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ステレオアンプ、CDトランスポート、D/Aコンバーターなど5モデル! 

Olasonicスピーカーの東和電子、小型コンポ「NANOCOMPO」を発表

超小型の単品コンポ「NANOCOMPO」シリーズ。2012年3月より順次発売される予定だ

「Olasonic(オラソニック)」ブランドで卵型の小型PCスピーカーやドックスピーカーを開発・販売している東和電子は、「オーディオ・ホームシアター展 2012」(通称:音展)において、「Olasonic」ブランドの新しい展開として、オーディオの単品コンポーネント製品を手がけることを発表。そのブランド名は「NANOCOMPO(ナノコンポ)」で、超小型の単品コンポーネント群となっている。


「NANOCOMPO」シリーズとしてラインアップされるのは、DAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」、ステレオ・モノラル兼用アンプ「NANO-A1」、CDトランスポート「NANO-CD1」、D/Aコンバーター「NANO-D1」、USBオーディオプロセッサー「NANO-U1」の5モデル。DAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」を皮切りに、2013年3月より順次発売される予定となっている。価格は未定だが、モデル別に5〜10万円程度を想定しているとのことだ。


「Olasonic」の小型PCスピーカーやドックスピーカーは、卵形のデザインのよさもさることながら、そのコンパクトサイズからは想像できない高音質で人気を集めている製品。「NANOCOMPO」シリーズにも、「Olasonic」らしいクオリティの高いサウンドを期待したいところだ。


ここでは、「NANOCOMPO」シリーズの特徴を紹介しよう。

「NANOCOMPO」の共通特徴

今回、「NANOCOMPO」シリーズの発表会で登壇した東和電子の山本喜則社長は、「据え置き型の単品コンポーネットの販売が減っているものの、ヘッドホン・イヤホンは右肩上がりで増えている」と最近のオーディオ市場について触れ、「最近では、外出時だけでなく自宅でもヘッドホンをメインに音楽を聴くユーザーが増えている」と、ユーザーの動向を紹介。さらに、「PCオーディオの普及により、パソコンをプレーヤーとして使うニーズも高まっている」ことにも触れ、その背景には「もっと手軽に音楽を高音質で楽しみたい」というユーザーの要望があると分析した。


そこで同社は、ユーザーの“もっと手軽に”に応えられる「これからの単品コンポーネント製品」を定義。具体的には、「可能な限り小さいボディ」「美しくバリュー感がある」「大型の据え置き製品に負けない音質」「パソコンとの親和性が高い」「買い足していける統一されたデザインと操作性」「縦置きでも使用できる」「手持ちのCDを生かせる」というコンセプトを掲げ、今回の新製品「NANOCOMPO」シリーズの開発・製品化を進めているとした。


「NANOCOMPO」シリーズの全モデルで共通するのは、149(幅)×149(奥行)×33(高さ)mm(突起部を除く)という、据え置き型としては非常に小さなサイズを採用していること。さらに、外装にはアルミダイキャストを採用し、剛性を確保しつつデザインを統一。音質についても、「Olasonic」ブランドのPCスピーカーで培ったアンプ技術を生かし、高音質を実現しているとのことだ。山本社長は、「NANOCOMPOは、リビングルームにも設置できるコンパクトでデザインの高い製品。音質も据え置き型に負けないものを実現する」とアピールした。

左が「NANOCOMPO」シリーズの開発背景で、右が東和電子の考える「これからの単品コンポーネント製品」。「手軽にいい音を楽しみたい」というニーズに応えるために、小型でパソコンとの親和性が高いコンポーネント製品の開発を決定したという

「NANOCOMPO」シリーズは、149(幅)×149(奥行)×33(高さ)mm(突起部を除く)のアルミダイキャストボディを採用

デザイン性が統一されているのも「NANOCOMPO」シリーズ特徴だ

縦置き設置にも対応する

DAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」

「NANO-UA1」は、USB DAC機能を備えたステレオプリメインアンプで、シリーズの中心に位置付けられる製品。「NANOCOMPO」シリーズの中でもっとも早いリリースが予定されている。

機能的には、USB Audio Class 1.0に対応し、USBからは96kHz/24bitの入力が可能。パソコンに専用ドライバーをインストールすることなく接続・利用することができる。また、DACには、バーブラウン製のRate Converterを採用し、PCと非同期で動作することでジッターを抑えている。入力端子は、USBのほか、同軸デジタル、光デジタル、アナログ(ステレオミニ)を搭載し、入力信号を192kHz/24bitにアップコンバート。USBだけでなく、すべてのデジタル入力に対して、内部クロックによるジッターフリー設計となっているのもポイントだ。

