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独自技術でブルーライトを強力にカット! 

ブルーライトカット保護プロテクター「ブルテクター」を試す

PCパーツやPC周辺機器を取り扱うアユートから、PC用液晶ディスプレイや液晶テレビなどに取り付けて使用するブルーライトカット液晶保護プロテクター「ブルテクター」が発売された。“ブルーライト”をカットする“液晶保護プロテクター”だから「ブルテクター」と、ネーミングは少々安直だが、はたして実際どの程度の効果があるのか。さっそく、この「ブルテクター」を試してみたので、そのレポートをお届けする。

ブルーライトを効果的に低減する「ブルテクター」

「液晶テレビやパソコン、スマートフォンの急速な普及で、長時間ディスプレイを見つめることが多くなった昨今、目や肩などに疲労を感じる人が増えてきている。その原因として取り沙汰されているのが「ブルーライト」だ。

一般的に、光は目に見える「可視光線」と、紫外線や赤外線といった目に見えない「不可視光線」の2つのグループに分けられるが、「ブルーライト」はこのうちの可視光線に分類される青色光のこと。波長は、体にさまざまな危害をもたらす紫外線にもっとも近い380〜490nmで、可視光線の中でももっともエネルギーが強く、眼の角膜や水晶体で吸収されずに、眼の奥の網膜にまで到達してしまうという、かなり厄介な光なのだ。近年普及したLEDに、このブルーライトが多く含まれており、目や肩の疲労、体調不良の原因になっているのではないかといわれている。

「ブルーライト」自体は、以前はそれほど注目されることはなかったのだが、2011年にジェイアイエヌが運営するメガネチェーン店「JINS」が、ブルーライトをカットするメガネ「JINS PC」を発売したことで、その認知度が一気に拡大。最近では、スマートフォンやPC用液晶ディスプレイのブルーライトをカットする製品が続々と登場してきている。

「JINS」が販売するブルーライトをカットするメガネ「JINS PC」

今回紹介する「ブルテクター」も、そんなブルーライトをカットする製品のひとつなのだが、他の同様の製品とは異なる、「ブルテクター」ならではの特徴がある。それは、ブルーライトのカット率の考え方だ。

ここ最近、ブルーライトカットをうたう製品がいろいろと登場してきており、パッケージに「ブルーライトカット率○○%」と書いているのを見かける。なかでも多く見かけるのが、「平均カット率」だ。たとえば「JINS PC」の場合、波長380〜495nmでの平均カット率を採用している。しかしこの50%という数字、あくまでも波長380〜495nmでの平均値ということで、ブルーライトの中でも波長の強い380〜430nm付近になると、遮断率が50%以下ということもある。

そこで「ブルテクター」では、ブルーライトの中でも強い波長の領域である380〜430nmのブルーライトを遮断することに焦点をあてて開発。380〜490nmの平均カット率は50%と普通だが、ブルーライトの中でも波長の短い380〜400nmではカット率99.9%、401〜410nmではカット率90%、411〜420nmではカット率68%という高いカット率を実現した。

アユートが販売する「ブルテクター」では、波長280〜380nmの紫外線を99.9%、ブルーライトの中でも波長の短い波長380〜400nmを99.9%、401〜410nmを90%、411〜420nmを68%カットするという



独自の製法でブルーライトを強力カット

この高いブルーライトカット率を実現した秘密は、独自の成型方法にある。一般的に売られているブルーライトカットをうたう液晶保護プロテクターは、製品自体の表面にブルーライトをカットする遮光剤を塗っただけのものがほとんどだ。しかし、今回取り上げた「ブルテクター」の場合、遮光剤をアクリル素材そのものに混ぜ込むことで、高いブルーライトカット率を実現するとともに、ブルーライトカットによるムラも低減させており、この製法で実用新案を取得しているという。もちろん、遮光剤をアクリルそのものに混ぜ込むため、遮光剤を塗ったシートだけを貼りつける製品に比べると、本体の厚みを薄くするのが難しく、重量もやや重たいという欠点はあるが、ブルーライトのカット率は圧倒的に高くすることができるという。

今回使用した24型対応の「ブルテクター」。液晶保護プロテクターとして使用することも想定しており、本体には2mm厚のアクリル素材を使用。重さはそれなりにある

また、「ブルテクター」以外のブルーライトカット製品の場合、黄色い遮断剤が使われることが多いのだが、「ブルテクター」ではブラウンの遮断剤が使われているのもポイント。黄色い遮断剤を使ったフィルターの場合、全体的に黄色がかった色味になってしまうことが多いのだが、「ブルテクター」はうっすらとしたグレー色なので、色の変化も最小限に抑えられているという。

