新製品レポート - ニューモデルの詳細情報をいち早くチェック! -

1.0型裏面照射型CMOSモデルと光学10倍ズームモデルがラインアップ 

スマホと連携して使うソニーの新機軸ガジェット“レンズカメラ”

ソニーは2013年9月4日、世界最大級のエレクトロニクスショー「IFA 2013」の開催に先駆けて、新しいコンセプトのガジェット「サイバーショット DSC-QX100」「同 DSC-QX10」を発表した。デジタルカメラのレンズ部のみを取り出したようなフォルムで、スマートフォンと組み合わせることで、スマートフォンでより高画質な写真撮影が楽しめる製品となっている。日本国内での発売は未定だが、要注目の製品であることは間違いない。外観写真を交えながら特徴を紹介しよう。


2012年9月5日追加:「Xperia Z」専用アタッチメントケースの情報と製品画像を追加しました。

スマートフォンと連携して利用する斬新なガジェットがソニーから登場。画像は、同日発表された新しいスマートフォン「Xperia Z1」に「サイバーショット DSC-QX100」を装着したイメージ(※同梱のアタッチメントを使用)

こちらの画像は、「Xperia Z」に「サイバーショット DSC-QX100」を装着したイメージ(※同梱のアタッチメントを使用)

「サイバーショット DSC-QX100」(右)と「同 DSC-QX10」(中央と左)の2モデルがラインアップ。「DSC-QX10」は、ブラックとホワイトのカラーバリエーションが用意される

コンセプトは「スマートフォン時代の新しいデジタルカメラ」

「サイバーショット DSC-QX100」と「同 DSC-QX10」は、「スマートフォン時代の新しいデジタルカメラ」をコンセプトに開発された製品。「サイバーショット」シリーズの製品だが、一般的なデジタルカメラとは異なり、デジタルカメラのレンズ部分のみを取り出したようなフォルムとなっている。その見た目からは「レンズ」という印象を受けるが、撮像素子、画像処理エンジン、バッテリーも内蔵しており、単体でデジタルカメラとして動作する。“レンズ型カメラ”という呼び方が当てはまる製品だ。

このレンズカメラは、単体での撮影も可能だが、基本的にはスマートフォンを使って操作する仕組みになっている。レンズカメラ本体とスマートフォンはWi-Fiで接続する仕組みで、専用アプリ「PlayMemories Mobile」を使って撮影を行える。スマートフォンの画面をモニタリングしながら、撮影モードや各種設定の変更などひととおりの操作が可能だ。タッチAFも利用できる。さらに、NFCを内蔵しているので、NFC対応スマートフォンであればワンタッチでの接続が可能。ほぼすべてのスマートフォンを装着できるアタッチメントも同梱する。なお、スマートフォンに取り付けなくてもスマートフォンからの操作・撮影は可能なので、片手でレンズを持ちながら、もう片方の手でスマートフォンを操作するといったスタイルで使えるのもユニークなところ。

ちなみにソニーは、この新しいガジェットを「カメラの代わりになるもの」としては捉えていない。SNSなどで日常的に写真をコミュニケーションツールとしているスマートフォンユーザーをターゲットに、「高画質」「高倍率」というプラスαの価値を提案する製品としている。そのため、デジタルカメラとして見ると機能的には制限が設けられているところもある。具体的には、連写や全画素超解像ズーム、ピクチャーエフェクト、クリエイティブスタイル、パノラマ、フラッシュ、電子水準器などの機能は備えていない。感度もマニュアル設定には対応しておらず、オート感度のみとなっている。

レンズカメラ本体にシャッターボタンとズームレバーを搭載。インターフェイスとして、マルチ端子を備えている。底面には三脚穴も用意されている

バッテリー残量を表示する小型液晶を装備。レンズカメラ本体に画像確認用のモニターは搭載されていない

本体裏側のバッテリー部。フタの裏にWi-Fi接続用のSSIDとパスワードが書かれている

NFCに対応する

スマートフォンに同梱のアタッチメントを装着したイメージ

1.0型裏面照射型CMOS採用の「サイバーショット DSC-QX100」

「DSC-QX100」は、2013年7月5日発売の高級コンパクトデジカメ「DSC-RX100M2」のスペックをベースにした製品。「DSC-RX100M2」と同じ1.0型の裏面照射型"Exmor R" CMOSセンサー(有効約2020万画素)と、35mm判換算で広角28mm〜望遠100mmの画角に対応する、光学3.6倍のカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズを採用。広角端で「開放F1.8」(望遠端は開放F4.9)というスペックを持つ明るいレンズだ。光学式の手ブレ補正機能も装備している。