また、アンプ部には、「Olasonic」ブランドの小型スピーカーでも採用しているSCDS回路(Super Charged Drive System)を搭載。SCDSは、内蔵の大容量コンデンサー(キャパシター)を使用して、小音声時には充電しておいて、大音声時に蓄えたパワーを一気に放電することで、連続して大きな実効出力を可能にする技術。「NANO-UA1」では、4Ωで26W+26W(ダイナミックパワー)のパワーを実現している。

このほか、リモコン操作時にメカボリュームの位置を変えずに音調の調整が可能なハイブリッドボリュームコントロールを採用。本体のボリュームノブでの操作時は、ノブで指定した音量に戻るようになっている。

なお、発表会では、「NANO-UA1」を使った試聴デモも実施。8Ωと4Ωのフロア型スピーカー(8ΩがKEF「R700」、4Ωがソニー「SS-NA2ES」)を接続して、女性ボーカルやクラシック、ロックといった楽曲を試聴できた。その音は、サイズからは考えられないほどパワフル。また、ボーカルやアコースティック楽器などの繊細な表現もしっかりと伝わってきて、ピュアオーディオらしいサウンドを楽しめた。まだ開発段階ではあるが、音質にはかなり期待したい製品であると感じた次第だ。

DAC内蔵ステレオアンプ「NANO-UA1」。96kHz/24bitの入力に対応する

リモコンが付属する

CDトランスポートやUSBオーディオプロセッサーも登場

「NANOCOMPO」シリーズは、「NANO-UA1」のほかにも、SCDS回路を大出力化したステレオ・モノラル兼用アンプ「NANO-A1」や、スロットイン据え置き型では世界最小サイズとなるCDトランスポート「NANO-CD1」、192kHz/24bit対応のD/Aコンバーター「NANO-D1」、PC以外では初のUSBオーディオ出力対応のUSBオーディオプロセッサー「NANO-U1」もラインアップされている。いずれも、149(幅)×149(奥行)×33(高さ)mm(突起部を除く)のアルミダイキャストボディを採用している。特徴を紹介していこう。

ステレオ・モノラル兼用アンプ「NANO-A1」

SCDS回路を採用したアンプで、ステレオで40W×40W(4Ω)、モノラルで80W(8Ω)・160W(4Ω、ダイナミックパワー)のハイパワーを備えているのが特徴。ボリュームも可変と固定を選択できるので、プリメインアンプとしてもパワーアンプとしても利用できる。モードは、ステレオ可変、ステレオ固定、モノラル可変、モノラル固定の4種類。入力はライン入力のみ。

 

CDトランスポート「NANO-CD1」

新開発のオーディオ専用スロットインメカを搭載し、スロットインの据え置き型CDトランスポートとして世界最小サイズを実現(※東和電子調べ)。出力は、同軸デジタルと光デジタル。リモコンが付属する。なお、「NANOCOMPO」のサイズは、「NANO-CD1」が搭載するスロットインメカを基準にして決められたとのことだ。

 

D/Aコンバーター「NANO-D1」

192kHz/24bitの入力に対応するD/Aコンバーターで、USB、同軸デジタル、光デジタルの入力端子を搭載。DACには、ステレオアンプ「NANO-UA1」と同じく、バーブラウン製のRate Converterを採用し、USBを含めてすべてのデジタル入力に対してジッターフリーを実現している。また、「NANO-UA1」と同様、入力信号は、192kHz/24bit にアップコンバートされる。なお、96kHz/24bitまではドライバーのインストールが不要となっている。

 

USBオーディオプロセッサー「NANO-U1」

入力端子としてUSB、光デジタル、アナログ(ステレオミニ)を、出力端子としてUSBオーディオ出力を搭載する、ユニークなUSBオーディオプロセッサー。同社は、PC以外では、初のUSBオーディオ出力を備えた製品としている。ポイントは、同社製「Olasonic」ブランドのスピーカーなど、USBスピーカーを直接接続して利用できること。光デジタル入力とアナログ入力に対応しているので、たとえば、本製品にテレビを接続して、USBスピーカーから音を出力するといった使い方もできる。

 

取材・記事:価格.comマガジン編集部 mkr

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