特別企画 - 商品選びに役立つ旬な情報をお届け! -

LED電球「EVERLEDS LDA6LC」と「HALOGEN ENERGY SAVER」を徹底比較! 

製造中止が目前!クリア電球の代替製品を検証した

明るさや形などのバリエーションで、今ではたくさんの種類が選べるLED電球。だが、探すとなかなか見つからないのが、クリアタイプ電球の代替になるLED電球だ。そんな中で7月下旬に登場した、パナソニックのLED電球「EVERLEDS LDA6LC」は、一般的な40W型の明るさを持ち、クリアタイプ電球の外見を再現した製品で、1個4,000円近い価格にもかかわらず注目度が高い。今回は、クリアタイプ電球の代替として、このパナソニック「EVERLEDS LDA6LC」と、三菱電機照明のハロゲン電球「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」を取り上げ、比較してみた。

決定打がなかなか出ないクリアタイプ白熱電球の代替光源

エジソン以来の伝統を持つ白熱電球だが、震災による節電対策や二酸化炭素排出抑制の世界的な風潮もあり、その寿命が終わろうとしている。国内で白熱電球を作っていた東芝や三菱電機照明、NECはすでに製造を取りやめているが、残されたパナソニックも2012年の10月に製造中止を決定している。これからは、店頭にある在庫だけが頼りという状況なのだ。

しかも、白熱電球の代替としては、一般的にLED電球や電球型蛍光灯が用いられるが、ガラスが透明なクリアタイプのものは種類も少なく、なかなかこれといった製品が現れない。そんな中で登場したパナソニックの「EVERLEDS LDA6LC」(以下、LDA6LC)は、クリアタイプ白熱電球に近い形状を実現しており、代替製品として注目を集めている。

もうひとつ、クリアタイプ電球の代替候補として注目したいのが、三菱電機照明のハロゲン電球「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」(以下、JD100V33WPL)である。ハロゲン電球は、光源にハロゲンバブルを使った電球製品で、LED電球ほどではないが白熱電球より低消費電力で、寿命も長い。知る人ぞ知る存在のエコ電球なのだ。

クリアタイプ電球の代替となるLED電球、パナソニックの「LDA6LC」。1個3,000〜4,000円台と少々高価だが、その白熱電球同様の外観から注目が集まっている

三菱電機照明のハロゲン電球「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」、ガラスの球殻の内部に、ハロゲンバブルが内蔵されている。このほかに60Wタイプや、すりガラスのホワイトタイプも用意されている

以下の表で、「LDA6LC」、「JD100V33WPL」の基本的な性能を、従来の白熱電球と比較してみよう。

「LDA6LC」と「JD100V33WPL」の基本性能を、白熱電球と比較する

製品名 パナソニック
「EVERLEDS LDA6LC」
三菱電気照明
HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL
パナソニック
「L100V40W」
タイプ LED電球 ハロゲン電球 白熱電球
光源 LED ハロゲンバルブ フィラメント
消費電力 6.4W 33W 40W
全光束 485lm 485lm 490lm
定格寿命 40,000時間 2,000時間 1,000時間
口金 E26 E26 E26
調光器対応 非対応 対応 対応
サイズ

(直径×高さ)

60×117mm 55×96mm 55×98mm
重量 80g 29g 30g
参考市場価格 4,000円程度 400円程度 100円程度

いずれも、クリア電球と比べてみると、全光束はほぼ同一で、明るさの面で不足はなさそうだ。ただLED電球の「LDA6LC」は、サイズが直径・高さともにやや大きく、重量も倍以上重い。また、調光器に非対応となっている点も注意が必要だ。ハロゲンランプの「JD100V33WPL」については、サイズや重量などほとんど白熱電球と同じなので、取り付け機器を選ばないという点で、スムーズに付け替えることができるはずだ。

LED電球の「LDA6LC」(写真左)はサイズがひと回り大きい。白熱電球(写真右)の大きさを比べてみたが、「LDA6LC」のほうが高さがあり、直径もひと周りほど大きくなる

各電球の発光部分の違い

LDA6LC JD100V33WPL 白熱電球

それぞれの電球の発光部分を拡大して比べてみた。LED電球「LDA6LC」は、半透明の板の上に、LEDの光源が並んでいる。ハロゲン電球「JD100V33WPL」のバルブは縦向きで、2本のフィラメントが並んでいる。右は従来からある白熱電球だが、フィラメントの向きは電球に対して横向きである

LDA6LC JD100V33WPL 白熱電球

それぞれの電球の実際の光り方を、減光フィルター越しに撮影してみた。LED電球「LDA6LC」が板状なのに対して、ハロゲン電球「JD100V33WPL」は2本の縦棒状、白熱電球は1本の横棒状という違いがある。この発光体の形状の違いは、光の拡散のし方にも影響してくる