利用できる撮影モードは、「おまかせオート」「プレミアムおまかせオート」「プログラムオート」「絞り優先」「動画撮影」の5種類。感度は「おまかせオート」時でISO160〜ISO6400、「プレミアムおまかせオート」時でISO160〜ISO25600、プログラムオート・絞り優先時でISO160〜ISO3200。いずれのモードでもオート感度での撮影となる。ホワイトバランスは、「オート」「太陽光」「曇天」「蛍光灯(温白色)」「蛍光灯(白色)」「蛍光灯(昼白色)」「蛍光灯(昼光色)」「色温度」「電球」の設定に対応。ダイナミックレンジ機能として「Dレンジオプティマイザー」を備えている。

フォーカスモードは、オートフォーカス(AF-S)とマニュアルフォーカス、タッチAFに対応。フォーカスエリアは25点自動測距のマルチポイントAF。測光モードはマルチパターンのみ。露出補正は1/3段ステップで±3.0の調整が可能となっている。このほか、コントロールリングを使ってのマニュアルフォーカス、ズーム操作も可能だ。

動画撮影は、1440×1080/30p(MP4形式、ビットレート12Mbps)でのハイビジョン記録に対応。フルハイビジョン記録でないのは、スマートフォンとのWi-Fi通信を想定し、ファイルのデータ量を抑えるためだ。動画撮影時の光学式手ブレ補正機能(アクティブモード対応)も備えている。

外部記録メディアは、メモリースティック マイクロ(Mark2対応)とmicroSDカード(SDXC対応)。「NP-BN」(同梱)、「NP-BN1」(別売)のバッテリーを利用できる。ボディサイズは62.5(幅)×62.5(高さ)×55.5(奥行)mmで、重量は約179g(バッテリーNP-BN、メモリースティック マイクロを含む)。

電源をオンにした状態の「DSC-QX100」。レンズは、光学3.6倍のカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」。コントロールリングを備えている

光学10倍ズームレンズ搭載の「サイバーショット DSC-QX10」

「DSC-QX10」は、2013年1月25日発売の光学10倍ズームコンデジ「DSC-WX200」をベースにした製品。1/2.3型の裏面照射型"Exmor R" CMOSセンサー(有効約1820万画素)と、35mm判換算で広角25mm〜望遠250mmの画角をカバーする光学10倍「Gレンズ」を採用している。

撮影モードとして「おまかせオート」「プレミアムおまかせオート」「プログラムオート」「動画撮影」の4種類を選択可能で、感度は「おまかせオート」時でISO100〜ISO3200、「プレミアムおまかせオート」時でISO100〜ISO12800、プログラムオート時でISO100〜ISO1600に対応。「DSC-QX100」と同じく、全モードでオート感度での撮影となる。ホワイトバランスは、「オート」「太陽光」「曇天」「蛍光灯0」「蛍光灯1」「蛍光灯2」「電球」の設定に対応。9点自動測距のマルチポイントAFに対応し、オートフォーカス(AF-S)とタッチAFの利用が可能だ。露出補正は1/3段ステップで±2.0の調整が可能となっている。「Dレンジオプティマイザー」も備えている。

また、「DSC-QX100」と同じく、1440×1080/30p(MP4形式、ビットレート12Mbps)のハイビジョン動画撮影が可能。動画撮影時の光学式手ブレ補正機能(アクティブモード対応)も搭載する。

外部記録メディアとバッテリーの仕様は「DSC-QX100」と同様。メモリースティック マイクロ(Mark2対応)とmicroSDカード(SDXC対応)の利用が可能で、バッテリーは「NP-BN」(同梱)と「NP-BN1」(別売)に対応している。ボディサイズは62.4(幅)×61.8(高さ)×33.3(奥行)mmで、重量は約105g(バッテリーNP-BN、メモリースティック マイクロを含む)。ブラックとホワイトのカラーバリエーションが用意される。

電源をオンにした状態の「DSC-QX10」。光学10倍ズームレンズを採用している

ホワイトカラーモデルも用意される。アタッチメントもホワイトカラー仕上げ


「Xperia Z」専用設計のアタッチメントケースも準備されるとのこと。レンズ交換のような取り付け方法でレンズカメラ本体を装着できる。また、背面マウント部分はスピンドルデザインとなっている。画像は「DSC-QX100」の装着イメージ

「Xperia Z」専用アタッチメントケースを使って、「DSC-QX10」を装着したイメージ。ホワイトカラーのケースも用意される

取材:価格.comマガジン編集部 金さん(^・x・^)、mkr
記事:価格.comマガジン編集部 mkr

ページの先頭へ