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新旧2台を並べて徹底比較! 

これは買い!? 新型「Nexus 7」ファーストインプレッション

本体デザインや搭載プロセッサー、液晶ディスプレイなど、前モデルから大きな進化を遂げた新型「Nexus 7」が、2013年8月28日、ついに日本国内で発売となった。さっそく発売日に実機を入手したので、新型「Nexus 7」、初代「Nexus 7」の両者を比較しながらのファーストインプレッションをお届けする。

携帯性がさらに増した新型「Nexus 7」。「Qi(チー)」充電も便利

まず、もっとも変化した本体デザインからチェックしてみた。新型「Nexus 7」の本体サイズは114(幅)×200(高さ)×8.65(厚さ)mm。初代「Nexus 7」に比べると、高さが1.5mm伸び、幅が約6mm短くなっている。下記に初代「Nexus 7」との比較写真を掲載したが、全体的に細長なシルエットになっているのがわかる。本体の厚みも、新型「Nexus 7」から1.8mm薄くなった。重量は290g(Wi-Fiモデル)で、初代「Nexus 7」から40g以上軽量化した。

実際に手に持ってみると、その薄さにびっくりする。初代「Nexus 7」が分厚く感じるほどだ。また、グリップ感についても、さらに磨きがかかった。初代「Nexus 7」も、背面に採用されたラバー素材のため、ホールド感は7型タブレットの中でもかなりよかったが、新型「Nexus 7」は、本体が薄くなり、幅も短くなったことで、本体が手の中にスッと収まる感じになり、ホールド感がさらに増しているのだ。本体も思った以上に軽くなっており、電車内で長時間片手で持ちながら操作する際も苦にならないのはよかった。

8月28日に国内発売された新型「Nexus 7」。本体サイズは114(幅)×200(高さ)×8.65(厚さ)mm。ワイド液晶を搭載しており、縦長のスリムなシルエットが印象的だ

新旧「Nexus 7」の本体サイズを比較。新型「Nexus 7」は幅が狭くなったが、その分高さが増している

本体の厚みは、初代「Nexus 7」の10.45mmから8.65mmに薄型化した

幅が短くなっただけでなく、厚みも薄くなったため、本体のホールド感は格段に向上している。初代「Nexus 7」は、手の小さな女性では片手で握るのがやや厳しかったが、新型「Nexus 7」ならしっかりホールドできそうだ

新型「Nexus 7」は本体重量も軽量化され、初代「Nexus 7」に比べると40g以上軽くなった

本体背面のデザインについては、初代「Nexus 7」にはドット加工が施されていたのに対し、新型「Nexus 7」はシンプルな黒一色となり、高級感が増した印象。サラサラとした手触りで、触っていて気持ちがよい。

また、初代「Nexus 7」は“nexus”ロゴ周辺にNFC通信ポートが搭載されていたが、新型「Nexus 7」には、NFC通信ポートに加え、無接点充電規格「Qi(チー)」が内蔵されたのもポイントだ。さっそく手元にあるパナソニックのQi対応充電パッドで無接点充電を試してみたが、充電速度がUSB充電に比べると若干遅いものの、USBケーブルをつながずに、充電パッドに置くだけで充電できるのはやはり便利だった。

本体背面も、ドットパターンをなくしたシンプルなものに刷新。マッドブラックの落ちついたカラーで仕上げており、高級感がある

無接点充電規格「Qi」を国内の7型タブレットとして初めて搭載。「Qi」に対応した充電パッドの上に置くだけで充電できるのは便利だ

さらに、本体背面に用意されているスピーカーも進化。今回から、本体上部と下部の両方にスピーカーが配置されるようになり、本体画面を横にしたときに、ちゃんとステレオ感のあるサウンドが楽しめるようになっているのだ。これまでにも、いろいろなタブレット製品を触ってきたが、本体サイズの制約からか、サウンド面で妥協している製品が多く、ちゃんとした音で音楽や映像を楽しめるものがあまりなかった。しかし、新型「Nexus 7」はこの点をしっかりと強化してきている。

このほか、本体背面にアウトカメラが新たに追加されたのも新型「Nexus 7」の大きなポイントだ。500万画素ということで、お世辞にも画質がいいとは言えないが、メモやライフログ的な使い方であれば十分使えるだろう。

新型「Nexus 7」は、本体上部と下部の2か所にスピーカーを配置し、動画鑑賞で本体を横にしたときも、しっかりとステレオ感のあるサウンドを楽しめるのがポイントだ

本体背面に用意されたアウトカメラ。500万画素の静止画や、フルHDの動画撮影を楽しめる

撮影サンプル

※以下に掲載する画像は、クリックするとリサイズ・補正を行なっていない撮影写真が別ウィンドウで開きます


外でも見やすい 高輝度&高精細な液晶が魅力的!