写真左が「ブルテクター」、写真右が手元にあった他社製のブルーライトカット保護フィルターだ。「ブルテクター」はグレーがかった色なのに対し、他社製のブルーライトカット保護フィルターは黄色っぽい

実際に、「ブルテクター」、「JINS PC」、他社製ブルーライトカット液晶保護プロテクターをそれぞれ使ってチェックしてみたが、ブルーライトをカットする実力は、「ブルテクター」が圧倒的にすぐれていた。下記にブルーライトを当てたテスト結果を掲載するが、その違いは一目瞭然。「JINS PC」もブルーライトをカットしているのがわかるが、「ブルテクター」はさらに強力にカットしており、ほとんどブルーライトを通していない。この結果は驚きだ。

テストには、波長360〜480nmのブルーライトを照射できるレーザーポインターを使用。シールには「危険なので目に直接照射しないように」と但し書きされていた

ブルテクター

「ブルテクター」にブルーライトを照射したところ。ブルーライトをきっちりとカットしているのがわかる

上記右の写真を拡大したところ。うっすらと青くなっているのがブルーライトだ

JINS PC

ブルーライトカットメガネ「JINS PC」にブルーライトを照射してみた。「ブルテクター」に比べ、ブルーライトカットの能力はやや劣るが、こちらもブルーライトをカットしているのがわかる

ブルーライトカット液晶保護プロテクター

ブルーライトカット液晶保護プロテクターにブルーライトを当ててみたが、ほとんど変化がなかった



映り込みが多少気になるが、目にやさしい明るさになり疲れにくい

ブルーライトを強力にカットしているのはわかったが、本当に目にやさしいのか。実際に「ブルテクター」をPCの液晶ディスプレイに装着して1週間ほど使用してみた。

「ブルテクター」を使ってみてまず感じたのが、全体的に液晶ディスプレイの光がやわらかくなったということ。価格.comも含め、Webサイトでは背景が白、文字が黒という配色が多いが、実際に紙にプリントしたものを見る場合は見やすいのだが、いざPCの液晶ディスプレイで見ると明るい背景と文字のコントラスト差で目がしょぼしょぼすることがあった。しかし、「ブルテクター」を使った液晶ディスプレイでは、全体的に明るさが抑えられているためか、目がしょぼしょぼすることがないのだ。試しに、「ブルテクター」を取り外して画面をみたが、実際の画面はかなりまぶしく、一瞬目を細めてしまうほどだった。「ブルテクター」がブルーライトをカットし、目にやさしいというのは間違いなさそうだ。

いっぽうで、「ブルテクター」を装着したときの画面の見え方については、多少気をつけたいところがある。まずひとつ目は反射だ。「ブルテクター」は、光沢のアクリルパネルを素材として使っているため、強い光源が近くにあると、どうしても映り込みが発生してしまう。特にホラー映画など、全体的に暗い映像を視聴する場合、画面に自分の顔がくっきりと映り込んでしまうのが難点だ。

ふたつ目は画面の色だ。他のブルーライトカットをうたう製品に比べると、ブラウンの遮断剤を使った「ブルテクター」では、色の変化は最小限に抑えられているが、やはり多少の色の変化は発生する。特定の光を遮断しているので、色の変化は避けられない部分ではあるが、写真編集などで色を重要視している人は、特に気をつけたいところだ。

液晶ディスプレイの右側のみ「ブルテクター」を装着してみた。極端な色の変化はないが、厳密な色合わせが必要な写真編集では少々気になるかもしれない

最後にもうひとつだけ。「ブルテクター」はアクリル素材を使用しているため、表面にかなりホコリがつきやすい。製品パッケージにも、メンテナンス用のクロスが付属しており、定期的なホコリのふき取り作業が必要になってくる。画面にホコリがつくのが嫌な人や、メンテナンスが面倒という人は、気をつけたほうがいいかもしれない。

まとめ

今回、実際に「ブルテクター」を使ってみて、ブルーライトに対する考え方が変わった。「ブルテクター」を一瞬外しただけでも、あれだけ不快に感じるものを今まで見続けていたと考えると、目にかなり負担をかけていたのだなとしみじみ感じた。PCの画面を見て目が疲れる、体調が悪いと感じている人はもちろん、ブルーライトが目に及ぼす影響を気にしている人は、「ブルテクター」を試してみる価値はある。

なお、今回は24型対応の「ブルテクター」製品を使ったが、もっとも大きいもので52型対応の「ブルテクター」も用意されており、大型液晶テレビにも装着することができる。子供のいたずらを防止するために液晶保護プロテクターの導入を検討している人なども、ブルーライトカット機能を兼ね備えた「ブルテクター」を選ぶのはありかもしれない。

記事:価格.comマガジン編集部 金さん(^・x・^)

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