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2万円を切る低価格モデルながら必要十分な性能を備えた注目の1台! 

7型タブレットの新定番!? ASUS「MeMO Pad HD7」レビュー

「MeMO Pad HD7 ME173-16」(以下、MeMO Pad HD7)は、GoogleのAndroidタブレット「Nexus 7」の製造を手がけるASUSが7月19日に発売した最新の7型Androidタブレットだ。「Nexus 7」の16GBモデルと同じ2万円を切るコストパフォーマンスの高さに加え、「Nexus 7」にはないmicroSDカードスロットや500万画素のカメラ、カラーバリエーションなどを用意したということで、価格.com上でも製品発表直後から話題となり、2013年8月10日現在、激戦区のタブレットPC(端末)・PDAカテゴリーで注目ランキング1位を獲得するほどの人気モデルとなっている。さっそく、この人気モデルの実力を、「Nexus 7」を比べながらチェックしてみた。

「Nexus 7」よりも軽い本体。ポップなカラーリングも魅力的

まずは「MeMO Pad HD7」の本体からチェックしてみた。「MeMO Pad HD7」の本体サイズは120.6(幅)×196.8(高さ)×10.8(厚さ)mm。「Nexus 7」と並べてみるとわかるが、「Nexus 7」と同じASUSが手がけているということもあり、本体サイズはほとんど変わらない。横幅も「Nexus 7」とほぼ同じ、電源ボタンやボリュームボタンの配置も「Nexus 7」と共通ということで、手で握ったときの感覚は「Nexus 7」に限りなく近い。

いっぽうで、本体の質感や見た目は両者で大きく異なる。「Nexus 7」では、本体背面にドットテクスチャーを施したラバー調の樹脂素材を使用し、カラーバリエーションもブラック一択だったが、「MeMO Pad HD7」では、光沢加工された樹脂素材を採用。カラーバリエーションも、「ミルキー・バニラ」「スプラッシュ・レモン」「ベリーベリー・ブルーベリー」「ファンキー・ストロベリー」の4色が用意されている。今回は、ビビッドなピンク系のカラーを採用した「ファンキー・ストロベリー」を使用した。「Nexus 7」に比べると、滑りやすい素材で、指紋も目立つし、手触りが多少安っぽい感じがあるが、オーソドックスなデザインの多い7型タブレットの中で、インパクトのあるポップなカラーリングを選べるのは「MeMO Pad HD7」ならではの特徴といえる。

また、本体背面の素材の違いからか、本体重量が「Nexus 7」に比べて40g近く軽くなっているのも見逃せないポイントだ。「Nexus 7」も7型タブレットとしては十分軽いほうだったが、「MeMO Pad HD7」はさらに軽くなり、取り回しもよくなっている。特に7型タブレットは片手で持つことが多いので、本体ができるだけ軽いのはうれしいポイントだ。

ASUSの最新7型タブレット「MeMO Pad HD7」。今回は、ピンク系のカラーを採用した「ファンキー・ストロベリー」を使用した。このほかに、透明感のあるホワイトが特徴の「ミルキー・バニラ」、さわやかなイエローカラーを採用した「スプラッシュ・レモン」、落ちついたネイビーカラーの「ベリーベリー・ブルーベリー」がラインアップされている

「Nexus 7」(左)と「MeMO Pad HD7」(右)を並べたところ。背面の素材が異なるため、触った質感は両者でまったく異なるが、本体のサイズ感や厚みはほとんど変わらない。背面のスピーカーの位置も共通だ

本体右側面に用意されている電源ボタンとボリュームボタンの位置もまったく同じ。MicroUSBポートと3.5mmミニジャックの位置は、「MeMO Pad HD7」と「Nexus 7」で上下逆となっている



「Nexus 7」にはないmicroSDカードスロットや背面カメラを搭載

本体の質感や見た目以外にも、「MeMO Pad HD7」と「Nexus 7」の違いは大きい。そのひとつが“microSDカードスロット”の有無だ。

ご存じの通り、「Nexus 7」にはメモリーカードスロットが用意されておらず、基本的には内蔵ストレージの16GB(32GB)でアプリやコンテンツをやりくりしなければならない。動画や音楽、電子書籍といったコンテンツをタブレットに入れ、タブレットをコンテンツビューアー的に使うユーザーにとって、メモリーカードスロットがなく、ストレージ容量が拡張できない「Nexus 7」はかなり使い勝手が悪いが、「MeMO Pad HD7」なら、市販のmicroSDカードさえ用意すれば、ストレージ容量を手軽に拡張でき、大量のコンテンツを持ち運ぶことができる。