発色や明るさ、光の拡散具合を比較する

クリアタイプ電球はクリアガラスを光源から発せられる光がダイレクトに通り抜けて拡散する、きらめき感が持ち味だ。こちらを、「LDA6LC」と「JD100V33WPL」をさまざまなシチュエーションで比べてみよう。

マリンランプで使用する

LDA6LC JD100V33WPL 白熱電球

格子の付いたガラスケースの中に電球を収納して使うマリンランプで比較してみた。「LDA6LC」は色が黄色っぽく、「JD100V33WPL」はすこし白っぽい。光の回り込みを見る限り、「LDA6LC」は白熱電球に近いが、LED電球の特徴でもある指向性の高さから、前方をさらに明るく照らす傾向があるようだ


フロアスタンドライトで使用する

LDA6LC JD100V33WPL 白熱電球

次に、それぞれの電球を、フロアスタンドライトに装着してみた。電球は上向きに設置されている。比較してみると、やはり、「LDA6LC」の黄色い発色はひと目でわかる。特に、笠の下側部分の光が特に濃い。「JD100V33WPL」は、白熱電球と極めて近い発色だが、光の回り込みを見ると、白熱電球と比較して横方向の光の量は多いが、上方に広がる光の広がりはやや狭い


ペンダントライトに装着して、色の偏りを調べる

LDA6LC JD100V33WPL 白熱電球

天井からぶら下げるタイプのペンダントライトに装着して、光源から80cmほど下にある、カラーサンプルを照らしてみた。明るさを見ると、「LDA6LC」、白熱電球、「JD100V33WPL」の順番だが、色の自然さでは、「LDA6LC」が妙に黄色っぽいのが目立つ。ハロゲン電球も、電球の前方に広がる光が少々少ないので、やや暗い印象だ

クリアタイプ電球らしいきらめき感は、ハロゲン電球の「JD100V33WPL」が予想以上に良好だった。発光部分も縦長のため、炎のように見えるし、ガラスで封入されたハロゲンバルブがキラキラと輝くので白熱電球以上にきらめく感じがする。また、色もかなり白熱電球に近いため、取り替えた場合の違和感も少ない。ただ、縦に並んだフィラメントの配列が原因で、電球前方の明るさが不足する。

いっぽうのLED電球「LDA6LC」は、LED電球としては異例なほど光がまんべんなく拡散するので、明るさは十分に確保されており、予想以上に完成度が高かった。光が少々黄色っぽいため、食堂など、より自然な色が求められる環境には少々不向きであることと、サイズが大きく、重量も少々重めなことに注意すれば、十分にクリアタイプ白熱電球の代替として使うことができるだろう。

白熱電球に近いハロゲン電球、長寿命で低消費電力のLED電球とで使い分けることが大事

以上、LED電球の「EVERLEDS LDA6LC」とハロゲン電球の「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」を、従来のクリアタイプ白熱電球と比較してみた。LED電球の「EVERLEDS LDA6LC」は、サイズは少し大きくなるが、圧倒的な低消費電力や、40,000時間という長寿命のメリットがあり、消費電力の節約を徹底したい場合や、交換の面倒な場所の光源として適している。デメリットとしては、やはり価格が、3,000〜4,000円程度とまだ高いので、おいそれとは手を出しにくい点だろう。明るさや光の回り込み方については白熱電球にかなり近づいているが、発色についてはこの製品については、かなり黄色味が強いため、使う場所を選ぶかもしれない。

いっぽうの「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」は、形状や発色の傾向、調光器対応などから見て、従来の白熱電球により近い状況で使える。加えて、白熱電球40Wの明るさを33Wで実現するなど、LED電球ほどではないが省エネ性能も備えている。取り扱い店舗がやや少なく、近場の電気店では取り扱いがないことが多いのが気がかりだが、価格の高いLED電球と比べ、1個400円程度と、比較的安い点も魅力だ。

クリアタイプの電球は、インテリアとのマッチングを重視して使われることが多い。そういう意味では、LED電球の「EVERLEDS LDA6LC」と、ハロゲン電球の「HALOGEN ENERGY SAVER JD100V33WPL」両方の特性を十分に理解し、場所によって使い分けるのが現状ではベターだといえるだろう。

記事・検証 価格.comマガジン編集部/党員四號

取材を終えた幕張メッセから東京に帰る京葉線に乗ると、必ず寝てしまう。高架を走る電車に差し込む東京湾の夕日と、カーブの少ない絶妙な線形が眠気を誘うように感じる。東京駅は終点なので寝過ごしにくい安心感があってさらに眠気を誘いますな。

※ 2012年10月2日現在の価格

ページの先頭へ