新型「Nexus 7」は、初代「Nexus 7」の7型から若干大型化した7.02型の液晶ディスプレイを搭載する。解像度は、初代「Nexus 7」の1280×800ドットから、1920×1200へと大幅な高解像度化を果たしている。

店頭で新型「Nexus 7」を実際に手に取って見てもらうとわかるが、画面の精細感は段違いによくなっている。写真を表示したときの、細かいディテールの表現力はさすがだ。Webブラウザーや電子書籍も、文字を拡大したときの背景との境目が非常になめらかになり、よりくっきりとした見やすい表示になっていた。

新旧「Nexus 7」の画面をデジカメで接写してみた。写真左が初代「Nexus 7」、右が新型「Nexus 7」だ。初代「Nexus 7」は、細部でドット感を感じるが、新型「Nexus 7」は細部まで非常になめらかだ

また、画面輝度がだいぶ向上しているのも見逃せないポイントだ。下記に最大輝度に設定した新旧「Nexus 7」の写真を掲載したが、その違いは一目瞭然だろう。新型「Nexus 7」では、最大輝度に設定するとまぶしいくらいに明るく、直射日光下でもしっかりと画面を視認することができた。これは、新型「Nexus 7」の大きな利点といえる。

新旧「Nexus 7」の画面輝度を最大に設定して比べてみたところ。新型「Nexus 7」のほうが断然明るいのがわかるはずだ

プロセッサーを刷新し、グラフィック性能が格段にUP!

これまでにもいろいろなメディアで取り上げられており、ご存じの方も多いとは思うが、新型「Nexus 7」は、タブレットの頭脳であるプロセッサーを刷新している。初代「Nexus 7」は、NVIDIAのクアッドコアプロセッサー「Tegra 3(1.3GHz)」を搭載していたが、新型「Nexus 7」では、スマートフォンでの採用実績が豊富なQualcomm「Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz)」へ変更。メモリー容量も、従来の1GBから2GBへと倍に強化されている。実際にどれくらいパフォーマンスに違いがあるのか、Android系デバイスの定番ベンチマークアプリ「AnTuTuベンチマーク」を使って、新旧「Nexus 7」の性能を比較してみた。

AnTuTuベンチマーク結果

  総合
スコア
RAM CPU
integer
CPU
Float-point
2D
Graphic
3D
Graphic
D/B IO SD Write SD Read
新型「Nexus 7」 17873 2604 3758 3244 1600 5762 555 150 200
初代「Nexus 7」 12011 1773 3015 2697 804 2870 545 110 197

総合スコアをみると、新型「Nexus 7」は、初代「Nexus 7」の約1.5倍という結果に。個別のスコアをくわしく見てみると、CPUやメモリーが高性能化したのももちろんだが、グラフィック性能の高性能化が大きく寄与している。初代「Nexus 7」に採用されている「Tegra 3」は、GPUメーカーのNVIDIAが作ったということで、グラフィック性能の高さがウリだったが、「Snapdragon S4 Pro APQ8064」は、その「Tegra 3」すら余裕で上回るグラフィック性能を実現しているようだ。

実際、初代「Nexus 7」では、アプリをたくさん立ち上げているときに3Dゲームアプリをプレイすると、たまに動作が極端に重くなるときがあったが、新型「Nexus 7」では、10個以上アプリを起動した状態でも、3Dゲームアプリをサクサクとプレイすることができた。画面解像度が1920×1200ドットへと引き上げられているにも関わらず、これだけサクサク動作できるのはすばらしい。さすが、現行世代のハイエンドスマートフォンに採用されているプロセッサーだけのことはある。


まとめ

ここまで、新型「Nexus 7」、初代「Nexus 7」の両者を比較しながらいろいろと見てきたが、さすがGoogleが満を持して発表した新型端末だけのことはあり、多くの面で初代「Nexus 7」を上回っていた。初代「Nexus 7」に比べると価格が上がってしまったが、ざっくりと1日使った限りでは、価格なりの価値はあると感じた。なお、今回はファーストインプレッションということで、最新OSやバッテリーなどの詳細なレビューは行えなかったが、これについては近日中に追って掲載する予定だ。

記事:価格.comマガジン編集部 金さん(^・x・^)

新旧Nexus 7の主な仕様

  Nexus 7 (2013)
Nexus 7 (2012)
ラインアップ&価格 16GB/Wi-Fi(229ドル)
32GB/Wi-Fi(269ドル)
32GB/4G LTE(349ドル)
16GB/Wi-Fi(199ドル/19,800円)
32GB/Wi-Fi(249ドル/24,800円)
32GB/3G(299ドル/29800円)
Android OS Android 4.3 Android 4.2
液晶ディスプレイ 7.02型 7型
解像度/ppi 1920×1200ドット/323ppi 1280×800ドット/216ppi
プロセッサー Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz/クアッドコア) NVIDIA Tegra 3(1.2GHz/クアッドコア)
メモリー 2GB 1GB
ストレージ 32GB/16GB 32GB/16GB
カメラ 500万画素背面カメラ、120万画素インカメラ 120万画素インカメラ
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth Bluetooth 4.0 Bluetooth 3.0
その他 NFC、Qi NFC
センサー類 GPS、照度計、加速度計、電子コンパス、ジャイロスコープ GPS、照度計、加速度計、電子コンパス、ジャイロスコープ
インターフェイス microUSB(HDMI出力サポート)、3.5mmミニジャック microUSB、3.5mmミニジャック
スピーカー ステレオ モノラル
バッテリー容量 3950mAh 4325mAh
バッテリー駆動時間 9時間 8時間
本体サイズ 114(幅)×200(高さ)×8.65(厚さ)mm 120(幅)×198.5(高さ)×10.45(厚さ)mm
重さ 290g(Wi-Fiモデル)、299g(4G LTEモデル) 340g(WiFiモデル)、347g(3Gモデル)

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