本体左側面に用意されているmicroSDカードスロット。32GBまでのmicroSDメモリーカードを利用でき、本体内蔵の16GBと合わせて48GBまでストレージ容量を拡張可能だ

また、500万画素の背面カメラを搭載したのも、「Nexus 7」にはない大きな特徴だ。7型クラスの画面を搭載するタブレットは、スマートフォンのように気軽に持ち運びができるうえ、画面もスマートフォンより大きいため、大画面をライブビューモニターのように使って撮影を楽しみたいと考えているユーザーも多い。しかし、「Nexus 7」にはコストダウンのためか、ビデオチェットに使える120万画素の前面カメラはあっても、背面カメラは搭載されていなかった。カメラ機能がなくても大丈夫という人もいるだろうが、メモや書類などをあとで見返す記録用としてちょっと撮影したいときなど、カメラがあると便利なことも多いので、「MeMO Pad HD7」でのカメラの搭載は地味にうれしい。

「MeMO Pad HD7」は、本体背面にもカメラを搭載している。画素数が500万ということもあり、画質的にはデジカメには劣るが、TwitterやFacebookといったSNSにアップする写真を撮影するには十分。1080pの動画撮影も行える

ちなみに、プリインストールされているカメラアプリもけっこう本格的で、タッチオートフォーカスや1080pの動画撮影も行える。「パノラマ」や「美人効果」、「HDR」といった撮影機能や、最大100枚まで連写できる「連写撮影」機能、リアルタイムに効果を確認できる「フィルター」機能も利用でき、けっこう本格的な撮影を楽しめる。

カメラアプリは独自UIを採用。機能もかなり豊富で、本格的な撮影を楽しめる

「連写撮影」では、最大100枚まで連写可能。撮影した写真の中から好みのものを選択して保存できる

「フィルター」機能は、「ビンテージ」「ノスタルジア」「LOMO」「グレイスケール」「ネガ」「セピア」「バンパイア」「海の中」「ナイトビジョン」の全9種類を用意。写真撮影だけでなく、動画撮影にも適応できる

「MeMO Pad HD7」のカメラアプリでは、ボリュームボタンをシャッターボタンとして利用できるのだが、本体を横にして撮影する際は、シャッターボタンを押す手がカメラレンズにかからないよう注意が必要だ

タブレットでは珍しい専用アプリでカラー調整できる液晶ディスプレイ

「MeMO Pad HD7」は、「Nexus 7」と同じく10点マルチタッチ対応の7型ワイド液晶を搭載。解像度も「Nexus 7」と同じ1280×800ドットで、7型タブレットとしては一般的なスペックだ。搭載パネルは、広視野角なIPSパネル。「Nexus 7」と並べて比べると、色味が多少黄色く感じるが、ほとんど誤差の範囲といえる。

MeMO Pad HD7」はIPS方式の液晶パネルを採用。視野角が広く、斜めから見ても画像をはっきりと確認できる

「Nexus 7」(左)と「MeMO Pad HD7」(左)の液晶を比べたところ。「MeMO Pad HD7」の液晶は、「Nexus 7」と比べると多少黄色く感じる。輝度については、両者で明確な差は感じられなかった。ちなみに、「MeMO Pad HD7」には、「Nexus 7」のように照度センサーが内蔵されていないため、輝度調整は手動で行う必要がある

他のタブレットにない特徴的な機能としては、プリインストールアプリ「ASUS Splendid」を使って液晶のカラー調整できることがあげられる。同アプリでは、色温度や彩度などを液晶画面でリアルタイムに確認しながら調正することができる。これまでさまざまなタブレットを触ってきたが、液晶パネルのカラー調整ができるタブレットは「MeMO Pad HD7」が初めて。液晶の色味を好みのものに変えられるのはやはり便利だ。

液晶のカラー調整が行えるオリジナル「ASUS Splendid」。色温度や彩度は、スライダーを指で動かしながら調整できる

ちなみに、「MeMO Pad HD7」の液晶ひとつ気になった点がある。それは“指紋汚れ”だ。「MeMO Pad HD7」は、「Nexus 7」と異なる表面加工を施しているのか、「Nexus 7」に比べて、明らかに指紋が付きやすくなっていた。周囲が暗い場所だとそれほど目立たないのだが、やはり強い光源のある場所だとかなり目立ってしまう。防指紋コーティングを施した液晶保護フィルムを貼るなど、何らかの対策が必要かもしれない。

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