thermalright「Silver Arrow」 Thermalright「Silver Arrow」

14cmファンを標準で2基搭載した大型のCPUクーラー。横幅が大きいため、マザーボードによっては、メモリーなどに干渉してしまうことがあるので注意。本体重量も1175gと重量級だ

Thermalright「Silver Arrow」の主な仕様

タイプ サイドフロー 固定方式 バックプレート(LGA1366)
搭載ファン 140mm×2(TR-TY-140) ファン回転数 900 〜 1300rpm(PWM対応)
本体サイズ 147(幅)×166(高さ)×123(奥行)mm(ヒートシンクのみ)、1175g(ファン含む) 対応ソケット Intelソケット
775/1366/1156/1155
AMDソケット
AM2/AM2+/AM3

Thermalright「Silver Arrow」の検証結果

CPU温度(アイドル時) 36.0℃(リテールクーラーより-9.5℃)
CPU温度(高負荷時) 55.0℃(リテールクーラーより-16.0℃)
動作音(アイドル時) 41.9dB(リテールクーラーより-2.1dB)
動作音(高負荷時) 45.7dB(リテールクーラーより-7.2dB)




 

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